2016年 箱根予選結果考察 ~15位:東京国際大学~

やや間が空いてしまいましたが、全日本の区間配置がまだ発表されないため、予選落ちとなった大学の箱根予選結果の振り返り、最後になるのは15位だった東京国際大学について・・・箱根予選結果はこのようになっております。前回は見事に9位で箱根初出場を果たし、今年も戦力が充実していたはずなのですが、誤算続きで出場ラインとは9分以上の大差をつけられてしまいました。

 

最大の誤算はスタンレイを押しのけて起用された1年のタイタスにアクシデントがあり、まさかの途中棄権に…本来11位だった選手が苦戦したこともあり、これだけで6分ほど損をした計算になりますね。来年度も出場し、タイタスには是非借りを返して欲しいところ。ただ、これでも3分は足りないところに、東国大の苦戦が伺えます。

 

チームトップは日本人エースの照井、27位と上々の走りでした。昨年度の日本人トップが36位の関でしたから、上回ったことになります。持ちタイムでもベスト連発、全日本予選でも4組15位と安定した活躍を見せた1年でした。

 

続く鈴木大が48位、箱根で8区最下位となって以降、苦しむレースが多かったですが、箱根予選にはきっちりと合わせてきてくれましたね。前回の51位に続いての48位はお見事です。3番手に鈴木博が93位でした。ここで一気に間が空いてしまったのが痛かった。持ちタイムは1万mで30分台ですが、前回の箱根でも4区11位で走っていますし、もう少し稼いで欲しかったかなあ。

 

4番手は135位の真船、結局100位以内はわずか3人だけでした。高校ベストが14分18秒のルーキー、最低限の走りはしてくれたかなあ。そもそも、箱根予選は初20kmのルーキーに頼るようでは厳しいですし…5番手の150位に石井、4年連続の箱根予選出場ですが、165位→184位→107位→150位とずっと100位台で走っていますが、3年時から大きく順位を落としてしまいました。

 

創価が予選落ちした時もそうですが、前年よりもタイムを落とす選手が非常に多かったですね。連続出場の難しさを感じます。正直、創価以上に連続出場が狙える戦力だと思っていたので…6番手に166位の伊藤、上位6人のうち2人がルーキーということになります。全日本予選も3組でしたし、期待の大きさが伺えますね。既に1万mで29分40秒台を2度マーク、真船とともにチームを引っ張る存在となってくれれば。

 

7番手の201位に鈴木聖、200位以内を見ても6人しかいないというのはさすがに痛すぎる…予選通過した前回は、200位以内に12人全員が走っていますからね!!9人が残るチームにおいて、1年でここまで変わってしまうのかと恐ろしくなってしまいます。鈴木聖も136位→201位と大幅に順位を落としました。タイムも既に63分台です。

 

8番手の佐藤が205位、エントリーを見た時点で5人1年生が入っているのが気がかりでしたが、4人が出場していずれも厳しい走りでした。やはり、上級生の中堅どころが揃ってエントリー漏れ、走った選手も奮わなかったのが最大の敗因だったかな。佐藤は1万mで30分23秒のベストをマークしてたとはいえ、持ちタイムや実績を見てもまだまだという感じでしたし。

 

9番手の206位に濱登、今年は3部門全てでベスト更新、全日本予選で1組7位の好走、前回の箱根は5区7位と最大のサプライズ、となると箱根予選でも大いに活躍が期待されましたが、まさかまさかの結果でした。箱根予選は3度目で126位→81位→206位となっており、3大駅伝・予選会を見ても最も厳しい結果になってしまいました。

 

10番手の294位に荒井、1年にして5000m14分24秒、1万mで29分34秒をマーク、2年時は全日本予選で最終組も任された選手、その後はなかなかレースにも出場出来ずにいた中での復活でしたが、1年時の258位をさらに下回る結果に…今回走った3年生は4人とも予想よりも走れていなかったかなあ。。。

 

11番手の304位に河野、前回の箱根で16人メンバーに入り、今年も5000m,1万mでベストを伸ばしてきた選手ですが、初の20kmでは洗礼を浴びることに…全てが上手くいった前回と異なり、全てが噛み合わなかった今回の箱根予選となりました。

 

今回、15位と惨敗してしまったものの、やはり戦力的には箱根出場校と遜色ないと思っています。来年度以降も正直厳しいと思っている13位の東農大や14位の専修に比べると、中央や城西と並んで1年での復帰が期待出来るチームかなあと。

 

まずは留学生が大きく稼いでくれることは前提として、奮わなかった3年生が来年度、最上級生としての意地を見せてくれることが大事になってきますかねえ。もちろん、今回箱根予選を経験した1年生のさらなる成長、前回箱根予選を走りながら今回出場出来なかった福田、梅本といった2年生の復活も大事になってきますが。

 

ライバルとしてお互い意識しているであろう創価大学は今回復活を遂げ、2度目の箱根出場を決めています。東国大も創価と同じように1年での復活を期待したいところです!!

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