日体大記録会1万m(2018/04/21) 観戦記 ~中山の28分22秒を筆頭に28分台連発~

2018年4月24日

先週の土曜に日体大記録会の1万mが行われ、私も観戦してきました。全レースの詳細はレース結果をご覧ください。昼間は暑かったですが、最終組が21時以降という全体的に遅いスケジュールだったことが幸いし、1万mの後半の組では、好タイムが連発しましたね。自己ベストを出した選手を中心に大学ごとに振り返ります。

 

青山学院大学

梶谷が28分43秒でチーム2番手となるタイムをマークしたのを筆頭に小野田も28分57秒で5位、箱根5区で好走した竹石も29分22秒と自己ベストを出してきました。小野田はぎりぎり30分キリですから、ようやくタイムが追い付いてきた・・・というかまだまだ出せそうですね。梶谷は箱根以降、失敗レースがなく力をつけている印象です。

 

東洋大学

日体大ではないですが、リレカで相澤が28分17秒という素晴らしいタイムをマーク、さすがは箱根2区で爆走しただけのことはありますね。持ちタイムも大学トップクラスとなり、その強さを証明するレースとなりました。

 

早稲田大学

こちらもリレカでは太田智が28分54秒でチーム2人目の28分台ランナーに。期待のスーパールーキー中谷も29分19秒はさすがのタイムですが、すぐに28分台を出してもおかしくはない実力者ですよね~日体大では、真柄が29分54秒で10番手の持ちタイムに。着実にタイムを伸ばしてきています。

 

東海大学

西田が29分7秒とベストを29秒更新、ハーフでも好走を続ける選手が1万mでも結果を出してきました。3大駅伝デビューも近そうです。高田も29分16秒のセカンドベストで走っており、まずまずですかねえ?

 

法政大学

佐藤が28分35秒という素晴らしいタイムをマーク、恥ずかしながら最初はユニフォームが違っていたので分からず…大学生が二人先頭に食らいついていると聞いて、調べました。28分台を出す走力はあると思っていましたが、ここまで伸ばしてくるとは・・・箱根6区以外でも活躍が大いに期待されますね。他には、岡原が29分47秒のベストを出しています。

 

拓殖大学

デレセが最終組でトップとなる28分14秒、自己ベストをさらに更新してきました。外国人選手も多い中、ここでトップとなる走りを見せたのはさすがは主将といったところでしょうか。他にも中井が29分48秒、楠本が29分55秒でともに自己ベスト、これでもトップ10に入れず、チームとして着実に持ちタイムを伸ばしていますね。

 

帝京大学

星が29分12秒でチーム5番手となるタイムをマーク、自己ベストはならずも、横井が29分26秒、吉野が29分42秒のセカンドベストで走っておりまずまずですかね。こちらも着実に選手層が厚くなってきていますね。

 

中央学院大学

市山が29分4秒でチーム4番手に入ったのを筆頭に、有馬が29分8秒で6番手、石綿が29分11秒で7番手と3人が好タイムでトップ10入りを果たしました。いずれも高校生に実績があるというよりもたたき上げの選手、有力選手が入るようになってもその育成力は健在ですよね。

 

順天堂大学

藤曲が29分24秒でチーム7番手に、タイムも一気に42秒も縮めてきました。さらに、山田攻、小畠がともに29分47秒での自己ベストをマーク、先月の順大記録会と合わせ、多くの選手がここ1か月でベストを更新しており、チームとしても良い形できているようです。

 

駒澤大学

かたくなに1万mを走る選手を絞っていた駒澤が大挙して出場、28分38秒を叩き出した片西はさすがエースの走りでした。さらに、堀合が29分10秒、小原が29分18秒とともに組上位での自己ベストと良かったですね。さらに伊勢が29分21秒、大聖が29分45秒でチーム8,9番手となる自己ベストをマークしています。

 

