2016年度 4年生特集 ~國學院大學~

2017年1月28日

本日は國學院大学の4年生について、在学中での走りを振り返っていきます。全部で10人と多いですね。蜂須賀、細森のダブルエースを筆頭に選手が揃う学年でした。ただ、箱根では通過が有力視された3年時にまさかの予選落ち…出場した3大会もいずれもシード争いに絡めずに14位以下とチームとしては苦しい日々が続いています。

 

 

蜂須賀 源・・・高校ベストは14分28秒とこの学年トップ、このタイムを大学で更新していないのは意外…1年時は箱根予選で76位、箱根では8区13位と上々の走りでした。一躍、蜂須賀の評価を高めたのが2年の箱根予選、ここで全体8位という素晴らしい走りを見せ、一躍エースとして名を連ねることに。

 

さらに1万mで28分55秒と28分台ランナーへ、箱根でも1区14位とまずまずの走りを見せています。さらに、ハーフで62分26秒をマーク、チーム内で絶対的な地位を確立しました。しかし、3年時は故障に悩まされ、全日本予選は1組15位、箱根予選は出場出来ずにチームも箱根出場を逃すことに。。。

 

復活を期す4年時は、箱根予選こそ36位とまずまずの走りを見せましたが、全日本予選は4組29位、全日本2区12位、箱根2区16位といずれも2年時の活躍からすればもう一歩という結果に終わってしまうことに…それでも、エース区間を任さられる貴重な選手でした。

 

細森 大輔・・・高校ベストは14分52秒、2年の箱根予選に出場し63位と上々の走り、さらに箱根でも6区14位で走っています。エースとして台頭したのは3年時、箱根予選でチームトップの28位、全日本では1区14位、箱根でも関東連合に出場し10区12位相当で走っています。ハーフベストも63分8秒まで伸ばしてきました。

 

4年時、さらに強さを身に着けてきたのが細森の素晴らしいところ。5000m14分14秒、1万mで29分7秒はいずれも4年時の記録。さらに全日本予選では4組18位、箱根予選では14位といずれも好走して予選突破に貢献。本戦でも全日本で1区7位、箱根でも1区11位と3大駅伝・予選会で失敗レースがなく、安定した走りでチームを導いてくれました。
稲毛 悠太・・・高校ベストは14分35秒、チームで唯一、全日本予選、箱根予選を4度走っている選手です。全日本予選は1年時から2組11位→3組24位→3組27位→2組16位と組1桁は無いものの30位以下も無い走り。一方の箱根予選も87位→75位→62位→84位とこれまた50位以内は無いけれど、100位オーバーも無いという安定した走りでチームを支えました。

 

ベストも2年時にハーフで63分30秒、3年時に1万mで29分13秒、4年時に5000mで14分12秒とチームトップクラス、となると3大駅伝でも当然活躍が期待されたのですが…全日本は3,4年時に4区で出場し14位、12位、箱根は4年時のみで4区19位といずれも主要区間を任されながら12位以下と奮わなかったのが残念でした。。。

 

畑中 大輝・・・高校ベストは14分48秒ながら、1年の箱根予選、箱根からメンバー入りをしています。さらにハーフ換算で64分8秒も1年時にマークしていますからね。それだけに、3大駅伝と箱根予選に一度も出場出来なかったのは残念でした。。。

 

その一方で全日本予選には2,3年時に2度出場、いずれも1組を任されて2位、1位と素晴らしい走りを見せています。2年時に5000mで14分20秒、1万mで3年時に29分28秒と持ちタイム・実績ともにチーム上位を誇りました。
鈴木 涼太・・・高校べストは14分42秒、1年時に5000mで14分17秒、1万mで29分34秒をマークしています。それでも、3大駅伝・予選会出場のチャンスはなかなか回ってこず…4年の箱根がエントリーも初めてでした。最初で最後のチャンスを掴み取り、10区に出場、結果は区間18位でしたが、最後に足跡を残してくれました。

 

中嶋 大・・・高校ベストは14分37秒、1年時に1万mで29分34秒をマークすると、箱根16人にも選ばれました。その後は2年時に5000mで14分30秒、ハーフで64分25秒をマークしたものの、2年の全日本予選が最後のエントリー、3大駅伝・予選会に出場出来なかったのは残念でした。

 

松本 流星・・・高校ベストは14分37秒、2年時にハーフで64分24秒をマーク、3年時に1万mで29分38秒をマークすると、そのまま全日本予選ではいきなり最終組に抜擢され、4組29位と何とか粘り、予選突破に貢献しました。しかし、箱根予選では193位とチーム11番手に沈んでしまい、貢献することは出来ず…

 

4年時は5000mで14分20秒と大学ベストをマーク、全日本予選で3組15位、箱根予選でも90位と上々の走りを見せました。予選会で結果を残しただけに、全日本、箱根と本戦はいずれも出場を果たせなかったのは残念でした。

 

川本 博大・・・高校ベストは15分、それでも1年時にハーフで64分26秒、2年時には1万mで29分40秒をマークしています。持ちタイムの良い選手が揃う学年でした。3大駅伝・予選会通じて唯一のエントリーは2年の箱根予選、ここで出場をはたしましたがチーム最下位の187位に沈んでしまい、以後出番は訪れませんでした…

 

曽我部 憲汰・・・高校ベストは14分46秒、1万mのベストは2年時の30分12秒、5000mも4年時の14分31秒でしたが、ハーフは63分台を複数マークし、ベストも4年に63分27秒をマークしています。唯一の出場は4年の箱根予選、ここで123位で走ったものの、箱根はエントリーされることがなく、全日本も2年連続エントリー止まりとなりました。

 

市川 創史・・・3年時に1万mで30分32秒をマークしたものの、29分台がずらりと揃う國學院では目立った存在ではなく…5000mも4年時に14分34秒をマークしたのみです。しかし、上り適性を見込まれた4年の箱根予選でエントリーを果たすと、山上りの5区で出場、結果は17位でしたが、叩き上げの選手が最後に箱根の重用区間で出場を果たしました。