2016年 箱根予選エントリー発表 & 雑感
本日、箱根予選のエントリーが締め切られ、早速エントリーが発表されました。詳細は箱根予選エントリー(PDF)でご確認ください。例年どおり、最大14人エントリー可能で12人まで出場可能、そして、上位10人の合計タイムで上位10校が箱根本戦への出場権を得ることになります。私が把握している全15大学のエントリーについて、簡単に振り返ってみたいと思います。
日本大学
ほぼ順当なエントリーですが、全日本予選を走り、5000mで14分2秒を持つ石井、同じく全日本予選に出場した上野、阿部も外れました。エースのワンブィ、石川を筆頭に主力は問題無さそうですね。ルーキーが3人入り、ハーフの距離経験者が9人(うち1人はワンブィですが…)というのがちょっと気になるくらいですかね。通過はまず大丈夫でしょう。
城西大学
前回の箱根を走った4年の高橋、3年の中舎、酒井が外れてしまいました。経験のある上級生が揃っていないのは痛い…全大学を見渡しても、ベストメンバーが最も組めなかった大学かも。ルーキーの中谷もいませんね。箱根連続出場に向けてかなり不安の残るエントリーですね。
神奈川大学
3年連続で箱根予選に出場している4年の石橋が外れたくらいで順当なエントリーと言えそうです。トップ通過を争うと言われる大学の中では最も良いエントリーだったのでは?中神、中平、東といった経験豊富な4年生もしっかりと入ってきました。特に東は故障の影響で厳しいかと思っていましたが…
期待のルーキーからは越川、安藤がエントリー、個人的には3000m障害の荻野も見てみたかったですが、まだ長い距離は厳しいのか…?通過自体では問題無いでしょうし、トップ通過も狙える戦力だと思います。
明治大学
順当なエントリーと言っていいでしょう。3大駅伝経験者である2年の田中が外れてはしまいましたが、エース格、ベスト更新で勢いのある選手など各学年バランス良くエントリーされています。
ただ、順当とはいえ、3大駅伝・予選会の経験者はわずかに5人、9人が未経験というのはやはり心配。箱根予選も最近は走っていないというチームとしての経験不足も…戦力はトップ通過も狙えるだけにしっかりと力を出し切ってほしいところ。
中央大学
もっと4年生がエントリーされるかと思いましたが、6人とは意外でした。箱根経験者の市田、谷本や箱根予選を走った谷らが外れていますね。学年のバランスは良くなりましたが、やはり不安が残ります…1万mの持ちタイムは14人中6人が30分台ですし、2,3年生の実績は正直乏しいかなあ。
1年生も粒ぞろいとはいえ、箱根予選ではまだ未知数。今年も厳しい戦いになりそうですが…直近で1万mベストをマークしている選手が多数エントリーされているのは心強く、勢いそのままに箱根予選も突破したいところ。
拓殖大学
前回の箱根経験者からは4区12位だった山本、7区15位だった戸部が外れていますね。いずれも長い距離で実績のある二人が外れたのはかなり痛いのでは。一方で拓殖には珍しく1年生が4人も入ってきてますね。学年のバランスが良いエントリーとなりました。
上級生や経験者は問題無いでしょうが、実力が未知数な1,2年生が多くいるところがちょっと不安かなあ。さすがに通過はしてくると思いますが、苦戦するかもしれません。
東京国際大学
4年の熊谷、3年の山中といった箱根経験者が外れていますね。箱根予選経験者も複数外れています。しかし、かといって大きく戦力ダウンしているようには思えないのが、今の東国大の楽しみなところ。多くの選手がベストを更新してきていますし、4人入ってきたルーキーも楽しみな選手が揃っています。
昨年度に比べても遜色ない戦力を誇っており、2年連続の予選通過も十分に狙えると思います。ただ、同じような状況だった創価も2年連続の出場は逃していますからね。前回のような安定した走りを見せて欲しいところです。
大東文化大学
日体大1万mで結果を残した選手が揃ってエントリー、ここ最近では最も順当なのでは無いでしょうか。7人がその日体大1万mでベストを叩き出しています。3大駅伝経験者の中野、大久保、中神らが外れていますが、長い距離での実績に乏しかったり、最近あまり姿を見せていなかったりですから、外れてもしょうがないかなあ。
