2016年 全日本予選観戦記 16位:東京農業大学 ~3大駅伝復帰への道のりは険しい~

全日本予選の結果を大学別に振り返ります~今日は16位だった東京農業大学について~レース結果はHPに載せてます。3年前、箱根予選でトップ通過を果たし、箱根出場を果たして以来、3大駅伝に出場出来ない日々が続く東農大、そろそろ浮上のきっかけを掴みたいところですが、結果は16位・・・ここ数年で見てもワーストの順位に沈んでしまいました。予選通過圏内だった2校が棄権となったことを考えると、なおさら今回の結果は厳しいものに・・・

 

 

1組は3年連続で全日本予選を走ることとなった高橋でしたが、結果は32位・・・この3年、2組34位→2組36位→1組32位といずれも30位台という厳しい走りになっています。1年にして1万mで30分6秒、ハーフも64分32秒を出して期待していた選手なのですが、勝負レースではなかなか結果を残せていませんね。一方の森はハーフ67分台、5000mも14分45秒ながら、1万mで30分17秒をマークしてメンバー入りを果たしましたが、結果的に36位・・・最初に遅れてしまった4人以外の集団では最下位ということに。1組からそろって30位台ということで、早くもこの時点で予選通過が非常に厳しくなってしまうことに。2年生は小山がエースクラスで抜けていて、滋野も退学してしまっただけに、2年生で新戦力となる選手が出てきて欲しいところなのですが。

 

 

2組は4月2日に早速高校ベストを10秒更新する14分22秒をマークした期待のルーキー高田が一時は先頭を引っ張るなど積極的な走りを披露、さすがに終盤は苦しくなりましたが、それでも組18位でまとめたのは上々の走り。この順位がチームトップということに・・・最も収穫のある走りでしたねー。即戦力として期待したくなります。一方の高良は2年連続で2組を任されましたが前回の35位に続いて今回は36位、高橋同様に全日本予選で奮わないですね・・・今年に入って3部門全てで自己ベストを更新するなど、いい流れできていると思っていたのですが。。。

 

 

既に2組までで4人中3人が30位台、これは厳しいなあと思っていましたが、3組はそれをさらに下回ることになるとは・・・荒木、木山の4年生コンビが任されましたが、荒木が37位、木山が39位と揃って序盤から遅れるとそのまま最下位付近に沈んでしまいました。荒木は1万mで29分35秒を持ち、ハーフも64分40秒まで伸ばしてきており、一方の木山も1万mで29分30秒とチーム2,3番手の持ちタイムを誇る二人だったんですけどねー。なかなか持ちタイム通りの力を発揮できない状況が続いています。。。ともに箱根予選では稼ぐ役割を期待したい選手なのですが・・・正直厳しそうです。。。

 

 

4組は2年にしてチームのエースである小山が20位とまずまずの走り、前回は好走が期待されながら3組36位に沈んでいましたが、今回はしっかりと走ってくれました。ただ、5000mでチーム唯一の13分台、前回の箱根予選でもチーム2番手で走っているなど実績を考えると、もっと他大のエースとも渡り合って欲しいところですかねー。一方の西村は4年にして初の全日本、そして4組に起用されましたが、集団には付いて行けずに35位、厳しいですね―。8人中6人が30位以下というのは。。。全くもって勝負出来なかったことになってしまいます。。。本当に収穫は2組の高田と4組の小山だけということに・・・

 

 

箱根予選では3年ぶりの突破を目指すわけですが、全日本の走りを見ている限りは正直、前回と同じ12位を維持するのも難しいのかなあと思ってしまいます。長い距離では持ちタイムの良い4年生が中心になってくるかと思いますが、箱根予選での実績も乏しいですからね。3大駅伝の経験者が一人もいないという経験不足も気になるところです。3年連続の予選落ちとなると、ますます箱根からも遠ざかってしまいますし、箱根予選でも前評判は高くは無いでしょうが、何とか3年前のように箱根予選にしっかりとピーキングを合わせ、予選を突破して欲しいものです。。。

 

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