他にも伊東が29分52秒、山下が30分2秒、物江、大坪がともに30分10秒ですが自己ベストと多くの選手がベストを更新してきました。その一方で早い段階で遅れてしまい、途中棄権となってしまった下がちょっと心配です。。。

 

神奈川大学

新年度となり、エースとして期待がかかる越川が28分53秒とチーム2人目の28分台ランナーに。さすがの走りを見せてくれました。さらに、2年の北崎が29分40秒で8番手に入ったのも収穫ですかね。2年生は昨年度、ちょっと存在感が無かっただけに…さらに、安藤も29分43秒でチーム10番手に入っており、トップ10のうち3人が自己ベストという良い走りを見せました。

 

國學院大学

エース格の1人である土方が28分44秒の好タイムでチームトップタイムをマーク、箱根4区で快走していましたが、力をつけていますね。さらに、小中が29分38秒、長谷が29分46秒で自己ベストと4年生も頑張っています。

 

中央大学

最も衝撃的な走りを見せたのは中山でしょうか。外国人選手が作り出すハイペースな先頭集団に当然のようについていき、遅れてもその遅れを最小限でとどめたのが素晴らしかった。28分22秒とベストを54秒も縮めてくる会心の走りを見せました。本当に準部員からここまでの選手になるのが凄すぎて・・・最初は駅伝本にも名前が載っていなかったんですから・・・

 

同じく準部員からのスタートだった関口も29分51秒で自己ベストを更新、こちらも頑張っています。さらに、セカンドベストですが加井が29分30秒、リレカではルーキーの三浦が29分27秒とどちらも好タイムをマーク、今年の中央、強そうだなあと早くも感じさせる走りでした。

 

山梨学院大学

藤田が29分48秒でチーム9番手となるタイムをマーク、さらに中距離ながら全日本を走った清水が30分1秒で走っており、10kmまで走れることを見せてくれました。強かった世代が抜け、新4年生がまずはしっかりとした走りを見せてくれましたね。

 

国士舘大学

5千で既に違いを見せているヴィンセントが1万mでもずっと先頭集団を引っ張りながら、28分30秒で組トップという圧巻の走りを披露、強い選手ですね~関東インカレから、大暴れしてくれそうです。戸澤も29分24秒でチーム3番手となる自己ベストと好走を見せています。

 

上武大学

大森が29分38秒でベストに1秒届かずもセカンドベストをマーク、今年度太田黒とともに中心となってほしい選手ですし、まずまずですかね。

 

日本大学

リレカに出場したルーキーの北野は30分28秒ともう一歩という走りになってしまいましたかね。力のある&ロードに強い選手ですので心配はしていませんが・・・ワンブィもセカンドベストには届かずも、28分2秒とさすがの走りを見せています。

 

創価大学

作田が28分44秒で日本人トップの2位となる好タイムをマーク、たたき上げの選手がここまでタイムを伸ばしてくるとは・・・素晴らしいですね。他には築館が30分20秒ながら自己ベストを7秒更新しています。

 

明治大学

中島がヴィンセントが引っ張る集団に最後まで食らいつき、28分37秒とベストを36秒も更新してきました。ずっと安定していましたし、良い走りでしたね~今後は坂口、阿部らとともにエース格の1人として活躍を期待。2年生のエース格として期待される前田瞬も29分3秒でベストを21秒更新とこちらも本領発揮ですかね。

 

前田瞬に負けじと小袖が29分29秒、村上が29分35秒でともに2年生がセカンドベストをマークしている他、リレカに出場した阿部も28分57秒でセカンドベストで走っており、チームとしても主力がまずは好走を見せてくれたのは収穫ですね。

 

専修大学

エースの長谷川が28分55秒でチーム唯一の28分台ランナーに。やはり走力は抜けていますね。他の大学のエース格と比較してもそん色ないほどです。他には塚原が30分13秒ながら、ベストを6秒縮めてきています。

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