14人を見ても、2年以上が4人×3に期待のルーキー2人とある意味最もバランスが良いかも。ハーフの持ちタイムは決して良くないのですが、今の勢いならば、上位通過も狙えそうですし、しっかりと予選通過してほしいですね。
法政大学
箱根予選経験者からは、4年の木村、岡田、3年の磯田らがエントリー漏れですね。ただ、全日本予選からすればグッと主力も戻ってきましたし、箱根予選に向けては希望がもてそうです。箱根予選にしっかりとピーキングを合わせられるかが大事ですね。特に今年度奮わない足羽やあまり姿を見せていない細川といったエース級の走りが鍵になりそうです。
上武大学
3年連続で箱根予選に出場している4年の志塚にチームトップクラスのスピードを持つ井上、今年の全日本予選に出場した3年の小林、塩川、前回の箱根予選を走った松村、山岸、箱根7区を走った田中が外れてしまいました。正直、全大学で最も不安なエントリーです。
前回ギリギリで箱根予選を通過した上武が、これだけ主力や経験者が外れてしまうのは非常事態ですね。もちろん、今回エントリーされた選手たちが一気に伸びてきたという可能性もありますが、現状では通過は厳しそうな気が…
国士舘大学
ほぼベストメンバーと言っていいのではないでしょうか?持ちタイム上位を見ても、全日本予選、箱根予選経験者もしっかりとエントリーされていますし、前回わずか10秒差で逃した箱根出場に向けて視界は良好ですね。
全日本予選を突破していい流れできていますし、まずは前回の敗因にもなった稼ぐ選手がいなかったという課題を住吉、石井といったエースたちがしっかりと稼ぎ、中堅どころの選手もしっかりと遅れずに走ってくれれば、3年ぶりの箱根が見えてきます。
東京農業大学
主力どころは一通りエントリーされていますし、順当だと思います。2年生と4年生が多くエントリーされており、特に鍵を握るのは4年生かなあ。何度も言っていますが、持ちタイム通りの走りをしてくれれば、、、エースの小山は安定感がありますが、他の選手はやはり実績に乏しく、今年も通過は厳しそうかなあ。
國學院大學
磯邊、花沢といった前回の箱根予選経験者が外れてはいますが、順当なエントリーと言えるでしょう。ハーフの持ちタイムで65分きりの選手が11人…3,4年生が10人入っていて持ちタイムの良い選手が揃っています。
前回はまさかの予選落ちとなってしまいましたが、前回以上に予選落ちするはずの無い戦力ですね。全日本予選もきっちりと通過してきましたし、前回の反省を活かしてしっかりと通過したいところ。
創価大学
4年生のエントリーがわずかに2人、柴田、山中、大村といった箱根予選経験者が揃ってエントリー漏れですね。その影響なのか、1年生が5人と最多のエントリーで、ちょっとバランスが悪いかなあ。築館、ムイルといった実績のある選手はともかく、他のルーキーはかなり未知数。。。
ムイル、セルナルド、大山といったエース級は何も問題無いでしょうが、10番手を争う選手たちがどうなるかですね。全日本予選の勢いを見ていると、箱根予選もいけそうな気がしていたのですが、エントリーを見るとちょっと不安になってしまいますね。最低3人は走る1年生がカギを握ることになるかも。
専修大学
4年生は主力がしっかりとエントリーも3年の吉田、風岡といった持ちタイムの良い選手が外れてしまったのは気になりますね。それ以外は順当なエントリーといったところでしょうか。もっと4年生が大量エントリーになるかと思いましたが、6人は正直少ない印象です。
とはいえ、丸山、濱野、小澤、渡辺らが4年生となった今年度はやはり勝負の年であり何が何でも箱根予選を突破したいところですよね。今年無理だと、本当にチャンスは増枠の時に限られそうで怖い。。。なかなか持ちタイム通りの力を発揮できない状況が続いていますが、最も大事な場面でピークを合わせられでしょうか?
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コメント一覧
上武の田中は箱根8区ではなく7区ですよ
個人でやっているブログなので、多少誤っていても温かく見守って挙げてください。
そういうコメント、前にブログを止めようと思った原因の一つなので…