創価大学 箱根予選2016結果考察 ~2年前を上回る総合力で2度目の箱根に挑む~

続いては創価大学について、箱根予選の結果を振り返りつつ、箱根への展望も書いていきます。箱根予選結果はこのようになっております。全日本予選ではムイルのアクシデントがあって棄権となってしまったものの、普通に走れていれば初の全日本が上位通過で狙える位置でした。

 

それだけに、箱根予選に向けても期待は高まっていったものの、まさか3位通過を果たしてしまうとは思いませんでした。前々回予選を通過した時は10位とギリギリの通過、前回は14位と惨敗でしたが、前々回のタイムを4分近く上回るなど、箱根に向けて楽しみな結果となりました。

 

チームトップはムイルの4位、全日本予選はまさかの結果でしたが、やはり力はありますねー。タイムも58分台と好タイム、山口の抜けた穴を見事に埋めてくれました。続く11位に日本人エースのセルナルド、年々力を付けていきましたが、今年はほぼ失敗レースの無い安定感のある走り、箱根予選でもその強さを見せてくれました。

 

3番手の28位に大山、前回は161位と苦しい走りでしたが、今年は全日本予選で3組トップに続き、箱根予選でも好走しました。1年時よりも強さを身に着けてきましたね。4番手の66位に彦坂、4年連続の箱根予選、256位→85位→342位とチーム成績に合わせたような走りでしたが、最後の箱根予選にはきっちりと合わせてくれました。この走りは大きかったですね。

 

5番手の77位に三澤、今年は3部門全てでベストを更新するなど勢いのある選手、全日本予選の2組15位に続いての好走でした。多くの選手が苦しんだ前回も109位で走っていますし、安定してますねえ。6、7番手に86位の吉留、88位の築館とルーキーが1秒差でつづきました。

 

吉留は1万mは未経験で5000mも14分47秒がベストの選手、正直出場も厳しいのかと思いきや、この順位で走ってしまうとは驚きました。創価の全選手の中でも一番のサプライズだったかも。築館も全日本予選に出場してたとはいえ、1組37位でしたからね。このダブルルーキーの快走が上位通過に繋がりました。

 

8番手の106位に蟹澤、1年時は大山とともに大活躍も今年はあまりレースにも出場してきておらず、何とか間に合わせてきたのかなあという状況だっただけに上々の走りだったと思います。箱根ではまた主要区間を担って欲しい。9、10番手の108,109位に二宗、作田と2年生コンビが並びました。

 

2宗は全日本予選で2組7位と快走して一躍評価を高め、箱根予選でも結果を残しました。5000mは14分54秒の選手なのですが…今後どれだけベストを伸ばすかも楽しみ。作田は3000m障害で好走、全日本予選では3組19位とこれまた素晴らしい走りでしたが、箱根予選でもしっかりとまとめてきました。

 

全日本で好走した選手が箱根予選でも結果を残しており、力を付けてきたのが分かりますね。10番手で109位というのは1年前、4番手が109位だったことを考えると驚異的ですね。11番手の125位に姫宮、前回の221位から100位近く順位を上げていてます。10番手と11番手の差があまりないというのも安心感がありますね。

 

12番手の古場は途中棄権となってしまいました。前回は157位で走っている選手だったのですが、、、ただ、その影響も感じさせない他の選手が揃って素晴らしい走りでしたね~前回走った選手は全員順位を上げています。

 

2年前の箱根では1区こそエース山口が13位で粘りましたが、2区以降は9区間中7区間で19位以下という惨敗で総合最下位に終わりました。しかし、今回は箱根に向けて前回往路を走った大山、蟹澤、セルナルドにムイルが加わって往路でも前回以上に勝負出来そう。

 

さらに復路に向けても箱根予選で110位以内で走っている選手が揃っているわけですから、往路に主力を注ぎ込んで復路は勝負できない…ということも無さそうです。各学年でバランス良く結果を残しているのも今後を見据えても良いですね。

 

前回は初参加することに意義があるから…という結果でしたが、全日本予選、箱根予選の結果を見る限りは総合力では遥かに上回っていると思いますし、いきなりシードを狙うとなると厳しいかもしれませんが、ライバル視している前回の東国大を上回るインパクトを箱根で残して欲しいです!

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