全日本予選2017 大学別観戦記 ~11位:創価大学~
本日は、創価大学における全日本予選の各組ごとの結果振り返っていきます。 全日本予選結果はこのようになっております。前回は通過確実かと思いきや、最終組で途中棄権、今回こそ初出場なるか?と思いましたが、前回よりも日本人選手が軒並み苦しんでしまい、全日本には届きませんでした。
1組 12位:作田、29位:玉利
前回3組19位と好走している作田、4年目にして3大駅伝・予選会初出場となった玉利。ともに後方からのスタート、特に玉利はほぼ最後尾でしたね。徐々に選手が遅れていく中、玉利も何とか粘っていたのですが、集団が縦長になってくると、ついには遅れていってしまうほどに。まだ集団は20人以上はいましたから、ちょっと苦しかったですね。
一方の作田は集団の終盤まできっちりとレースを進め、ラスト1周の前に離されてはしまったものの、トップと13秒差はまずまずの走りですかね。ただ、前回の快走からすればちょっと物足りないかなあ。1組終了時では11位と通過圏外もまずまずの位置に。
2組 18位:上田、26位:三澤
ハーフ63分48秒を持つ上田に前回2組15位で走っている三澤、ともに先頭のすぐ後ろからのレースを展開することに。ともに中盤まではいい走りのように見えたのですが、三澤が苦しそうな表情になり、あっというまに遅れてしまうことに。。。集団はまだ20人以上はいましたからねえ。最終的にトップと29秒差に留めたものの、順位は26位と前回よりも下げてしまうことに。
一方の上田は三澤よりは集団に食らいついていたものの、最終t系には三澤よりも7秒上回っただけ…2組はあまりタイム差が無かっただけに、総合順位も引き続き11位という状況で後半の組に託すこととなりました。
3組 21位:米満、34位:蟹澤
箱根で8区3位と快走を見せていた米満、3区7位とこれまた素晴らしい走りを見せている蟹澤、ともに主力と呼ぶに相応しい二人です。最終組にダブルエースがいるとはいえ、ここでシード圏内に入っておきたいところ。序盤は集団の前方で揃って走っていたのですが、今度は揃って後方に下がってしまい、まずは蟹澤が遅れてしまうことに…先頭に集団が30人ほどいる中での脱落は予想外でしたね。
さらに3組はペースも早かったため、ここで1分3秒もの大差をつけられてしまいました。一方のさらに集団の人数が絞られると、ここで下がってしまうことに。トップとの差は31秒ですから、何とか粘ったというところかなあ。自己ベストを13秒も上回る走りですし、力は出し切ったのでは。3組終了時で12位まで順位を落とし、最終組に託すことに。
4組 2位:ムイル、29位:大山
最終組は今年度トラックで結果を残し続けるムイルに前回3組1位で走っている大山のダブルエース。二人が力を出し切れば、逆転での通過もあり得ると思っていました。ムイルは序盤こそ先頭集団の中ほどにいますが、集団のペースが上がってくると徐々に前方に移動し、ついにはワンブィとともに二人で集団を抜け出すことに。
その後もハイペースを維持するワンブィにきっちりと付いていきました。ラスト勝負では無類の強さを誇るワンブィに及ばなかったものの、トップと1秒差の2位、しっかりと前回の借りを返す最高の走りをしてくれました。となると、カギを握るのは大山ですが、こちらの走りがよくなかったですね。かなり早い段階から遅れてしまいました。その後もペースは上がらずにどんどん差を広げられてしまうことに。
上の写真はムイルと大山が写っていますが、この時は周回遅れさせられてしまいましたからね。。。先頭とは1分9秒もの大差を付けられてしまいました。総合では11位と1つ順位をあげるに留まり、初出場とはなりませんでした。ちょっと前回といい今回といい噛み合っていないのが気になりますね。。。
今年度こそ全日本初出場&箱根初シード獲得が期待される戦力かと思いましたが、暗雲が立ち込める結果に…ただ、選手層が厚くなってきたのは事実、箱根初出場の翌年度は箱根予選で惨敗を喫してしまっただけに、2回目の箱年出場を果たした翌年度である今回、油断などは無いでしょうし、箱根予選にはしっかりとピークを合わせ、2年連続3度目の出場を果たしてほしいものです!!