2016年 全日本予選観戦記 2位:日本大学 ~2年連続の2位通過も課題の残る結果に~
ブログのテンプレート、変更してみました~引き続き、全日本予選の結果を大学別に振り返ります~今日は2位だった日本大学について~レース結果はHPに載せてます。前々回、まさかの9位で予選落ちから2年連続での2位通過、30位以下の選手が一人もおらず、上々の結果と言える一方、トップと1分55秒という大差をつけられたのは気になるところ。全日本でシードを狙うとなると、中間層のレベルアップが求められますね。
1組は5000mでベスト連発、14分2秒まで伸ばしてきた3年の石井に1万mで30分26秒をマークしたルーキーの阿部のコンビ、石井は今シーズン好調で1組であれば上位で走って欲しいところなだけに、25位は物足りなかったかなあ。まだ勝負レースで結果を残せていないだけに、今後に期待。阿部は5000mのベストも14分44秒ですし、28位というのはまずまずか?いきなりメンバーに起用されるほど期待されているわけですし、夏を経ての成長が楽しみ。
2組は高校時代から実績抜群、主力の一人である2年の加藤が4位と好走、1万mも29分3秒を誇りますし、2組ならばこのくらいでは走ってくれますね。主要区間を担っていって欲しいところです。もう一方はルーキーの金子、1万mのベストは30分29秒と阿部とベストが近く、順位も阿部と同じ28位という結果でした。5000mのベストでは同じ1年で二人を上回る選手が何人もいるのですが…この二人がいきなり全日本予選の8人に入ってきたのは正直びっくりしました。
3組は川口が組8位という素晴らしい走り、この走りが最も驚きでしたね―。1万mは29分54秒、5000mで今年ベスト更新とはいえまだ14分29秒、3大駅伝での実績も箱根予選で217位くらいなので…3組に起用されるくらいですから、それだけ伸びてきているということでしょうか?主力となってくれればますます心強い戦力となりそう。一方の岡野も14分8秒を今年マークしている選手、3組で27位と最低限の走りはしてくれた感じかなあ。3大駅伝ではもう一歩という状況なだけに、石井同様にチームを支える中堅どころとなって欲しいところ。
4組はチームのエースであるワンブィに日本人エースである石川という盤石の組み合わせ、3組までは苦戦していた日大でしたが、ワンブィは最終組でも先頭集団に当然最後まで付いて行き、ラストの切れ味では他の留学生をも上回り、28分45秒で組トップの走りを見せました。キトニーの2連続トップに続いて、3年連続で最終組トップが日大ですねー。さすがの走りでした。
一方の石川も先頭集団にこそ付いて行きませんでしたが、12位でまとめる安定の走り、今の石川ならば最終組でも安心して任せられますね。ただ、4年生は結局石川のみの出場で最上級生としてはちょっと寂しいですね。。。
2年連続の全日本出場、前回は主要区間である1,2,4,8区がサクッと予想出来ましたが、今回は最終組の二人は当確として残り2人が悩ましいところ。全日本予選の走りを見る限りは加藤と川口に任せてみるのも面白そうですけどねー。前回は7区終了時で大差をつけられていて、キトニーの追い上げも届きませんでした。今回もアンカーはワンブィとなるでしょうが、一人に頼りきらないレースを見せて欲しいものです。