第94回箱根駅伝2018 7区の振り返り&気になり ~区間賞:林(青学)~

2018年1月13日

続いては7区について、気になった走りを振り返っていきます。7区結果はこのようになっております。青学が6区終了時でトップに立ったことで、仮に7区で差を詰められても8区下田で差をつけて青学が逃げ切るかと思っていたのですが…とんでもなかったですね。青学が優勝を決定づけたのは8区ではなく7区でした。

 

その立役者となったのが林、3大駅伝デビュー戦となったこの箱根で…区間新記録の爆走、設楽悠太の区間記録を16秒上回ってくるとは…衝撃的でしたね。MVPも納得です。区間2位に2分34秒差をつける走り、総合2位に3分半近いタイム差まで広げました。

 

区間2位に日体大の住田、4年の箱根が最初で最後の3大駅伝でしたが、素晴らしい走りを見せてくれました。11→7位と順位を上げ、シードを獲得に大きく貢献しました。区間3位に東洋の渡邊、決して悪い走りでは無かったですよね。これはもう、青学の林を褒めるしか無いかと…1,2年生が充実の東洋、渡邊も頼もしい存在です。

 

区間4位に城西の山本、2年前の7区は17位でしたが、今回は4位ですからね。。。この2年間の成長ぶりを見せてくれました。区間5位に國學院の内田、5,6区がボロボロだった國學院ですが、ここで7区間中4区間目の区間5位以内という本当にここまで凸凹になるのも珍しいですね。

 

6位に中央学院の新井、さすがは経験豊富な4年生、最後の箱根でもしっかりと合わせてきてくれました。7位に東国大の渡邊、30歳ルーキーとして注目を集めましたが、さすがは元日本トップクラスの選手、ここでもまとめてきました。今後、どこまで全盛期に近づけるか楽しみです。

 

8位に帝京の佐藤、前回の箱根は5区18位と悔しすぎる走りになりましたが、今回はしっかりと一桁順位で走ってくれました。9位に拓殖の石川、長い距離はまだ走っていないルーキーですが、いきなり一桁で走ってくるとは…高校ベストは14分50秒台の選手が1年目で早速好走するのが凄いです。

 

10位に東海の國行、全日本では2年連続6区2位と安定した走りを見せていましたが、箱根では3度の出場で一度も一桁順位で走れなかったのは残念だったかなあ。11位に法政の岡原、二桁順位ではありましたが、総合4位はきっちりと守っていますし、まずまずの走りだったかなあ。

 

エースが走った早稲田の永山、駒澤の工藤はそれぞれ12位、14位と奮いませんでしたね…エースが7区を走っている時点で万全でないことは分かりますが、それでも7区で二桁順位というのは寂しいですね。。。

 

特に工藤は途中から明らかに走りがおかしくて蛇行しており、最後まで走り切れるかと不安になりましたが、何とかタスキをつないでくれました。ただ、この時点でシードは絶望的になることに。。。13位に神奈川の大川、全日本で好走、箱根は2年連続1桁順位だったことを考えると、順位としてはもう一歩だったかなあ。5区以降の神大は苦戦が続きました。

 

15位に中央の安永、6区に続いて7区も苦しい走りになってしまった中央、ここでシード権とも3分以上離されてしまい、シードは絶望的に。。。16位に大東大の齋藤、全日本予選では最終組を任されるほどですが、初の箱根は厳しい結果になってしまいました。持ちタイムはチーム上位なんですけどねえ。

 

17位に山梨学院の出木場、箱根予選では106位とまずまずの走りを見せていましたが、3大駅伝デビューとなった今回の箱根では厳しかったですね…チーム順位同様、区間順位も奮いませんでした。

 

18位タイに順大の清水、高校時代は実績抜群のルーキーですが、大学の勝負レースでは苦しい走りが続きますね。。。唯一全日本で3区7位で走っていますが、全日本予選、出雲に続いて力を発揮できず。これで順大もシードラインに2分半の差をつけられてしまい、シードが非常に厳しいことに。。。

 

18位タイに国士舘の三田、1万mの持ちタイムはチーム上位なのですが、箱根予選では4年連続3桁順位ですし、初の箱根でも苦しい走りでしたね。。。20位に上武の関佑斗、箱根予選では73位で走っている選手なのですが、6区同様に区間最下位に沈み、この時点で繰り上げはさすがに痛すぎますね。。。

 

区間21位相当に関東連合の金子(東農大)、区間最下位だった上武ともさらに3分以上の差をつけられる惨敗でした。関東連合も上武以上に最下位を独走してしまいましたね。。。1区からずっと浮上のきっかけを掴めずに復路も続いてしまいました。

 

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