2017年 金栗記念 結果雑感 ~塩尻が13分33秒の好タイム~

いよいよ、2017年度が始まりました。その初日から金栗記念が行われるという豪華な幕開けに…金栗記念結果は既に公式発表されています。データベースも早速更新しています。コンディションは悪くなかったのですが、自己ベストを出した選手は少なかったですかね。。。まだトラックシーズン初戦の選手が多いですし、これからですね。まずは大学生の走りから見ていきます。

 

~金栗記念~

大学生:13分台

塩尻 和也(順天):13:33.14(PB)

工藤 有生(駒澤):13:57.51

橋詰 大慧(青学):13:58.00(PB)

大森 龍之介(東洋):13:59.28

 

なんといっても、順大のエースである塩尻の走りが素晴らしかったですね。13分33秒と自己ベストを22秒も縮めてきました。このタイムはワンブィに次ぐ2位で日本人トップ、日本人2位の關にも8秒もの差をつけています。OB1,2年の大学ベストを含めても日本人トップという素晴らしいタイムですね。

 

順大記録会でも調子は良さそうでしたが、いきなりこんなタイムを叩き出してくるとはさすがは塩尻です。今年度の大学長距離界は神奈川の鈴木健を中心に回っていくかと思っていますが、この男を忘れるわけにはいかないですよねー。大学を代表するスーパーエースの今後の走りが楽しみです。

 

日本人大学生2位は駒澤の工藤でしたが、13分57秒…一応セカンドベストではありますが、2年の金栗記念でマークしたタイムに5秒届かないというのはちょっと寂しい。ロードでの走りに比べると、ちょっとトラックでは存在感を示せていないですね。最終学年の今年度はトラックでも魅せて欲しいところ。

 

青学の橋詰が13分58秒で自己ベストを12秒更新、青学において13人目の13分台ランナーとなりました。学生ハーフの好走に続いて早速の自己ベストと好調ですね。ますます、3大駅伝デビューが近づいてきたのでは…?

 

ルーキーでは13分59秒と早速13分台を出してきた東洋の大森がさすがですね。トラックでの高いレベルでの安定感を見せています。既に3度目の13分台かなあ。この走りだと早速関東インカレにもでてきそうかなあ?まずは得意なトラックで結果を出したいところ。

 

14分台の選手も見ていきます。14分1秒で中央の竹内が走っており、既にこのトラックシーズン2度目の14分1桁、いい走りを見せていますね。復活を期す中央において欠かせない選手ですし、エースとしての走りを見せてくれれば。14分5秒をマークした東海の松尾は自己ベストを3秒更新しています。1万mやハーフのベストからすればまだまだタイムを伸ばせそうですが、順当なスタートでは。

 

14分6秒で明治の坂口、14分7秒で早稲田の永山と各大学のエースがトラック初戦としてはまずまずかなあ。特に坂口が復活してきたのは明治にとっては非常に大きいですね。他にも14分1桁で日体大の中川、吉田に順大の栃木が走っていますが、いずれもベストには届かずも上々の走りかなあ。

 

14分10秒台に青学勢、梶谷、鈴木、森田、小野田、吉永と13分台ランナーが揃って14分10秒台と橋詰以外は物足りない結果に。ただ、鈴木が戻ってきたのは収穫かなあ。青学のことですから、また記録会でベスト連発としてきそうが・・・

 

大学生以外では、富士通の松枝が13分28秒と日本人トップタイムをマーク、順大時代からスピードはずば抜けていましたが、実業団に進んでそのスピードにさらに磨きがかかりましたねー。ついに13分30秒を切ってくるまでに。。。どこまで上り詰めるのか楽しみです。

 

13分30秒台では、31秒を出した横手(富士通)、32秒の大六野(旭化成)、34秒の悠太(HONDA),38秒の鎧坂(旭化成)と日本を代表する実力者が金栗記念でも順当にその力を見せつけました。ニューイヤー駅伝覇者の旭化成の他、富士通勢が良いですね。日清食品Gの悠基も13分44秒とまずまずの出だし、怪我なく元気な姿を見せてほしいものです。

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