関東インカレ2018 1部5000m ~ワンブィが3年連続2冠、塩尻がダブル表彰台~

関東インカレの振り返り、残りの長距離種目は5000mとなります。まずは1部5000mを振り返っていきます。公式結果はこのようになっております。入賞した8人は以下の通りです。入賞した選手を中心に振り返ります。

 

順位 氏名 所属 記録
1 Patrick M Wambui(4) 日大 13:45.30
2 塩尻 和也(4) 順大 13:52.51
3 阿部 弘輝(3) 明大 14:03.12
4 鬼塚 翔太(3) 東海大 14:10.38
5 相澤  晃(3) 東洋大 14:10.88
6 西嶋 雄伸(3) 城西大 14:11.64
7 太田 智樹(3) 早大 14:12.23
8 西山 和弥(2) 東洋大 14:13.41

 

優勝を果たしたのはやはり日大のワンブィ、既に1万mで関東インカレ3連覇を果たしていますが、5000mでも13分45秒で3連覇、2種目で3連覇達成という偉業を成し遂げました。ロードでも強いですが、そのスピードを活かせるトラックではさらなる強さを発揮してきます。すでに関東インカレの成績で箱根出場を決めている日大ですが、ワンブィについては何も心配いりませんね。

 

2位に順大の塩尻、昨年度は惜しくもラスト勝負で敗れて表彰台を逃しましたが、今回は13分52秒で2位とダブル表彰台を果たしました。優勝したワンブィには7秒差をつけられましたが、逆に3位には11秒もの大差をつけることに。1万mも3位に28秒差ですし、これだけタイム差をつけてしまえば、ラスト勝負となると苦しい塩尻ですが、関係ありませんね。ますます、塩尻の強さを感じることとなりました。

 

3位に明治の阿部、この5000mに明治が1部残留出来るかがかかっていたわけですが…そこで阿部が会心の走りを見せてくれました。阿部も4位には7秒もの差をつけているんですよね~まさに明治を救う走りとなりました。これまでも2部落ちの危機をエースの鎧坂、横手らが5000mでポイントを獲得し、救ってきましたが、阿部も救世主に。次はロードでも救世主となってほしいですね。

 

4位に東海の鬼塚、前回も2位に入っている5000mで、今回も最後に一気に巻き返しての4位、1万mは9位とあと一歩入賞に届きませんでしたが、5千ではさすがは鬼塚という走りを見せてくれました。今年もチームをけん引していってくれそう。

 

5位に東洋の相澤、8位にも西山が入り、1万mに続いて相澤、西山でのダブル入賞ですね。これは素晴らしい。。。箱根でも抜群の走りを見せている二人ですが、トラックでも存在感を見せています。ここに山本修が加わる東洋、今年はトリプルエースとなるでしょうか?今年度の東洋、本当に面白そうです。

 

6位に城西の西嶋、既に13分台を複数回マークしているものの、全日本や箱根は苦戦していただけに、今回も厳しいかと思っていましたが…素晴らしい走りを見せてくれましたね。勝負レースでも結果を残せるようになれば、ますます頼もしい存在となりそう。

 

7位に早稲田の太田、1万mでは15位ともう一歩の走りでしたが、5000mではきっちりとポイントを獲得してきました。早稲田も新戦力が台頭していますし、主力が抜けたと言っても、今年度の早稲田もまだまだ強そうです。ただ、他に出場したルーキーの2人、千明こそ12位と上々の走りでしたが、中谷が25位に沈むとはちょっと意外でしたね。。。

 

9位には国士舘のヴィンセント、1万mの20位からは順位を上げてきましたが、あと一歩入賞には届きませんでした。それでも、今後駅伝シーズンに起用されるのはヴィンセントになるのかなあ…?10位に東海の阪口、11位に山梨学大の永戸とこちらも入賞には届かずも実力者が入ってきました。

 

逆に苦しい走りとなってしまった選手では…前回入賞している東海のエースである關が23位に沈んでしまったのは意外…ちょっとまだ走りにばらつきがありますかねえ。。。他にも前回は3位と表彰台に上っている坂東が27位、1万mで入賞を果たしている中央の中山が29位とエースたちもちょっとらしくない走りとなってしまいました。

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