2016年 駅伝シーズンに向けて ~上武大学~
駅伝シーズンに向けての各大学ごとの戦力分析&トラックシーズンをかる~く振り返り、上武大学を取り上げます~ 過去5年間の3大駅伝・予選会の結果、選手一覧はこんな感じです。
トラックシーズンで活躍したのが主将の森田、関東インカレ2部ハーフでは5位入賞を果たし、1万mでも29分42秒でベストを更新しています。他にも小林が29分50秒、上田が29分51秒と29分台のベストで走っています。他にも馬本、大森が30分台ですが、トップ10に入るタイムを出すなど盛況でした。
5000mでも馬本が14分20秒、太田黒が14分22秒とチーム上位のタイムで走るなど、中堅どころの選手も持ちタイムを縮めてきていますね。ただ、平均持ちタイムでは私の把握する25大学中、5000、1万ともに23位とまだまだタイム上苦しい状況なのは変わらず、全日本予選でも15位と出場権からは遠く及びませんでした。
そんな上武大学の駅伝シーズン、確定しているのは箱根予選会のみ、初出場からの連続出場継続に向けて大きな正念場を迎えています。箱根予選でずっと安定した走りを披露していたのですが、ここ数年は苦戦が続き、前回は後11秒遅ければ予選落ちという瀬戸際でしたからね。。。箱根予選にエントリーされる14人候補、怪我などを考慮しなければ、現時点では大体以下のような感じでしょうか?
4年・・・東、森田、上田、志塚、河崎、馬本、佐藤史
3年・・・井上、坂本、松村、山岸
2年・・・大森、太田黒、田中
1年・・・なし
箱根経験者は9人(青色)いますが、まずは全員入れて予想してみました。ただ、今年度あまり姿を見せていない選手もいるのが気になるところ…ただでさえ、厳しい戦いが予想されるのに、ベストメンバーが組めなければますます箱根が遠ざかってしまいますからね。東、坂本、森田らエースクラスにはしっかりと稼いで欲しいところです。
箱根予選経験者からは4人(橙色)選んでみました。いずれもハーフで65分台を持っている選手ですが、まだ予選会で100位以内で走ったことのある選手はいないんですよねー。エース級も活躍も大事ですが、こうした中堅どころが1人でも多く100位以内に入ってくることも同じくらい大事になってきますね。
ここまでで13人、残る1人は全日本予選に出場した大森(赤色)かなあ。今年に入って持ちタイムをしっかりと伸ばしてきているだけではなく、さらに全日本予選でも1組19位と結果を残しているのが心強いです。他にも全日本予選で2組を走った小林淳、3組を走った塩川といった3年生コンビもいますし、高校ベストは良くなくともルーキーながらメンバー争いに入ってくる選手もきっと出てくることでしょう。
箱根、箱根予選経験者が多いというのはポジティブな材料ですね。ただ、前回の結果やメンバーを見る限りは、やはり箱根予選突破はボーダー争いをする大学の1校となりそうです。近藤新監督となって初の箱根予選、上武としてもここで連続出場を途切れさせるわけにもいかないですし、前回しぶとく繋いだ連続出場、さらに更新して欲しいものです!