2016年 駅伝シーズンに向けて ~国士舘大学~

駅伝シーズンに向けての各大学ごとの戦力分析&トラックシーズンをかる~く振り返り、国士舘大学を取り上げます~ 過去5年間の3大駅伝・予選会の結果、選手一覧はこんな感じです。

 

トラックシーズン、やはり最大の出来事は2010年以来6年ぶりとなる全日本予選突破でしょう。あの時は伊藤、藤本というダブルエースだけではなく、全員が組20位以内という圧巻の走りでした。今回は1組で大きく出遅れながらも、2組の藤江、八巻、3組の住吉、4組の石井が10位以内で走る快走もあって最後の椅子に滑り込みました。

 

持ちタイムでは、5000mで住吉が14分5秒をマークしたものの、後は14分20秒台が八巻、戸澤、多喜端、石川らがマークしたくらいで1万mも30分を切るようなベストはなく、目立った躍進は無かったんですけどね。前回の箱根予選といい、今回の全日本予選といい、ちょっとずつ勝負レースで結果を残せる選手が増えてきましたね!!

 

そんな国士舘大学の駅伝シーズン、全日本の出場権を確保したものの、やはり最大の目標は前回わずかに10秒届かった箱根予選の突破ということになります。箱根予選にエントリーされる14人候補、怪我などを考慮しなければ、現時点では大体以下のような感じでしょうか?

 

4年・・・石井、餅崎、井筒、阿部、齋藤

3年・・・三田、八巻、本多、守屋

2年・・・住吉、戸澤、藤江、多喜端、石川

1年・・・なし

 

箱根経験者は2人(青色)しかいません。この二人が全日本予選でも最終組を任され、特に石井はハーフで62分台をマークするなど飛躍を遂げ、今年は大きな貯金が期待されます。前回の箱根予選は稼ぐ選手が少なかったことがわずかに届かなかった原因となりましたし。。。

 

箱根予選経験者(橙色)である5人もやはりメンバーには入ってきそうかなあ。エースの住吉は前回チーム2位の好走、鍵となるのは八巻や本多といった前回120位前後だった選手がどれだけ順位をあげられるかですかね。ちなみに、石井や餅崎もこの辺りの順位だったんですよね…最上級生として二人にかかる期待は大きいです。

 

上記以外で今年の全日本予選に出場したのが4人(赤色)と多いですね。2年になってさらに成長を遂げている藤江、戸澤は頼りになりますし、今年ベストを複数マークしている4年の阿部、2年の多喜端の二人も勢いがあります。ただ、ハーフのベストは戸澤を除く3人がいずれも67分台なのが不安予想ですね。長い距離に耐えるスタミナが身についていれば、非常に心強いのですが。

 

ここまでで11人、残りは全日本予選に3年時に出場している4年の井筒、前回の箱根予選にエントリーされていた同じく4年の齋藤、今年持ちタイム3部門でいずれもベストをマークしている2年の石川と予想してみました。

 

ハーフの持ちタイムは私の把握する25大学中22位と通過圏外の苦しい状況ではあります。しかし、前回は前評判が高くない中、あと一歩、1人1秒というところまで箱根に近づきましたし、今年の全日本予選突破で勢いもあります。何より、勝負レースで結果を残したという自信は大きいでしょう。混戦と言われる今年の箱根予選ですが、3年ぶりに箱根予選突破を果たし、前回の悔しさを晴らして欲しいです!

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