2018年 日本選手権 ~長距離種目の感想~

6月22日~24日にわたって行われた日本選手権、終わってしまいましたね。。。1500m~1万mまでの長距離の走りを、入賞した選手を中心に振り返っていきます~

 

~10000m~

大六野が28分30秒で悲願の初優勝、表彰台や入賞までは届いてもなかなか頂点には立てなかった大六野ですが、ついに今回優勝を果たしました。ここ最近の大六野の強さは際立っていますが、日本選手権も制するまでに~

 

今回、活躍が目立ったのが旭化成勢と東洋勢、旭化成は優勝した大六野に、市田孝が3位争いを制して表彰台へ。さらに、長らく旭化成をけん引している鎧坂が5位、村山謙太が6位と上位6人のうち4人が旭化成という充実ぶりでした。さすがはニューイヤー駅伝で連覇を果たしている旭化成ですよね。3連覇に向けても戦力の充実ぶりがw借ります。

 

一方、東洋はOBの大西一輝が2位に。東洋初優勝の時は万全でなく泣く泣く6区を当日変更された一輝ですが、ここにきてさらなる輝きを見せていますね。長く活躍を続けているのが素晴らしいですね。さらに、

 

現役では4位に西山、8位に相澤が入ることに。特に西山はまだ2年生で最後まで3位争いをしての4位、しかもここで自己ベストという凄まじさ。あっという間に大学生でもトップクラスに上り詰めましたんね。相澤の高いレベルでの安定感もさすがで、今年度の東洋、ますます楽しみになります。

 

そんな中、東京マラソンで2時間6分台を叩き出したMPHSの井上が7位と旭化成&東洋勢以外では唯一の入賞を果たすことに。マラソンでの強さは既に十分に見せつけていますが、その一方で日本選手権でも入賞してくるのがさすがです。

 

~1500m~

前回優勝している館澤が見事に2連覇を達成。大学2,3年生で連覇というのが素晴らしいですよね。スローペースとなった中、やはりラストの切れ味は抜群です。1500mでどこまで上りつめるのか見てみたくもあり、箱根のような長い距離でも活躍してほしくもあり…さらに、

 

2位には東海OBで同じく現役時代に日本選手権を制している荒井が入りました。日本選手権を制した後はやや苦しむこともありましたが、また今回素晴らしい走りを見せてくれたのが嬉しいですね。東海OBでは林も7位入賞を果たしています。現役にかかる期待は非常に大きいですが、OBも活躍を見せています。

 

現役大学生では、中央の田母神が3位、舟津が8位とダブル入賞を果たすことに。田母神は自己ベストはトップクラスながら、なかなか勝負レースとなるともう一歩という状況が続いていましたが、一番の大舞台で表彰台に立つ走り、お見事です~中距離でますますの活躍、期待したいですね。舟津も1週間後に全日本予選を控える中、良く入賞をしたと思います~

 

4位にJR東日本の加藤、日体大時代から短い距離に強かったですが、実業団に進んでからはそのスピードにより一層磨きがかかったような。安定した強さを見せていますね。5位に廣瀬、6位に岡崎と大阪ガス勢もダブル入賞。廣瀬は明治大学時代、箱根6区での活躍が印象的、岡崎は早稲田時代から中距離で活躍していましたね。いずれもまだまだ長く活躍してほしいものです。

 

~3000m障害~

塩尻が強さを存分に見せつけた走りとなりました。序盤から先頭をずっと走ると、2番手以降はどんどん入れ替わりましたが、先頭は譲ることはなく、中盤以降は後続をどんどん引き離し、8分29分14の自己ベストをで優勝してしまうのですから、もう強いの一言です。これが初優勝というのがびっくりするくらいですよね。1週間後の全日本予選が逆に心配になってしまうほど、見事な走りでした。

 

2位には愛三工業の山口が8分34秒とこちらも自己ベストで2位に。ずっと安定して表彰台に上っている山口、3000m障害だけではなく駅伝でも活躍を続けているのが、また素晴らしいですよね~何とか、頂点に立つ姿も見せてもらいたいものですが…

 

3位に九電工の東とこちらも3000m障害の上位常連かつクロカンなど幅広く活躍をしている選手ですね。表彰台は実力者が順当に入ってきたと言っていいのでは。続いたのは東海勢、4位に阪口、5位に三上とダブル入賞を果たしました。阪口は本格的に3000m障害に取り掛かってからまだそんなに経っていませんが、積極的に塩尻を追っていく走りを見せ、それでいて4位入賞というのがさすが。

 

三上も毎年安定して入賞を果たしていますね。関東インカレは三上が3位、阪口が4位でしたが、日本選手権でも似たような順位で走ってしまう強さが魅力ですね~大学生では東洋の小室も8位入賞を果たしています。関東インカレでも2位に入っている実力者で、関東インカレでのレベルの高さも分かります。

 

6位には3000m障害で長く活躍を続けている松本葵が入ってきています。松本も息の長い選手ですよね~毎年入賞している印象。。。7位に入った高橋流星は大阪経済大学出身の2年目ながら、3000m障害で8分40秒、ハーフでも好走するなど入社早々活躍を見せていますね。

 

~5000m~

長距離最終種目となった5000m、1kmを3分オーバーという高校生よりも遅い超スローペースで中盤まで進んでいきましたね。暑かったですし、日本選手権ではスローとなる展開もしばしばみられます。そんな中、思い切って抜け出した牟田の走りも印象的でした。結果的に途中棄権となってしまったのは残念でしたが…

 

優勝タイムが14分21秒という記録的な遅さの中、ラストスパートで別次元の走りを見せたのがトーエネックの服部弾馬。圧巻のラストスパートで見事に初優勝を果たしました。駅伝やマラソンよりもトラック中心でということですが、まずはトラック最高峰の舞台でその走りを見せてくれました。

 

2位には住友電工の遠藤日向、ラストの切れ味では弾馬にも劣らないと思っていましたが、元々の位置がちょっと苦しかったですかね。最後は逆に突き放されてしまいました。それでも、2位に入ってくるのですから凄いですよね。日本選手権を制する日もそう遠くは無さそうです。

 

3位にカネボウの文元、カネボウは大西一輝が1万mで2位に入りましたが、5000mでは文元が3位で表彰台にまで上がってきました。ラスト1周ではこのまま突き放せれば…とドキドキしましたが、さすがに弾馬や日向相手では分が悪すぎますね。それでも、3位表彰台の走りは素晴らしい結果だったのでは。

 

4位には住友電工に今年入社した田村和希が入ってきました。青学時代からロードでの強さは抜群でしたが、トラックでも早速この走り…さすがですね~住友電工、今年度はますます面白そうです。5位には大学生で唯一、明治の阿部が入ってきました。関東インカレで2部降格の危機を救った走りは記憶に新しいですが、日本選手権でもこの走りが出来るとは…本当に強くなりましたね。まずは全日本予選、そして駅伝シーズンと楽しみです。

 

6位にはトーエネックの中川が入り、弾馬とともにダブル入賞となっています。中川の安定感も素晴らしいものがあり…トーエネックもエース級の強さは際立っています。7位に日立物流の柳、8位に九電工の中村と早稲田OBが入賞を果たしています。ともに実業団に進んでから着実に力をつけているのが頼もしく、今後のますますの活躍に期待です~