インターハイ2017 5000m予選 ~14分30秒超えは決勝に一人も残れない争い~
本日は長距離の花形種目である5000mの予選が行われました。留学生が例年よりも多かったこともあり、特に1組は予選通過争いから激しかったですね。。。5000m予選結果は公式サイトをご覧ください。今日もコンディションは悪くなかったようで、予選のタイムとしては上々だったのではないでしょうか?各組5着×3組+タイムで3人の合計18人が決勝に進めます。
~1組~
留学生が4人もいる死の組となった1組、留学生が1000m単位のラップは全てトップで走る展開となりましたが、札幌山の手のグレが集団についていけず、9位で予選落ちしてしまうことに…他の3人の留学生は順当にトップ3を独占、世羅のグレが14分11秒、仙台育英のムワンギが14分15秒、東海大福岡のサイモンが14分23秒となりました。
日本人トップに入ったのは白石の平、14分25秒06は1秒未満ですが自己ベストを更新かな?インターハイ予選で自己ベスト&日本人トップは力のある証拠ですね。決勝でどこまでタイムを伸ばせるか??西脇工業の三浦が同じく14分25秒で続き、ここまでが順位での通過となりました。三浦はやはり持ちタイムも上位ですし、勝負レースでも結果を残しているだけのことはありますね。
タイムでは14分25秒だった小林の田中、14分29秒で山梨学院の矢島と二人が拾われる結果となりました。田中は勝負レースでの実績も豊富ですし、順当な通過かな。矢島は自己ベストに近いタイムをここでマークしてくるとは、お見事でした。
~2組~
留学生唯一のエントリーだった大分東明のモゲニが14分21秒で順当にトップ通過を果たしました。そのモゲニに0.02秒差にまで迫ったのが東農大二の千明、やはり高校トップクラスランナーの1人ですね。インターハイでもその実力を見せつけてくれました。決勝でも日本人トップを目指して欲しい選手の1人ですね。
5千のベストでは千明を上回る青森山田の田澤が14分23秒で続き、14分14秒のベストを持つ鶴崎工業の小野が14分24秒と持ちタイム上位の選手が順当に予選通過を果たすこととなりました。さらに、水戸工業の湯原が14分25秒と自己ベストを上回る走りで決勝進出を果たしたのはお見事でした。ここまでが順位での通過、そして市立船橋の安田も14分29秒でタイムでの通過、ハイレベルなレースとなりました。
~3組~
最終組も二人エントリーされた留学生、興國のワウエル、倉敷のニジオカがともに14分18秒で1,2位を独占、予選通過を確実に果たしました。日本人の争いは3人が抜け出したため、ラストの争いはあまり意味がなくなりましたが…水城の鈴木が14分25秒、九州学院の井川、佐久長聖の中谷が14分26秒でここまでが順位での予選通過となりました。
鈴木はここにきて一気に伸びてきた選手ですが、インターハイでもしっかりとその力を見せつけてくれました。井川は1年時からずっと活躍している選手ですが、2年になってさらに強さを増してきましたね。中谷が5位通過というのは正直以外…2年の秋以降の強さならば留学生とも渡り合えるほどと思っていたので。。。あくまでも予選ですし、決勝に期待ですね。
6位は三条の岸本が14分35秒と離されてしまい、予選通過はなりませんでした。注目の1年生である林田は14分39秒とベストはマークしたものの、7位で予選通過はならず…それでもインターハイ5000m予選で7位は立派ですよね。来年度、さらなる強さを身に着けて戻ってきてくれれば。結局、18人全員が14分30秒切りという凄まじいレベルでのレースでしたね。決勝は日本人選手も13分台や14分1桁で走るようなレースを見せてほしいものです!!