第94回箱根駅伝 山梨学院大学 区間配置予想 ~箱根の借りは箱根でしか返せない~

続いては、山梨学院大学について、区間配置予想及び戦力分析をしていきます。前回の箱根では、ベストメンバーが組めず、エースのニャイロも万全ではなかったこともあって総合17位とワースト順位に沈みました。今年度は、箱根予選こそ4位通過も、全日本では9位でシード落ち、苦しい戦いが続きます。エントリーメンバー箱根成績(直近5年)はHPをご覧ください。

 

4年:上田 健太、市谷 龍太郎、河村 知樹

   古賀 裕樹、比夫見 将吾、菅井 宏人

3年:D・ニャイロ、永戸 聖、出木場 風吹、片山 優人、藤田 義貴

2年:首藤 貴樹、中村 幸成、井上 広之、宮地 大輝、川口 竜也

1年:無し

 

箱根予選でチーム4番手の32位だった久保が外れてしまったのが痛いですね。ただでさえ、選手層が薄いと言われる状況なだけに。。。他にも10番手の横井、12番手の安藤と3人が外れているのも珍しいです。4年の箱根にして初エントリーを果たした比夫見、菅井らもおり、3大駅伝未経験者が9人というエントリーとなりました。そんな山梨学院大学の区間配置予想は以下の通りです。

 

上田(4)ーニャイロ(3)ー市谷(4)ー永戸(3)ー首藤(2)

出木場(3)ー川口(2)ー片山(3)ー河村(4)ー古賀(4)

 

1区から難しいところですが…上田としました。全日本が奮わなかったのは心配ですが、1区経験も豊富ですし、大事な1区を任せるにふさわしいかなあと。2区のニャイロは鉄板でしょう。前回は万全でなかっただけに奮いませんでしたが、万全であれば区間賞候補の1人ですし、箱根での初区間賞に期待。

 

3区は市谷、復路まで残しておく余裕はないでしょうし、箱根予選欠場&全日本でも苦しい走りとなかななか力を発揮出来ていませんが、最後くらいは往路を走ってほしいなあと。4区は永戸、上田と並ぶ日本人エース、往路の準エース区間を任せるのが良いかと。1区と4区は逆もあり得るかなあ。往路に主力をどんどん投入してくることになるかと。

 

5区は首藤、本人が希望している&箱根予選でもチーム8番手で走っているということで…前回走った上田ももちろんいますが、5区まで残しておく余裕は無さそうかと。6区は相変わらず分からず、希望している選手もいないようなので…消去法で?出木場にしてみました。箱根予選ではチーム6番手、6区以外だったとしても、10人には入ってきそうですね。

 

7区は川口にしました。3大駅伝のエントリーは初めてですが、上尾ハーフで63分台を出しているという成長に期待して…今後を見据えても2年生を複数人起用したいかなあと。8区は片山、箱根予選では70位と上々の走り、全日本も出場して10人にはまず入ってくるでしょうし、本人も希望しているということで…

 

9区は河村、2年前の経験者である河村、前回経験者の古賀といますが、古賀が区間18位に沈んでいることを考えると、1桁で走った経験のある河村の方が良いかなあと。全日本にも出場していますね。一方の古賀は万全であれば走ってほしい選手で最上級生とこともあり、23km区間の10区と予想しました。

 

他には箱根予選でチーム7番手で走っている藤田もいますし、4年の箱根で初エントリーとなった菅井、比夫見は5,6区の候補でもあるのかなあ?全日本ではほとんどの選手が力を発揮できておらず、優先されるのは箱根経験者?箱根予選経験者?それとも直近でベストを出している選手?8~10番手の争いはなかなかに激しそうです。

 

前回はベストメンバーが組めなかったことでまさかの総合17位に沈み、そこからの復活を期す山梨学院大学、ニャイロ、上田、永戸と計算できる選手を往路に投入できるのは強みですし、エース格で好位置につけ、それを守っていきたいところですね。都大路優勝世代が4年生となった今回、最低でもシード返り咲きは果たしておきたいところです!!

 

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