2017年 全日本予選戦力分析 順天堂大学 ~まさかの予選落ちから順当な通過なるか?~

今日からは全日本予選に出場する大学の戦力分析を行っていきます。既に全日本予選まで2週間しかありませんからねえ。全20校を取り上げるのは厳しく、恐らく14校になることをご了承ください。本日は順天堂大学の全日本予選における考察を行っていきます。選手一覧は私のHPを参照してください。前回は1~3組のいずれも苦戦、エース塩尻ももう一歩奮わずに予選落ちとなってしまいました。

 

1組 山田攻 小畠隆太郎
2組 藤曲寛人 野田一輝
3組 清水颯大 橋本龍一
4組 塩尻和也 栃木渡
補欠 金原弘直 花澤賢人

 

エントリー上位8人の平均持ちタイム(1万m)は私が把握している予選会出場校18校中2位となっており、持ちタイム上はトップ通過を期待出来る戦力となっています。チーム上位8人では、前回3組を走っている難波が外れているくらいで、他はきっちりとエントリーされており、まずまず順当と言えそうです。

 

1組は前回の箱根で5区5位と好走した山田攻に、直近の記録会で30分4秒のベストを出した小畠というコンビに。山田攻は1万mも29分台まで伸ばしてきましたし、勝負レースでの実績があるだけに計算出来そう。一方の小畠はベストを出して勢いがあるとはいえ、未知数な部分も多いだけに補欠の金原や花澤との当日変更があるかも。まずは無難にいきたい1組ですね。

 

2組は前回1組17位とまずまずの走りを見せた野田に、30分6秒のベストを持つ藤曲という組み合わせ。野田は29分ジャストというベストも持っていますし、特に心配は無さそうかなあ。一方の藤曲は小畠同様に初の3大駅伝・予選会エントリーということが気になるところ。当日変更があるとすれば、この二人なのかなあという感じです。1,2組はどちらかと言えば凌ぐ組となりそうです。

 

3組は前回2組21位、その後箱根6区10位で走っている橋本に高校時代の実績抜群、1万mで29分20秒を早速マークした清水という組み合わせ。橋本は2年では最も安定している選手でベストも29分16秒まで伸ばしてきましたし、清水は勝負レースでの強さに定評があるのが心強いですね。3組を十分に任せられる二人だと思いますし、ここはともに上位を伺いたいところです。

 

4組は塩尻、栃木という前回と同じ二人ですが、期待度は段違いです。ともにユニバ代表を射止め、関東インカレで入賞、1万mで29分19秒の栃木に28分32秒の塩尻という組み合わせは、全20校、留学生がいる大学を含めても最も好タイムが期待される二人なのでは?二人で日本人トップを争ってもおかしくないですし、安心して見ていられそうですね。

 

前回はまさかの予選落ちでしたが、1年生が3人、1~3組に起用されるなど、ベストメンバーではなく不安が大きかったことも事実。今回はダブルエースだけではなく、1~3組も実績のある選手が1人はいるというのが大きいですね。1,2組をボーダ付近でしのぎ、3組で通過圏内、そして4組で一気に上位通過というのが現実的かなあ?最終組に心配が無いのが大きいですね。予選通過は濃厚だと思います。

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