関東インカレ2017 1部1500m ~館澤が圧巻の走りで優勝~
いよいよ、関東インカレが始まりましたね。今回も4日連続で行われる関東インカレ、観戦に行くのは苦しいスケジュールです。本日行われた長距離種目の中で、1部1500mについて振り返ります。公式結果はこのようになっております。予選は3組×3人+タイムで3人拾われます。
順位 | 氏名 | 大学 | タイム |
1 | 館澤 亨次(2) | 東海大 | 3:46.25 |
2 | 河村 一輝(2) | 明大 | 3:47.14 |
3 | 小林 航央(3) | 筑波大 | 3:47.43 |
4 | 森田 佳祐(4) | 筑波大 | 3:48.26 |
5 | 塩澤 稀夕(1) | 東海大 | 3:48.78 |
6 | 堀 龍彦(4) | 東洋大 | 3:49.48 |
7 | 木村 理来(2) | 東海大 | 3:49.56 |
8 | 前田 恋弥(3) | 明大 | 3:49.73 |
予選1組
3分40秒台が4人出た中、筑波の森田がトップ通過、明治の河村が2位、東海の木村が3位と順位のみでの3人通過となりました。ルーキーで唯一出場した順大の野口は予選落ち…やはり、1部は予選からハイレベルです。
予選2組
3分40秒台は6人、そんな中東海期待のルーキー塩澤がトップ通過、東洋の堀、明治の保坂と実力者が続きました。タイムで中央の田母神が拾われることに。国士舘の高田は3分48秒79,田母神に0.02秒及ばずに予選落ちとなってしまいました。高校時代の実績抜群の飯尾(山梨学院)は10位で予選落ちと大学の洗礼を浴びることに。。。
予選3組
最もハイペースとなった3組、館澤が3分44秒でトップ通過、予選から3分44秒というのが恐ろしいですね。。。さらに日体大の酒匂が3分45秒、明治の前田が3分46秒と非常にハイレベルなタイムで順位通過、3分46秒の小林(筑波)、3分48秒の城西(順大)までがタイムでの通過となりました。予選4位で3分46秒というのが凄いですね。日本選手権参加A標準は3分47秒なのですが。。。
決勝
見事に優勝を果たしたのは、東海の館澤、予選トップタイムに続いて決勝でも3分46秒、2位に1秒近い差をつける圧巻の走りで優勝を果たしました。ロードでの強さは昨年度から素晴らしかったですが、今回はトラックでのスピードも存分に見せつけることに。館澤が1500mに回る東海の選手層も凄いですね。
東海は5位にルーキーの塩澤、7位に木村と見事にトリプル入賞を果たしています。塩澤が今年度1500mに積極的に出場していましたが、関東インカレでも早速入賞とは…末恐ろしいルーキーです。木村も史上最強と言われる世代の中、短い距離で存在感を示しています。
2位には明治の河村が3分47秒で続きました。1部残留を狙うチームにおいて、7pt獲得は大きいですね。5000mのスピードもありますし、3大駅伝でも短い距離で見てみたいですね。明治は前田恋が8位入賞、保坂は一歩届かずに9位となりました。持ちタイムからすれば、ともにもう一歩という結果でしたが、3人揃って決勝進出というのはさすがですね。
箱根常連校に割って入ってきたのが筑波勢、3位に小林が3分47秒、4位に森田が3分48秒とダブル上位入賞を果たしました。ともに持ちタイムからすれば入賞するだけの力はあるとは思っていましたが、まさか3,4位に入ってくるとは…素晴らしいですね。本格的に箱根駅伝出場も目指していくということですし、今回は筑波の強さを存分に見せる結果となりました。
6位入賞を果たしたのが東洋の堀、前回の3位には及びませんでしたが、それでも連続での入賞は素晴らしいですね。やはりスピードは抜群です。最終学年、距離関わらず結果を残していってくれれば。持ちタイムトップを誇る中央の田母神は10位と入賞にも届かず…ちょっと合わせきれなかったかなあ。。。