関東インカレ2017 1部5000m ~ワンブィが2冠&東海がトリプル入賞~

今日は1部5000mについて振り返ります。公式結果はこのようになっております。入賞者を中心に振り返っていきます。5000mが行われた時間帯でも、まだトラックは日向が多く暑かったですね。あんなコンディションでもしっかりと結果を残してくる選手、強いの一言です。入賞者は以下のとおりです。

 

順位 氏名 大学 タイム
1 P・ワンブィ(3) 日大 13:43.97
2 鬼塚 翔太(2) 東海大 13:46.49
3 坂東 悠汰(3) 法大 13:47.26
4 塩尻 和也(3) 順大 13:47.58
5 栃木 渡(4) 順大 13:58.04
6 關 颯人(2) 東海大 14:00.65
7 西川 雄一朗(2) 東海大 14:09.52
8 中島 公平(3) 城西大 14:13.56

 

ハイペースの先頭集団は日大のワンブィと順大の塩尻が引っ張るという予想通りの展開に。ペースが遅くなるとワンブィの前に出て先頭を引っ張る塩尻の姿が印象的でした。集団はあっという間に絞られてワンブィ、塩尻、東海の鬼塚の3人に。そんな中でやはり強かったのはワンブィ、ラストで抜け出すと後続を寄せ付けずにゴール、昨年度に続いて2年連続の2冠を達成しました。ちょっとトラックでワンブィが負ける姿は想像出来ませんね。

 

2位に入ったのは鬼塚、最後まできっちりと集団についていき、最後は得意のラストスパートで抜け出してしっかりと2位を確保、本当にこの1年で強くなりましたね。。。まさに東海のエースと呼ぶにふさわしい走りを見せています。他にも關が6位、西川が7位ということで、1500mに続いてのトリプル入賞を果たしました。1部5000mでトリプル入賞は凄いですね。

 

關は先頭集団から遅れてしまうとそこからはなかなか粘れず、鬼塚にも14秒差を付けられてしまったのは悔しいでしょう。それでも、その走力に疑いようはなく、ダブルエースとして活躍が期待されます。西川も入賞したのは申し訳ないですが、ちょっとびっくりしました。13分台を複数回出している選手ですが、3大駅伝はエントリーも未経験など勝負レースでの実績は乏しく、鬼塚や關に比べると厳しいと思っていましたので。今年度、飛躍の年となるかも。

 

3位に入ったのが法政の坂東、最後の最後で塩尻を抜きさり、自己ベストで表彰台に立ちました。ゴール後のガッツポーズが印象的でした。これでダブル入賞、走るたびに評価を高めていきますね。他大のエースと遜色無いどころか上回る走りを見せ続けています。

 

4位には塩尻、最後までワンブィと先頭を争っていましたが、ラスト1周はちょっと伸びなかったですね。それでも、先頭を引っ張る走りを見せての4位はお見事ですし、5000mとともにダブル上位入賞を果たしています。3000m障害で世界選手権を狙うのか1万mでユニバか両方を狙うのかトラックシーズンから今後が楽しみです。

 

塩尻に続き5位には栃木が入り、順大がダブル入賞を果たしています。兵庫リレカのユニバ選考レースでも大学生トップ2を占めた順大の誇るダブルエースが関東インカレでも結果を残してきましたね。年々力をつけてきた栃木ですが、3年の箱根で区間賞獲得以降、さらにレベルを上げた感があります。ともにまずは全日本予選、そしてユニバ、そして駅伝シーズンと今後も素晴らしい走りを見せ続けてくれれば。

 

最後の8位に入賞したのが城西の中島、昨年度まではなかなか勝負レースで結果を残せませんでしたが、今年度は記録会でも勝負レースでも充実の走りを見せています。城西復活の立役者になって欲しいですね。9位には東洋の堀が入りました。ずっと苦しそうな走りをしていたのが気になりますが、ラストの9位争いはしっかりと制しました。

 

同じく東洋の西山が11位に入り、ルーキーの最高順位、やはり力があります。ただ、東洋、早稲田といった箱根上位校が誰も入賞出来ず…入賞者はいずれも全日本予選出場校の選手となっていますね。東海や神奈川を筆頭に非常にハイレベルな争いが期待される全日本予選会がますます楽しみになってきました。

 

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