ホクレン深川2017 レース結果感想
昨日、ホクレンディスタンスチャレンジの第二戦、深川大会が行われました。公式結果(PDF)はこのようになっております。大学生を中心にレース結果を振り返っていきます。その前に・・・インターハイ のエントリーが発表されましたねー。7月29日~8月1日とまだ3週間ほどありますが、今年の高校生はどんな走りを見せてくれるのか、今から楽しみです。
10000m C組
有力大学生が多く出場したC組、もっとハイペースになるのかなあと思いましたが、思ったよりも上がらず、トップは29分26秒だった神奈川の荻野となりました。3位にも4秒差で一緒に全日本予選1組を走った越川もおり、ともにセカンドベストでしっかりと上位に入ってくる強さを見せました。
自己ベストを出した選手では、早稲田の石田が29分29秒と9秒ベストを更新する走り、箱根6区だけではなく3大駅伝全てで期待出来そう。ただ、他にも太田、安井、清水といった主力が出場していましたが、いずれも29分40秒以降ともう一歩でしたね。中央学院のルーキー高橋は29分40秒で高校ベストを33秒更新、選手が揃う中央学院ではありますが、1年目からの活躍して欲しい選手ですね。
10000m B組
この組唯一&初の28分台をマークした山梨学院の永戸がさすがの走りでしたねー。ベストを9秒更新し、28分57秒でチーム4人目の29分きりランナーに。ニャイロ、上田、市谷、永戸とまさに4本柱が持ちタイム上も抜けています。他にも大学生は何人か出場していたのですが…東海勢は松尾が29分29秒、湯澤が29分43秒止まり…
中央学院は大森が29分36秒、新井が29分50秒、早稲田の光延が29分47秒、神奈川の大塚が29分52秒と29分台は出したもののなどなかなかベストを出す選手はおらず、もう一歩という走りでした。それだけに、組トップ&28分台だった永戸の走りが一層際立ちますねえ。
10000m A組
大学生では神奈川の鈴木祐、東海の川端がともに29分1桁でまとめたものの、自己ベストには届かず…決して悪くはないですが、満足のいく走りでも無かったかなあ。駒澤の下は昨年度ホクレンで28分台を出していますが、今回は29分33秒と平凡なタイムに…ちょっとここ最近、苦しんでいますね。
そんな中、日本人トップタイムは28分36秒を出したトヨタの藤井。中央学院大学時代はエースとして活躍したものの、トヨタではなかなか結果を残すことが出来ずにいたんですよねー。正直、このまま去ってしまうのでは?と思ったほどだったので、ここで快走したのは嬉しいですね―。本人のコメントどおり、またニューイヤー駅伝で活躍してほしいですし、一線級で戦っていって欲しいところです。
5000m
ここで素晴らしい走りを見せたのは、東海の阪口。既に13分51秒のベストを持っていましたが、そこからさらに10秒も縮めてくるとは思いませんでした。13分41秒09はチームトップタイム、日本人大学生では順大の塩尻に次いで2番目となる好タイムです。まだ3大駅伝は未経験ですが、出雲では見てみたい選手ですよね~。
他の日本人上位選手は旭化成、ただ13分40秒の大六野こそまずまずですが、鎧坂は13分52秒、謙太が54秒、宏が55秒ともう一歩でした。ただ、ついに外国人選手の起用を決めた旭化成はアブラハムが13分23秒、ケネスが13分49秒ということで…今まで堪えるだけだったインターナショナル区間を外国人選手に任せ、主力を別の区間に起用出来るとなると…まさに驚異的なチームとなりそうです。