順天堂大学 出雲2016結果考察 ~まずまずの出雲、全日本未出場の影響は~

続いては順天堂大学について、出雲の結果を振り返りつつ、箱根への展望も書いていきます。出雲結果はこのようになっております。箱根シード校で唯一全日本出場を逃してしまった順大、出雲は区間5位以内こそ塩尻一人でしたが、6~8位に4人を揃えての総合7位、まずまずの結果だったと思います。

 

出雲では1区西澤が区間8位とまずまずの走り、2年の箱根以降、3大駅伝は主要区間であっても大きく崩れることが無いのが良いですね。2区栃木が区間7位、本来であれば主要区間を任されてもおかしくない選手なだけに、正直物足りないかなあ。箱根では2年連続で繫ぎ区間でしたが、今年は主要区間を是非とも走って欲しいですね~

 

3区塩尻はさすがエースの走りで区間2位、強いていえば1秒差で区間賞を逃したのが残念でしたが、オリンピックに出場した実力者、やはり抜け出た存在であることを改めて示してくれました。箱根ではやはり2年連続の2区が可能性高そうかなあ?

 

4区金原は区間10位と唯一の2桁順位となってしまいました。予選会は全て出場しながら、初の3大駅伝でしたが結果はもう一歩かなあ。今年は着実にベストを更新してきていますし、箱根でもメンバーに入ってきて欲しいところ。

 

5区はルーキーの野田が区間6位とまずまずの走り、全日本予選でも1組17位で走っていますし、安定していますね。ルーキーは他にも難波や橋本ら期待の選手が揃っていますし、切磋琢磨していって欲しいです。

 

6区は作田、高校ベストは15分台の選手が出雲で最長区間の6区を任されるまでになりました。そこで区間7位は上出来でしょう。前回の箱根では10区2位で走っていますし、本当に大学で大きな飛躍を遂げました。

 

箱根に向けては、今回主要区間を走った西澤、塩尻、作田に2区の栃木あたりはまず主要区間を走って欲しいところですね。西澤、作田はともに1万m,20kmでこの1ヶ月ほどでベストをマーク、塩尻はハーフ換算62分52秒のベスト、栃木は1万mで28分44秒を叩き出すなど、主力が好調なのは心強いです。

 

さらに、他の4年生の走りも大事になってきます。森や聞谷といった3大駅伝での実績が豊富な選手が出雲は出場していませんし、最後の箱根にはしっかりと合わせてきて欲しいところ。出雲に出場した金原、野田ももちろん箱根が楽しみな選手。特に金原はハーフ換算で64分28秒をマークしていますし、箱根デビューも近そうです。

 

復活を期待したいのは花澤、出雲にエントリーされ、ハーフ換算で64分10秒をマークするなど状態は悪くないようで…未だ出場出来ていない箱根での走りを見せて欲しいです。ルーキーは野田を上回る5000mベストを持つ難波、橋本がどこまでメンバー争いに絡んでくるか。

 

難波は5000mで13分59秒、1万mも29分46秒で走っていますし、橋本は14分8秒、29分55秒のベストを持ち、1万mまでは何も問題無いですが、ハーフの距離にどれだけ対応出来ているかですね。他にも前回の箱根に出場した甲斐智に箱根予選に出場経験のある江口や中村陵らがおり、選手は揃ってきましたね。

 

箱根では最低限はシード獲得、そしてあわよくば前回の箱根と同じ6位以内というのが目標になってきますかねー。順大は今井を擁して優勝して以来、箱根では5位以内に入れていないんですよねー。年々、いい選手も入ってくるようになりましたし、箱根での2年連続シード、そしてさらなる上位進出を期待したいところです!

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