全日本大学駅伝2017 戦力分析&区間配置予想 ~神奈川大学~

続いては、神奈川大学について、全日本における戦力分析&区間配置予想をしていきます。出雲ではエースの鈴木健を敢えて外したこともあり、1区2位と好スタートを切ったものの、その後はもう一歩粘れずに6位でのフィニッシュとなりました。エントリー一覧過去5年成績はこのようになっております。

 

4年:鈴木 健吾、鈴木 祐希、大塚 倭、大川 一成、枝村 高輔

3年:山藤 篤司、多和田 涼介

2年:宗 直輝、荻野 太成、越川 堅太、安田 共貴、安藤 駿

1年:井手 孝一

 

 

4年生からは、出雲3区10位の鈴木祐、6区9位の大塚、出雲にエントリーされた大川、前年度は箱根予選日本人ダントツトップ、箱根では2区区間賞、まさに学生長距離界のエース足る走りを見せ続けている鈴木健、2年の箱根予選で156位で走っており、今年度は5千で14分16秒、1万mで29分30秒、20kmも61分17秒といずれもベストを更新している枝村の5人。

 

3年生からは、出雲で1区2位と好走を見せた山藤、1年時に全日本に出場して5区18位も直近の記録会で29分4秒の自己ベストを出している多和田の2人。

 

2年生からは、出雲で2区5位の荻野、4区7位の越川、5区9位の宗、出雲に続いてエントリーされた安田、安藤の5人。

 

1年生からは、高校ベストは14分16秒、直近の記録会では1万mで29分55秒のベストを出している井手が唯一のエントリー。

 

全日本からは大エースの鈴木健が加わり、さらに今年度、特に直近でベストを出している選手がメンバー入りしており、さらに厚みが増しましたね。大野が出雲に続いて外れてしまったのは残念ですが、全日本でのシード獲得、上位進出が期待されます。そんな神奈川大学の区間配置予想は以下のとおりです。

 

山藤(3)ー鈴木祐(4)ー荻野(2)ー大塚(4)

多和田(3)ー越川(2)ー宗(2)ー鈴木健(4)

 

主要区間は、何も問題無ければ出雲の主要区間である1,3,6区を走った3人に鈴木健の4人の可能性が高いでしょう。その中でも、まず1区は山藤が有力かなあ。前年度の箱根、今年度の出雲を見ていると、今回もきっちりと上位で来てくれるでしょうし、敢えて1区で好走を続ける山藤を外す必要はないかなあと。

 

難しいのは残る2,4,8区、結局は鈴木健を何区に起用するかですよね。2区ならば2区終了時でトップなんて期待も湧きますが…マラソンも見据えて長い距離を走っていること、シードを狙うにはアンカーが大事になってくること、ハーフの距離での強さは圧倒的なことを考えると、やはり8区は鈴木健かなあと思いました。

 

残る2,4区はよりスピードが求められる2区に鈴木祐、どちらかと言えばスタミナ型の大塚が4区かなあと。ともに出雲ではもう一歩という走りでしたが、これまでに残してきた実績は主要区間を走るに相応しいですし、全日本ではその力を見せつけて欲しいです。

 

残る繫ぎ区間ですが、こちらもベタですが出雲を走った3人+直近でベストを出している勢いに期待して多和田としました。学年バランスからも3年生には2人走って欲しい思いもあり…1年時は5区を走っているので、今回も5区多和田としました。前回は下位に沈んでしまいましたが、2年経って成長した姿を見せてくれれば。

 

3区は荻野、出雲でも最短区間の2区でしっかりと役割を果たしてくれましたし、全日本も最短区間でスピードが求められる3区が良いのでは。まだ3大駅伝は出雲しか走っていませんが、3000m障害で結果を残し続けているだけに、安心感がありますよね。残る6区は越川、7区に宗としました。6,7区だと6区の方が重要度が高いと言われますし、ならば箱根3区など大事な区間を任されている越川が6区、残る7区が宗かなあと。ともに出雲は1ケタ順位でこそ走っていますが、もう一歩だっただけに、2年生が存在感を出していきたいところ。

 

主要区間がビシっとハマるのが心強いですね。出雲ではもう一歩という走りでしたが、エースの鈴木健が戻ってきてチーム力は格段に上がりますし、なかなかシード争いにも絡めていない神奈川大学ですが、今年度は総合力が違います。まずは、シード権獲得、そして一つでも上の順位を目指していって欲しいですね!!十分に狙えるだけの力はあると思います!!

 

全日本大学駅伝の順位予想区間配置予想の投票受付を開始しました~よろしければ是非、投票してみてください!!正確な統計のためにも、1人、1度の投票でお願いします~

箱根の順位予想区間配置予想の投票を受けてけています。投票をお待ちしております~

※1人1票でお願いします。