2017年 トラックシーズン振り返り ~日本大学~
いよいよ明日から世界陸上が始まりますね。寝不足覚悟でリアルタイム観戦される方もいるかと思いますが…私はおとなしく録画観戦しようと思います…トラックシーズンの大学ごとの振り返り、今日は、日本大学について見ていきます。関東インカレや全日本予選を見る限り、エースのワンブィが孤軍奮闘という印象でした。。。
※自己ベスト更新を以下のルールでポイント化しております。
更新した順位と人数(1,2位・・・5pt、3,4位・・・4pt、、、9,10位・・・1pt)から算出され、各部門ごとに30点満点になります。
5000m:0点
トップ10圏内でのベスト更新者は残念ながらいませんでした。エースのワンブィは好走を続けていましたが、5千で13分27秒、1万mで27分54秒といういずれも大学トップクラスのタイムを有しているだけに、自己ベスト更新は容易では無いですからね。トップ10圏外では、川口が14分27秒でベストを更新してきました。
ただ、箱根5区6位で走るなどこれまでの実績からすれば、ギリギリ29分台の1万m同様、まだまだタイムは伸ばせそうですが…他の選手は私のデータベースに合計25人登録されていますが、だれもベストは更新出来なかったかなあ…秋以降のベスト更新に期待ということになりますね。
10000m:3点(5位)
トップ10で唯一ベストを更新したのが高野、29分31秒でベストを13秒更新、1年の冬以来、2年半振りのベスト更新となりました。高野は良い時と悪い時の走りの差が大きい気がしますが…何とか最後の駅伝シーズン、箱根予選、箱根ともにしっかりと合わせてきて欲しいところ。トップ10圏外では、いずれも30分台ではありますが、ルーキーの武田が30分8秒、宮崎が30分31秒、2年の阿部が30分19秒でベストとなっています。
なかなかチームとして上がって行けていない中、有望なルーキーが複数加わっただけに、下からの突き上げにも期待したいところですね。セカンドベストも複数の選手がマークしており、中でもエースのワンブィは28分4秒のタイムを叩き出していますね。これがセカンドベストというのが恐ろしい…他には5千でベストを出した川口が30分1秒、ルーキーの武田がベストに続いてセカンドベストも30分17秒、阿部も同じくセカンドベストを30分21秒で出しています。
こういったデータを見ると、良かった選手と良くなかった選手の差が激しかったトラックシーズンということになるのかなあ。そんな中でも勝負レースで結果を残せている選手が非常に少ないのが駅伝シーズンに向けて気になりますね。当然、箱根予選の突破が最大の目標になってきますが、現状確実に計算出来る選手が全体トップ最有力候補のワンブィしかいない状況…
本来であれば4年の川口、高野に山﨑一、3年の加藤などが主力として箱根予選でも稼ぐ役割を担って欲しいところなのですが、トラックシーズンを見ている限りは正直不安の方が大きいかなあ…ただ、ここで箱根出場を逃していしまうようなことがあると、ますますスカウトを含めチームとしても苦しくなってしまいますし、前回はギリギリの最下位通過で本戦19位と非常に厳しい位置にいますが、夏合宿を経て、総合力を高めていってほしいものです。