2016年 全日本予選観戦記 17位:中央大学 ~1年主将の荒療治は吉と出るか~

全日本予選の結果を大学別に振り返ります~今日は17位だった中央大学について~レース結果はHPに載せてます。エースである町澤がメンバーから外れ、さらに3,4組のうち3人が1年生という布陣、いかに期待のルーキーといえど全日本予選において力を発揮するのは難しく、3人とも30位以下に沈んでしまいました。前回も全日本予選では18位、そして今回が17位とかつて無いほど苦戦を強いられていますね。もう何年も中央らしい安定感のある強さを見ることが出来ていません・・・

 

 

1組では3年で唯一の出場となった竹内が組13位とまずまずの走り、1年時にも1組を走って37位でしたから、着実に力をつけてきたようで・・・まだ長い距離ではもう一歩ですが、5000mでは14分1桁まで伸ばしてきましたし、1,4年生が主力となりつつあるチームで存在感を出していきたいところ。もう一人はこちらも2年で唯一の出場となった苗村、高校時代は安定感のある印象でしたが、大学ではやや苦戦しており、今回も早い段階から遅れてしまうと、そのままズルズルと引き離されて39位、ブービーに終わりました。苗村も中心選手になってほしいと期待している選手なのですが、、、

 

 

2組は鈴木、市田の4年生コンビ、ともに1年時から3大駅伝を経験している選手です。といっても、鈴木は箱根予選のため、いわゆる勝負を捨てた出雲での起用でしたが・・・そこからあっという間に戦力として台頭、今年も5000mで14分1桁のベストをマークしています。そんな実績を考えると、2組29位というのはもう一歩か。箱根予選では2年連続でチーム4位と結果を残しているんですけどねー。一方の市田は1年時から主力の一人として活躍、全日本予選も3組18位で走っています。ただ、今のところその走りが3大駅伝・予選会でのベストレースの気が・・・その後は苦戦しながらも、今年度は5000mで14分10秒とベストを伸ばしてきており、復活が期待されましたが2組33位・・・主力の二人が起用された2組での厳しい結果は、箱根予選に向けても不安の残る結果となりました。

 

 

3組はともにルーキーである二井、安永が抜擢されました。二井は5000mで14分31秒の高校ベスト、1万mも30分23秒ではさすがに厳しいかと思っていましたが結果は32位、、、よく走ったとは思います。後ろの組は本来であれば4年生で固めたかったところですし。一方の安永は高校ベストが14分23秒、そこから既に2度ベストを更新し、14分14秒まで伸ばしており、勢いのあるルーキーです。ただ、1万mのベストは30分44秒ということでどうかなあと思いきや、集団に付いて行くことが出来ず、最下位に沈んでしまいました。。。タイムも32分オーバーですし、いくら力があるとしてもルーキーに3組は厳しいですよね―。。。ともにほろ苦いデビュー戦となってしまいました。

 

 

4組は前回1組27位だった4年の小池が最終組に抜擢されました。高校ベストが14分20秒ながら、選手の揃う同級生の中に埋もれて3大駅伝の出番がなかなかありませんでしたが、今年は5000mで既に14分1桁を2度マークするなど好調です。結果は26位ということで持ちタイムが1万mでは30分オーバーということを考えるとまずまずの走りですかね?この順位で8人中2位というのも寂しいです。一方の舟津は1500mのスピードがある選手、高校ベストは14分27秒ながら、すぐに14分1桁、そして全日本予選後にはあっという間に13分台をマークしてしまいました。そんな走力もあっての最終組への大抜擢でしたが、結果は36位、いくらなんでも初の1万mで全日本予選の最終組は酷ですよね。。。

 

 

1年生の3,4組抜擢以上に驚いたのが主将・副主将が舟津・田母神という1年生に任さられたということ・・・3年生が主将になった大学は日体大の服部や上武の森田、神奈川大の鈴木健ら何人もいましたが、1年生というのは本当に異例です。上下関係が厳しいであろう体育系で本当に大丈夫なのか・・・?今後を見据えた起用でしょうが、箱根連続出場が止まってしまわないか、期待よりも不安の方が大きいです。ただ、逆に乗り切ればチームとして安定して力をつけていくこともあるわけで、藤原新監督の手腕、見せて欲しいです!!!

 

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