リオ五輪 男子1万m 絶対王者ファラーが連覇達成!!
リオ五輪、女子に続いて男子も1万mが行われました。日本人選手は大迫、設楽悠太、村山紘太という箱根でも活躍した若手選手が揃って出場することとなりました。公式結果はこのようになっております。
最初の1000mは2分55秒と世界記録ペースの女子よりも遅いという展開でしたが・・・世界の舞台ではペースアップの激しさがとてつもないですね。エチオピアやケニアといったアフリカ勢、時にはファラーが引っ張るというレース展開の中、徐々にハイペースになっていくと中盤には悠太と紘太が遅れていってしまうことに…
最も集団についていった大迫も6000~7000mあたり?で先頭のハイペースから遅れていってしまうことに…先頭に残るのはアフリカ勢にオレゴンプロジェクト(ファラー、ラップ)といういつもの面々に絞られました。ラスト1周の勝負になり、日本でもお馴染みのタヌイが勝負を仕掛けますが、やはりファラーを引き離すことは出来ず…ラスト100mで逆転したファラーが見事に連覇を達成しました!
ここ数年、ファラーは世界選手権、オリンピックでは負けなしですね。あっという的なラストの切れ味、分かっていても対応出来ない強さはベケレら歴代王者の強さと重なるものがあります。今後本格的に挑戦するであろうマラソンでどんな走りを見せてくれるのか、今から楽しみです!そして2位に日本の実業団で活躍するケニアのタヌイが入ったのは個人的には嬉しいですね~世界の舞台で活躍し続けている選手です。また、世羅高校出身のカロキも7位入賞を果たしています。
大迫は27分51秒94で17位、オリンピックで27分台で走ったことは素晴らしいと思いますが、それでも27分1桁が5人もいたことを考えるとやはり世界の壁は果てしなく厚いですね。。。目標としていた入賞のタイムは27分23秒と大迫のベストを15秒も上回ります。今後、更に力をつけて行って世界でもっと勝負出来るようになっていって欲しいです。。
完走した選手が32人いた中、悠太は28分55秒で29位、紘太は29分2秒で30位ということでいずれも下位に沈んでしまいました。日本の記録会ではあっさりと27分台をマークし、紘太に至っては27分30秒を切ってきた選手ですが、やはり記録会と世界の勝負は別物ですね。世界陸上、そして五輪と続けて出場した二人ですが、やはり世界最高峰の舞台は厳しいです。。。