日本大学 【2017年度 戦力分析】 後がない状況からの復活は・・・?

続いては、日本大学について、新年度の戦力を見ていきます。前年度は全日本予選こそ安定&エースの走りで2位通過を果たしたものの、全日本予選はワンブィ、石川のダブルエース以外が苦戦で最下位での通過、全日本は12位、箱根では19位と非常に苦しい結果に終わっています。現在、登録している選手一覧はこのようになっております。

 

 

4年生・・・箱根経験者が6人、うち5人が全日本も出場ありと勝負レースの出場経験が豊富な学年です。ただ、3大駅伝で区間1桁で走ったことがある選手となると、川口、町井宏の二人だけということに。川口は全日本4区8位に続いて箱根5区6位の快走が光ります。4年で最も期待される選手ですね。

 

町井宏は箱根6区で2年時に5位で走っている選手、山下り以外でも結果を残していきたいところですね。山﨑一は全日本8区10位、箱根予選でも2年連続で2桁順位と勝負レースで結果を残している選手です。まずはこの3人が中心となっていきそうかなあ?

 

持ちタイムでは1万mで29分20秒を持つ岡野や5000mで14分2秒を持つ石井が抜けていますが、合わせて5度の3大駅伝出場で全て区間17位以下と全くもってその力を出せていません。まずは予選会からしっかりと走って欲しいところですが…他にも箱根3区14位で走った高野や予選に3度出場している新関らがいますし、その選手層で日大を支えて欲しいところ。

 

3年生・・・選手が揃うのが4年生ならば、エースは3年生に。ワンブィは箱根予選、全日本予選最終組のいずれもトップ、箱根予選で故障があったのは痛かったですが、今年度も大幅な貯金が期待されますね。個人的に最も期待している選手である加藤は高校時代から勝負レースでの実績が豊富、2年時も全日本予選で2組4位で走っていますが、いかんせん故障しがち…3年で完全復活が待たれます。

 

二人に続く選手が台頭してこないのが3年生の悩ましいところ。3大駅伝・予選会のエントリー経験者を見ても、全日本予選に2度エントリーされた求だけです。他にはハーフで65分台のベストを持つ澤登や野田らがいます。ただ、3人とも1万mは30分オーバー、せめて予選会に出場する選手は出てきて欲しいところですが…

 

2年生・・・箱根に1年ながら6人エントリーされたことで注目を浴びたこの学年、その一方でいざ箱根に2人出場したと思いきや、石垣が7区20位、小坂が8区20位と連続最下位であっという間にシード争いから下位争いに沈んでしまったことで、悪い意味でも注目されてしましました。ともに持ちタイムは着実に伸ばしていていますし、リベンジに期待です。

 

他には松木が全日本に出場して7区14位と3人が3大駅伝経験者です。予選会では阿部が全日本予選に出場し1組28位、金子が全日本予選で2組28位、箱根予選で220位で走っています。勝負レースの経験者が多い一方、チームに貢献するような走りを出来た選手がいないのもまた事実、数は揃うだけに各選手が力を付けていってくれれば。

 

1年生・・・最も期待されるのが都道府県対抗で5区3位で走った竹元、1万mで29分23秒という自己ベストと相まって個人的にはいきなり日本人エースとなってもおかしくないかと。日大復活の起爆剤となって欲しいですね。さらに、5000mのベストで既にトップ10に入っている選手が他に武田、野田、関沼と3人います。

 

さらにさらに、持ちタイムでは11番手となる横山は都道府県対抗で好走、同じく武田も結果を残していますね。高校を代表する選手が加わることはこれまでも継続的にあった日大ですが、さらに即戦力として期待される選手が複数となると、ここ数年は無かったのでは・・・?高校時代の実績通りの走り、大学でも早速魅せて欲しいです!

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