2016年 駅伝シーズンに向けて ~法政大学~

駅伝シーズンに向けての各大学ごとの戦力分析&トラックシーズンをかる~く振り返り、法政大学を取り上げます~ 過去5年間の3大駅伝・予選会の結果、選手一覧はこんな感じです。

 

トラックシーズン、活躍が目立ったのは2年の坂東、1年の青木かなあ。坂東は関東インカレ1部5000mで10位に入った他、持ちタイムも14分6秒まで伸ばし、前日本予選でも4組19位になるなど、エースとしての地位を確立しつつあります。

 

一方の青木は3000m障害で好タイムを連発、関東インカレ1部3000m障害で6位入賞を果たしています。自己ベストでは、坂田が5000mで14分8秒をマーク、1万mでは29分台こそ坂東だけだったものの、30分1桁や前半で2年の土井、矢嶋にルーキーの青木、佐藤らが走るなど下級生が着実にタイムを伸ばしてきました。

 

そんな法政大学の駅伝シーズン、全日本予選は14位で予選落ちとなってしまったため、確定しているのは箱根予選会のみ、2年連続の予選突破が大きな目標となります。箱根予選にエントリーされる14人候補、怪我などを考慮しなければ、現時点では大体以下のような感じでしょうか?

 

4年・・・足羽、城越、坂田岡田

3年・・・細川鹿嶋磯田、園田、阿部

2年・・・坂東、土井、本多

1年・・・青木、佐藤

 

箱根経験者である7人(青色)は全員選んでみました。前回の予選通過の立役者となった足羽にはその再現を期待したいところですし、坂田、細川、坂東ら中心選手は大きく貯金を稼いで欲しい。箱根予選経験者(橙色)からは2人、ともに前回は100位オーバーでしたが、出場するのであれば当然前回よりも上の順位で走って欲しいですね。

 

上記以外で全日本予選に出場した選手からは3人(赤色)選んでいます。全日本予選があまりにもベストメンバーが組めずに、そのまま箱根予選にもエントリーされるのか難しいところですが…1万mで29分台の鹿嶋と楽しみなルーキーである青木、佐藤あたりは距離に問題無ければ選ばれそうかなあと。

 

残り二人はいずれも3年生、ハーフ64分台で前回の箱根16人にも入っている園田、阿部にしてみました。上級生が多めでバランスの良いエントリーになるのでは?他にも万全であれば箱根予選経験者の木村や前回箱根エントリーの増田、距離に問題無ければ全日本予選に出場した2年の東福、矢嶋らもメンバー争いに入ってくることでしょう。

 

他の大学にも言えることですが、ベストメンバーが組めて大きなブレーキさえ無ければ予選突破は問題無いと思いますが、全日本予選のように主力を複数欠くようであれば、即予選落ちへとつながってしまうでしょう。また、今シーズン安定した成績を残している主力級が坂田、坂東くらい…

 

勝負レースで結果を残せていない足羽やあまり姿を見せていない細川らエース級の状態も懸念材料です。本来であればこの二人がダブルエースとしてチームを牽引して欲しい存在ですからね。長い距離に実績のある上級生を使うのか、全日本予選に出場し、勢いのある下級生を使うのかも気になりますね。

 

前回は正直箱根予選突破は厳しいと思っていたのですが、昨年度よりも戦力は上かなあとも思っています。特定の選手に頼りすぎないチームになってきたと思いますし、持っている力を発揮すれば十分に予選突破出来る戦力は揃っています。前回、悔しい結果に終わった箱根の借りを返すためにもまずは箱根予選、きっちりと突破して欲しいです!

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