第23回(2018)都道府県対抗男子駅伝結果 ~埼玉が最終区で逆転優勝~

都道府県対抗男子駅伝が本日行われました。どのチームも中学、高校、一般が揃って万全と思えるチームが無い中、不安視された高校生区間をいずれも区間10位以内でしのいだ埼玉が見事に優勝を果たしました。レース結果はこのようになっております。入賞したチームを中心に振り返ります。

 

優勝:埼玉

1区橋本が区間10位と好スタート、4,5区の高校生も区間2位、5位ですからね。最も苦しいと思っていた高校生区間でここまで走るとは…まさに優勝の立役者となりました。中学生区間の6区区間賞も大きかったですね。

 

そして、アンカー悠太は区間2位に49秒差をつける圧巻の走りで区間賞、やはりこの選手は別格ですね。最も悪い区間順位が3区14位の牟田という全てにおいて安定した走り+絶対的エースの快走で見事に栄冠を獲得しました。

 

2位:長野

後一歩、連覇に届かなかった長野、高校生区間は1区2位、4、5区は区間賞という完ぺきな走り、4区の本間、5区の中谷は順当も1区の松崎がここまで走るとは…来年度の佐久長聖も強そうです。

しかし、中学生区間の6区でまさかの29位に沈んでしまい、3区の春日も区間22位と苦戦したことで、6区終了時点で埼玉とわずかに13秒差…これではさすがに關も逃げ切れないですよね。それでも、区間5位ですから上々の走りだと思います。途中まで粘って食らいついていましたし…ただ、チームとしてはちょっとかみ合わなかったか。

 

3位:千葉

千葉がここまで上位に入ってくるとはちょっと思わなかったです。中学生区間が2区6位、6区5位と好走した他、日本選手権5000m覇者の松枝が3区3位の好走、これで一気に上位に食い込んできました。そして、びっくりだったのは5区佐藤ですね。ここで区間3位に入ってくるとは思いませんでした。アンカーの鈴木も13位でまとめて総合3位は上出来ではないでしょうか。

 

4位:福岡

今回は入賞も厳しいと思っていた福岡でしたが、千葉同様に失礼しました。まずは2区区間新の石田ですよね。もう一人別格の走りで、他の選手とはスピード感が違いました。このまま高校でも順調に成長してくれれば、ますます楽しみです。

 

3区高井も区間16位でまとめ、1,5区と不安視された区間も何とか20位前後で粘りましたね。そしてアンカー高橋が区間3位で走るとはびっくり…一気に6つ順位を上げて4位に食い込みました。

 

5位:群馬

優勝候補の一角にも挙げられた群馬でしたが、1区大澤が27位と出遅れたのが痛かったですね…その後は3区の塩尻が区間2位、5区の千明が区間6位と好走して追い上げ、さらにアンカーの西山が区間2位と素晴らしい走り、とても大学1年とは思えないすさまじい走りでした。もう、東洋のエースと呼ばれる日も近そうです。中学生区間がともに20位台だったのも、地味に痛かったですね。

 

6位:山口

1区の中村が26位と苦しいスタートも、3区の田村が区間賞の走り、大学トップクラスのランナーは実業団と合わせてもやはり強い選手です。大学駅伝同様に外さない選手ですね。不安視された4,5区もともに区間15位で粘ったのが大きかったですね。アンカーの野田が区間8位もちょっとびっくりでした。順大でも来年度は塩尻に次ぐエース格となってくれれば。山口の入賞もちょっとびっくりでした。

 

7位:神奈川

1区内田が11位と好スタート、さらに3区舘澤が区間4位とさすがの走りで上位に食い込んできました。さらに4区谷澤が区間6位、5区鎌田の区間3位が光りましたね。神奈川の高校生区間、素晴らしかったです。アンカーの越川は区間25位と苦しい走りで4つ順位を落としましたが、何とか7位で入賞は確保しました。ちょっと越川、箱根以降乗り切れていないかなあ。。。

 

8位:茨城

最後の入賞枠に入ったのが茨城、1区で湯原が区間5位と絶好のスタート、さらに森田が区間8位の走りでトップに浮上、4区鈴木が区間2位の走りでさらに後続との差を広げました。5区片根もトップこそ譲ったものの区間11位で粘ったのですが…アンカー出口が区間30位に沈んでしまい、一気に6つ順位を落としてしまいギリギリの入賞となりました。過去最高順位も狙える布陣だっただけにちょっと残念でした。

 

9位の福島は1区3位の半澤、3区4位の遠藤という学法石川コンビが好走を見せたのが大きかったですね。ただ、アンカー相澤が急遽当日変更となってしまったのが痛かったか…10位の東京は3区9位の茂木、7区8位の片西と一般が良かったですね。5区8位となった嶋津の走りも光りました。

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