織田記念陸上2017 振り返り ~鎧坂が日本人トップタイム~

先日、織田記念陸上が行われました。レース結果は公式結果(PDF)をご覧ください。5000mのレース結果を中心に振り返ります。その前に…9秒台も期待された男子100m、山縣が欠場し一身に期待を集めた東洋の桐生は、予選を10.16で通過すると、決勝でも10.04という好タイム、それも向かい風0.3mという中でこのタイムは驚異的ですね。早く好条件で9秒台を叩き出して欲しいものです。

 

~5000mグランプリ

鎧坂がラストの争いを制して13分32秒で日本人トップタイムをマーク、トラックシーズン好調ですね~オリンピックを賭けた去年の日本選手権はしっかりと合わせられなかった印象でしたからね。。。今年は一昨年のような強さを見せて欲しいです。続いたのが13分33秒の松枝、金栗記念の5000mベストには及びませんでしたが、高いレベルで安定しています。こちらも日本選手権が非常に楽しみになってきますね。優勝候補の1人と言って良いのでは?

 

さらに、13分36秒で上野が続いています。上野もずっとトップレベルの強さを維持していますが、そんな中でもここ最近の充実ぶりには目を見張るものがありますねー。今回も実力者が順当に上位に入ってきた印象ですね。13分30秒台勢からは遅れてしまいましたが、学生トップは東海の鬼塚、13分52秒とタイムはまずまずも学生トップはさすがです。

 

ただ、箱根以降は圧倒的な強さを見せ続けてきましたが、やはり実業団トップクラスのスピードランナー相手では厳しいか。青学の小野田が13分54秒で続き、こちらもさすがの走りですね。5000mは当然のように13分台を出してきますし、箱根6区と合わせて安定感が際立っています。

 

ユニバ選考も兼ねていた今回のレース、鬼塚がトップで青学の小野田が続いていますが、鬼塚のベストが13分43秒61,小野田のベストは13分46秒93ということで、ユニバの派遣標準タイムである13分43秒にはいずれも届かず…5000mの派遣は無しなのかなあ?1万mの28分50秒やハーフの64分という設定に比べると、5000mだけが異常に難度が高い気がするのですが…突破しているのは順大の塩尻と東海の關だけですし。。。

 

他には東海の館澤が14分6秒、關が14分8秒、明治の坂口が14分9秒で続きました。東海のスーパールーキートリオですが、ちょっと鬼塚が抜け出し気味なのが気になりますねえ。ルーキートリオからトリプルエースとなって欲しい選手たちですからね。坂口は14分1桁で安定して走られるまでには戻してきましたねえ。今年はエースとして元気な走りを本当に見せて欲しいです。

 

~5000mノングランプリ

13分49秒と日本人トップタイムを叩き出し、ベストを9秒縮めてきた青学の橋詰の走りが光りますね。今年になってからベスト連発で青学の中でも最も勢いのある選手の1人ですが、ますますの充実ぶり…これで3大駅伝出場経験が無いというのがびっくりですよね。エース区間を任されてもおかしくないのでは・・・?

 

さらに、中国電力の岡本が13分49秒、藤川が13分58秒で続きました。岡本も上野同様に長い間、一線級で活躍している選手ですね。本当に素晴らしいです。学生では他に青学の神林、東洋の大森がともに14分12秒で続きました。期待のルーキーが揃ってまずまずの走りではありますが、もう一歩とも・・・まだ入学して1ヶ月ですし、これからですね。

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