早稲田大学 【2017年度 戦力分析】 主力大量卒業後の正念場に新戦力の台頭は?

続いては、早稲田大学について、新年度の戦力を見ていきます。前年度は出雲でまさかの8位に沈んだものの、全日本では8区途中までトップを守っての2位、箱根でも2位争いを演じての3位と3冠達成後では最も結果を残せた1年だったのでは。現在、登録している選手一覧はこのようになっております。

 

 

4年生・・・やはり、今年度も主力となるのは4年生かな。安井は3年連続の箱根出場でここ2年は5区で5位以内と主要区間でも安定した走りを見せています。光延も長い距離に苦戦してきましたが、箱根9区7位で走るまでに。藤原も3大駅伝に3度出場していずれも6位以内で走っていますからね。チームの中心になるであろう3人です。

 

3年時に台頭してきた選手では石田、自己ベストも着実に伸ばしてきましたし、3大駅伝6度目のエントリーにして初めて箱根6区で出場、区間12位で走っています。他にはハーフベストで64分53秒の河合、65分1秒の河合がおり、トップ10のうち6人を4年生が占めるということに。長い距離ではやはり最上級生が最も頼りになりそうです。

 

3年生・・・今年度、チームのエースとなるであろう選手が永山、1年時から3大駅伝で安定した走りを見せていましたが、2年時は全日本4区で区間賞、箱根も2区10位で走っていますし、1万mベスト28分25秒と合わせてまさにエースにふさわしい走りを見せています。続く選手としては、清水、車田の名前が挙がってくるでしょう。

 

清水は箱根10区を走って区間9位とまずまずの走り、ハーフベストも63分8秒を誇ります。車田は関東インカレ1部1万mで9位で走る走力があり、持ちタイムも3部門とも決して悪くはないのですが、3大駅伝には未だエントリーされず…飛躍の1年にして欲しいところ。他には小澤が1500mのスピードもある選手ですが、ハーフは66分台と苦戦中ですね。上級生となり、複数の選手が出てきてくれれば。

 

2年生・・・1年から活躍している新迫、太田の二人が抜けています。新迫は高3でやや停滞したものの、大学に入ってからは5000mで13分47秒のベストをマーク、日本インカレ4位など好調、全日本でも5区2位で走っています。一方の太田は全日本で7区3位と好走、ハーフも62分48秒まで伸ばしましたが、箱根では8区14位と悔しい走りに終わりました。

 

2人は引き続き3大駅伝で活躍してもらうことは前提として、続く選手が誰にあるかということに。3000m障害では大木が、1500mでは齋藤が活躍していますが、齋藤は1万m以上の距離は走っておらず、大木は1万mで30分30秒、立川ハーフでも66分ジャストでしたので、いずれも駅伝となると厳しそう…早稲田伝統の叩き上げ選手の台頭も待たれます。

 

1年生・・・高校時代の実績では、吉田が抜けています。都大路3区6位、都道府県対抗5区4位と特にロードでの実績が豊富ですね。東京六大学対抗では早速3000m障害で8分台の好走を見せました。即戦力として最も期待されますね。持ちタイムでは14分4秒を持つ宍倉が学年トップ、都道府県対抗も4区4位で走っていますし、早いうちに戦力となって欲しいですね。

 

続くのは14分19秒を持つ渕田ということになりますね。3000m障害での実績が豊富で、もうひとりのスポーツ推薦である森田も3000m障害とスポーツ推薦が3人とも3000m障害というのは珍しい…高校時代の実績を見ると、例年に比べるとちょっと厳しそうな気もしますが、大学で着実に力をつけていってほしいですね。

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