2018年 全日本予選戦力分析 帝京大学 ~トップ通過も狙える実力校~

本日は帝京大学の全日本予選における考察を行っていきます。選手一覧はこのようになっております。前回は前半こそ4人とも組15位以内の好走を見せたものの、後半は20位オーバーが3人とやや苦戦、通過を果たしたものの6位という結果は物足りないですね。一方で、全日本では後半巻き返しての8位と見事な走り、強さを見せる結果となりました。

 

エントリー上位8人の平均持ちタイム(1万m)は私が把握している予選会出場校18校中4位となっています。28分台こそエースの畔上しかいませんが、8番手でも29分17秒という分厚い選手層、3,4年生主体で経験豊富な選手が揃い、戦力は頭1つ抜けているように思えます。一方で気になるのは、過去5大会では最高が5位と上位通過を果たせていないことでしょうか。

 

エースの畔上は3年連続関東インカレハーフ入賞で今回はついに2位となりました。前回は最終組で26位に沈みましたが、箱根予選日本人トップも獲っていますし、さらに成長した姿を全日本予選で見せてくれれば。畔上の最終組は有力ですが、もう1人はいい意味で悩みますね。

 

まずは同じく4年の竹下、2年時には最終組で5位という素晴らしい走りをみせた実績があります。その後は故障などもあって3年時は苦しみましたが、箱根では4区7位と上々の走りを披露、万全であれば最終組を任されてもおかしくない選手です。

 

今年度の実績では、関東インカレ2部ハーフ3位に入った横井が頼もしい。箱根では6区4位と好走、1万mも29分9秒のベストを誇り、さらに5千では14分11秒のベストを今年度マークするなど勢いのある選手です。こちらも十分な実力者です。

 

箱根予選の走りでは、前回チーム2番手の12位で走っている岩佐が実績豊富。その後はもう一歩だったものの、全日本、箱根ともに1区を任されるほどの信頼を得ています。誰にしろ、主力がずらっと揃う3,4年生から最終組を走る選手が出てきそうですし、大きく崩れることも無さそうなのが頼もしいですね。

 

上級生は他にも粒ぞろい、4年生ならば前回2組15位で走っている濱川がいますし、3年生ならば、前回2組4位と好走している島貫、箱根で5区8位で走っている平田、前回1組14位、ハーフでは62分55秒を持つ田村岳、箱根予選で63位、1万mで29分17秒を持つ吉野といずれも勝負レースでの好走経験や持ちタイムが良い選手ばかりです。

 

正直、3,4年生だけで8人選べてしまうほどの選手が揃っていますが…1,2年生も人数こそ多く無いですが、楽しみな選手がいます。2年は前回3区位15位とルーキーながら好走を見せている星が1万mも29分12秒まで伸ばしてきています。小野寺も29分24秒を今年度マークし、そろそろ3大駅伝・予選会でも見てみたい選手。

 

鳥飼は前回の箱根にエントリー、5千で14分29秒ながらベストを今年度の更新、ハーフは64分30秒と小野寺、星を上回っています。こちらも揃って全日本予選に出場してもおかしくない選手たちです。そして、唯一1年からエントリーされた遠藤はすでに好走を連発。5千で14分11秒、1万mで29分32秒をマークし、早速関東インカレに出場するなど、期待の選手。全日本予選出場の可能性も高そうです。

 

13人の選手層の厚さという点では全20校の中でも最も選手が揃っているのではないでしょうか。言い方は悪いですが、選手が揃っていないから、出場する可能性が低いけどエントリーされた…という選手が見当たらないんですよね~13人全員が出場してもおかしくないハイレベルな争い、そこから8人を選べるのは非常に大きいです。

 

皆さんの順位予想を見ても、ダントツのトップ通過予想ですね。半分近い方が帝京のトップ通過を予想しており、私もトップ通過予想です。なんと言っても穴が無いですし、最終組も他大のエースと渡りあえる選手が揃っていますからね。

 

ただ、唯一心配なのは先ほども述べた全日本予選でチームがここ最近、好走出来ていないこと。過去5大会は5位→8位→5位→5位→6位となっています。ただ、全日本予選なので別に順位はさておき通過を果たせば問題無いわけで、アクシデントなどが無ければ通過はほぼ確実と言える大学だと思います。まずは全日本予選から帝京の強さ、見せてほしいです!!

 

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