第94回箱根駅伝2018 3区の振り返り&気になり ~区間賞:山本(東洋)~

続いては3区について、気になった走りを振り返っていきます。3区結果はこのようになっております。この3区にエースを持ってきた2校、東洋と青学がやはり抜けていましたね。走力では青学の田村の方が上かと思っていましたが…上回ったのは東洋の山本修二でした。

 

前半は詰められても、後半は逆に引き離す見事な走りで区間賞を獲得、タイムも62分17秒とハイレベルな走りでした。まさに、東洋にとっては理想的な展開でしたね~青学も、3区でトップに立てなかったのは予想外かもしれませんが、復路の強さを考えれば、大きな問題では無かったですかね。トップとも46秒差ですし。

 

東海もエース格の1人である鬼塚を3区に起用してきましたが、トップと1分12秒差の3位、区間順位はともかくタイム差が痛かったですね。。。2区で大きく離されただけに、本来であればここで差を縮めたいところでしたから。3区終了時に好位置につけたのは早稲田、光延の区間4位の走りは大きく、総合3位に浮上しました。上級生になってからは、ロードでも安定してきました。

 

区間5位に國學院の青木、良かった区間と悪かった区間が極端だった國學院ですが、青木のこの走りは良かったですね。まだ2年ですし、浦野とともにエース格になってくれれば。6位に入った中央の中山はちょっとびっくりしました。万全では無くて出場出来るかという話でしたので…いざ走るとなれば頼りになりますよね。来年度は、2区で見てみたい選手です。

 

7位に順大の橋本、出雲で好走、全日本は苦戦しましたが、ここではしっかりと合わせてきました。次は橋本にエース格になってほしいですね。8位に法政の細川、エースの座は坂東に譲るも、2年連続一桁と安定した走りでチームのシードに貢献してくれました。

 

9位に駒澤の下…未だに二桁順位は一度もありませんが、本来であればエース格になってほしい選手、なかなか全日本、箱根で結果を残すことが出来ず、もどかしい走りが続きますね。10位に拓殖の赤崎、3区で苦戦しがちな拓殖ですが、ここに主力の赤崎を起用したのはずばりでしたね。しっかりと総合5位をキープしました。

 

11位に神奈川の越川、前回の箱根の借りを返してほしかったですが、2大会連続の二桁順位、神奈川も優勝争いという点では3区でトップと2分離されてしまうのは痛すぎました…12位に大東大の川澄、これまでは3大駅伝で最もよかったのが区間17位、それを考えればまずまずですかね。今後、さらに安定して上位で走れるようになってくれれば。

 

13位に城西の中島、20kmで往路は厳しいかと正直思っていましたが、何とか粘ってくれました。ここで崩れなかったのは城西にとって大きかったですね。14位に帝京の濱川、前回は区間5位で走っていただけに、2年連続の快走を期待していましたが、今回は苦しい走りになってしまいました。

 

15位に山梨学院の首藤、ニャイロが一気に上げてきただけに、ここで粘りたかったのですが、これまでの実績を考えてもしょうがなかったかなあ。結局、今回もベストメンバーが組めなかったしわ寄せがきてしまいました…

 

16位に中央学院の横川、前回の3区12位ももう一歩だと思ったのですが、今回はさらに順位を下げてしまうことに…総合14位という位置もあったかもしれませんが、それでもちょっと悪すぎましたね。。。ここで総合でも17位まで下がってしまうことに。

 

17位に日体大の三原、総合で8→15位と7つも順位を下げてしまいました。往路で4年生以外で唯一出場した三原ですが、苦しい走りに…ちょっと来年度以降に不安の残る結果に。18位に上武の熊倉、箱根予選では81位と上々の走りだったのですが、やはり3区は厳しかったか…上武は本当に1区以外だと見せ場が少なかったですね。。

 

19位に国士舘の多喜端、前回は4区最下位でしたが、今回の箱根も苦しい走りになってしまいました。全日本予選、箱根予選ともに良い走りは見せているのですが、本選となると苦しむ選手が国士舘は多いですね。。区間最下位に東国大のスタンレイ、これはまさかの結果でしたね。エースが区間最下位に沈んでしまっては東国大もどうしようもなかったですね。

 

関東連合で出場した桜美林の田部ですが、3区間連続の区間最下位相当となってしまいました。走る選手が全員箱根初出場、さらにベストメンバーが組めず、ダントツ最下位の状況では、力を出し切るのは難しいですよね。往路は正直、どうしようもない状況だったかなあ。

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