関東インカレ2017 2部ハーフ ~カリウキが大会新記録で優勝~

今日は2部ハーフについて入賞した選手を中心に振り返ります。公式結果はこのようになっております。前回同様に今回も非常に暑い中でのレースで前半からハイペースのサバイバルレース、そんな中で入賞してくる選手はやはり力があるということでしょう。入賞者は以下の通りです。

 

順位 氏名 大学 タイム
1 S・カリウキ(3) 日薬大 1:02:38
2 下田 裕太(4) 青学大 1:04:14
3 細谷 恭平(4) 中央学大 1:04:29
4 畔上 和弥(3) 帝京大 1:04:53
5 大塚 倭(4) 神奈川大 1:04:54
6 市山 翼(3) 中央学大 1:05:28
7 大森 澪(4) 中央学大 1:05:40
8 片西 景(3) 駒大 1:06:04

 

1周目からハイペースだった2部、あっという間に集団がバラけて10人ほどの集団に絞られていました。そして、周回を重ねるごとにどんどん人数が絞られていき、あっという間にカリウキが抜け出しましたね。とても、あの暑さの中走っているとは思えないペースでどんどん後続を引き離していきました。

 

優勝したカリウキのタイムは62分38秒という大会記録ですからねえ。過去2大会はいずれもあと一歩優勝に届いていませんでしたが、今回は2位に1分半以上の大差をつけるまさに圧勝、勝負レースでも安定して結果を残せるようになった今、箱根予選でもワンブィやニャイロらと並んでトップ候補の1人かと。。。

 

2位には下田、箱根以降は故障もあって奮いませんでしたが、ここではやはり違いを見せました。青学は他の2選手が早い段階で遅れてしまいましたが、さすがはエースの1人ですよね。きっちりと2位に入り、その役目を果たしました。このハーフで最も素晴らしかったのが中央学院勢でしょう。細谷が3位、市山が6位、大森が7位と見事にトリプル入賞を果たしました。

 

箱根で5区3位など勝負レースに抜群の強さを見せる細谷、トラックシーズンは毎年故障などもあって姿を見せる事自体少なかったのですが…いざ出場するとなれば、当然のように結果を残してきますねえ~7位に入った大森は前回2位に入っている選手、それだけに連続入賞はさすがですが、エースと言うことを考えると、むしろ物足りなさを感じてしまうほどでした。

 

そしてびっくりだったのが市山、確かにハーフでは63分中盤を連発している長い距離に強い選手、それでも3大駅伝・予選会ともに出場経験の無い選手です。それがいきなり6位入賞とは…今年との中央学院大学、本当に本当に楽しみになってきました。3大駅伝、優勝争いに絡んできそうな期待が。。。4位に入ったのは帝京の畔上、前回も7位入賞を果たしていますし、その後も3大駅伝では主要区間で結果を残してきた選手、帝京のエースの1人がしっかりとした走りを見せ、2年連続入賞を果たしています。

 

5位に入ったのが神奈川の大塚、一時は3位を走っていて表彰台を狙えるかもと思ったのですが、終盤に遅れてしまいました。それでも5位入賞はお見事ですねえ。前回の箱根で8区2位で走って以降、あっという間に主力の座に上り詰めました。勝負レースでの強さ、3大駅伝でも大いに発揮してもらいたいものです。

 

8位入賞を果たしたのが駒澤の片西、序盤は先頭集団につくも、一度遅れてしまうとズルズルと下がってしまい、入賞圏外にまで落ちてしまったのですが、そこから再び盛り返し、ラスト1周では8位にまで上がってきていました。駒澤のエース格の1人ということを考えると物足りない結果ですが、きっちりと入賞してきたのはさすがですね。

 

さらに拓殖の戸部、帝京の横井といった主力が9,10位と続き入賞まで後一歩という走りでした。ともに3大駅伝で結果を残している選手、やはりロードで強い選手は関東インカレハーフでも上位にきますね。箱根未経験校では、芝浦工大の矢澤が14位、麗澤大の国川が15位に入ってきたのがビックリしました。チームでの箱根出場は厳しくとも、関東連合での出場が期待されますね。

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