日本体育大学 ~2016年度戦力分析~ 箱根シード獲得からさらなる飛躍へ・・・
今日は日本体育大学について、新年度の戦力分析を行います。昨年度は、エース山中を始めとする複数の主力の体部騒動がありながら、箱根予選で序盤通過圏外のスローペース→中盤以降一気にペースを上げての3位通過、箱根でも往路でシードが狙える位置で粘ると、何といっても6区秋山の区間新記録の快走、参考記録となる前の記録をも上回る58分9秒を叩き出し、総合でも7位とシード返り咲きを果たしました。そんな日本体育大学の選手一覧はこのようになっております。
名前 | 学年 | 読み仮名 | 5千ベスト | 1万ベスト | ハーフ換算 |
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小松 巧弥 | 4年 | コマツ タクミ | 14:09.44 | 29:14.11 | 01:03:01* |
小野木 俊 | 4年 | オノキ シュン | 14:15.76 | 29:18.27 | 01:04:05 |
坂本 新 | 4年 | サカモト ハジメ | 14:11.13 | 29:27.25 | 01:03:43 |
秋山 清仁 | 4年 | アキヤマ キヨヒト | 14:26.78 | 29:28.64 | 01:03:53 |
山本 航平 | 4年 | ヤマモト コウヘイ | 14:22.15 | 29:43.31 | 01:03:43 |
大手 敬史 | 4年 | オオテ タカフミ | 14:13.59 | 29:52.69 | 01:04:21 |
小町 昌矢 | 3年 | コマチ マサヤ | 13:56.50 | 28:48.75 | 01:03:00 |
冨安 央 | 3年 | トミヤス アキラ | 14:09.94 | 28:49.53 | 01:03:33 |
吉田 亮壱 | 3年 | ヨシダ リョウイチ | 14:06.25 | 29:19.19 | 01:04:11* |
辻野 恭哉 | 3年 | ツジノ キョウヤ | 14:07.26 | 29:29.74 | 01:04:28* |
城越 勇星 | 3年 | シロコシ ユウセイ | 14:09.29 | 29:31.06 | 01:03:51 |
大崎 遼 | 3年 | オオサキ リョウ | 14:18.46 | 29:35.76 | 01:05:51 |
白永 真彦 | 3年 | シラナガ マサヒコ | 14:27.55 | 29:58.72 | 01:06:34* |
重松 尚志 | 3年 | シゲマツ ヒサシ | 14:39.04 | 30:45.64 | 01:04:50* |
室伏 穂高 | 2年 | ムロフシ ホタカ | 14:18.41 | 29:31.73 | 01:04:21 |
宮崎 勇将 | 2年 | ミヤザキ ユウショウ | 14:16.57 | 29:50.50 | 01:05:35 |
三原 卓巳 | 2年 | ミハラ タクミ | 14:25.59 | 30:17.13 | 01:05:42 |
林田 元輝 | 2年 | ハヤシダ ゲンキ | 14:16.40 | 30:20.75 | 01:06:19 |
4年生・・・箱根経験者は実に6人を数えます。3年時最も活躍したのは小松、箱根予選ではチームトップの10位、箱根でも3区8位と結果を残しています。勝負レースで結果を残しているのは大きく、今年度中心となる選手の一人でしょう。秋山は3大駅伝・予選会通じて箱根6区を2度走ったのみですが、6区4位→6区区間新と山下りにおいて素晴らしい走りを見せています。箱根6区のさらなる更新はもちろん期待ですが、持ちタイムも着実に伸ばしてきており、平地でも活躍が期待されますね。
前回の箱根を走ったもう一人が小野木、小松同様に3年になって頭角を現し、全日本7区6位、箱根10区7位と3大駅伝で安定した走りを見せています。1万mも29分18秒まで伸ばし、今後の活躍が楽しみです。残り3人は箱根経験者ながら前回は走れなかったということ・・・山本は箱根を2度経験しており、3年の全日本予選で最終組を任されるほどですし、あまり心配は無さそうかなあ。最終学年の今年はきっちりと戦力になってくれれば。大手は今年度5000mでベストをマーク、2年の箱根が唯一の3大駅伝出場となっており、3年時は3大駅伝・予選会のいずれも未エントリーなのが気になるところです。坂本は1年の箱根で4区10位で走って以降、故障の影響もあって3大駅伝・予選会にエントリーもされず、記録会に出てもまだ14分後半や15分台となかなか完全復活とはいかないようです。何とか4年時に復活を遂げて欲しいところですが・・・
3年生・・・5000m,1万m、ハーフの全てでチームトップタイムを誇るのが小町、箱根予選で16位、箱根も1区11位と上々のスタートを切っており、エース格の1人ですね。1年からずっと主要区間を任されていますが、徐々に結果を残すようになり、今後はさらなる飛躍が求められる選手です。5000mで先月、そろって14分1桁のベストをマークした冨安、吉田、城越もチームを支える選手たちです。冨安は1万m28分台のスピードを持ち、全日本でもエース区間の2区を任されています。吉田は箱根で8区5位と上々の走りで、シードを決定づけました。チームの出場可能なレース全てに出場しているのも心強いです。
城越は2年時に大きく伸びた選手、ハーフ63分台まで伸ばし、箱根でも4区8位と好走しています。さらに、高校時代は実績豊富ながら1年時故障に苦しみ続けた辻野も2年になって見事に復活を遂げ、箱根予選、全日本に出場しました。5区候補の1人ということでますます今後の成長が楽しみですね。他にも、箱根予選を走った白永、重松らがおり、4年生以上に選手が揃っている学年といえるかもしれません。
2年生・・・3大駅伝唯一の経験者となったのが室伏、箱根予選でも76位と上々の走りでしたが箱根では5区17位と苦しみました。再度5区に挑み、この悔しさを晴らして欲しいところ。伸び盛りの選手では箱根にエントリーされた宮崎、箱根予選にエントリーされて三原が気になる存在。宮崎は今年度早速5000mで14分16秒とベストをマークしています。ともにハーフが65分台後半というところで、長い距離でも結果を残すようになってくれば、メンバー争いにも入っていそうです。5000mベストでこの学年んトップの林田は高校時代の実績が豊富ながら、ハーフは66分台、3大駅伝・予選会もエントリー無しとやや苦戦気味かなあ。2年になり、そろそろ台頭してきて欲しい選手の1人です。
1年生・・・持ちタイムでトップ10に入るような選手は残念ながらいません。那須拓陽出身の廻谷が14分19秒でこの学年トップタイム、14分23秒で世羅出身の山口和と続きます。また、今回はかなり14分50秒台、15分台の選手を獲得しているんですよねー。雑誌に載っていただけで、14分50秒台が7人、15分台が5人います。ここから、いきなり台頭してくる選手が出てくるか?というのも楽しみですね。昨年度、一気に伸びてきた選手も何人かいましたから。。。
5月6日に大学駅伝2016春号が発売されますね。もっとルーキー特集を全面的にやってほしいのですが、この時期の発売だとやはり厳しいのかなあ?基本的に陸マガの増刊号はいつも買っているので、今回も買うことは間違いないでしょうが・・・