東洋大学 ~2016年度戦力分析~ 有力世代が卒業してもまた優勝争いへ…

2016年4月8日

今日は東洋大学ついて、新年度の戦力分析を行います。昨年度は全日本で悲願の初優勝を果たした一方、箱根では青学に大差をつけられての2位となりました。絶対的エースだった勇馬を筆頭に持ちタイム上位の選手が揃って卒業し、一見すると選手層は薄くなっています。しかし、大西世代、柏原世代、設楽世代と有力選手が揃った世代が卒業した時、東洋は優勝争いから脱落するのでは?と言われましたが、そのたびに戦力を整え、常に優勝争いに加わり、チャンスがあれば優勝を果たしてきました。そんな東洋大学の選手一覧はこのようになっております。

 

 

 

 

4年生・・・今年度のエースは弾馬になるでしょう。箱根こそ3区で苦しい走りとなりましたが、大学トップクラスの走力を誇ることに疑いはありません。まずは得意としているトラックで大暴れして欲しいですし、駅伝シーズンもエースとしてチームを引っ張っていって欲しいです。さらに、昨年度出雲・全日本で区間賞を獲得し、ブレイクした口町、今年度既に14分1秒とベストをマークしている二人も主要区間で計算出来る存在ですね。3大駅伝経験者は上述の3人のみですが、1年時から3大駅伝にエントリーされている山本采、昨年度ベスト連発だった橋本、5区候補と言われる成瀬など楽しみな選手が何人もおり、今年も4年生が中心となりそうです。

 

 

3年生・・・全日本の優勝メンバーとなった野村、堀の二人がこの学年の中心となりそうです。勝負レースでの実績がある一方、持ちタイムはまだまだで特に堀は5000m13分台ながら、1万m30分30秒台、ハーフも68分台ですからね。トラックシーズンでまずはタイムを伸ばしていって欲しいです。この学年で最初に頭角を現してきた竹下は6区予定だった1年の出雲で走れず、そこから徐々に存在感が薄れていってしまいました。小早川も1年でハーフ63分17秒をマークしたものの、そこからはパッとしないですからねえ。野村、堀に負けじと今年度こそ3大駅伝で走ってもらいたいところ。

 

 

2年生・・・昨年度ともにベストを大きく伸ばし、箱根を走った小笹、山本修がやはり抜けていますね。1万mのベストもともに29分12秒と一緒です。二人とも箱根では満足のいく走りでは無かったでしょうし、さらなる飛躍を遂げ、3大駅伝全てで出場も期待される選手ですね。ただ、他の選手はちょっと元気が無い状況が続いており・・・高校時代の実績では14分16秒を持つ中畑や1500mで活躍した碓井あたりが抜けていますが、昨年度はほとんど姿を見せませんでしたからね。。。高校3年で怪我をしていたのが気になるところです・・・堀のように2年になって台頭してきて欲しいものです。

 

 

1年生・・・今年も魅力的な選手が揃いました。持ちタイムでは相澤の13分54秒が学年トップ、ロードでの実績では14分8秒を持つ今西が抜けていますね。クロカンでは同じく14分8秒を持つ渡邉が大いに活躍しましたし、短い距離となると14分2秒を持つ中村が強さを発揮しています。様々なレースで活躍している選手が揃っているのは心強いですね。特に今西は即戦力として3大駅伝でも活躍してくれそうですし、東洋のことですから、まだ名前を挙げていない選手からもどんどんタイムを伸ばしてくる選手が出てきそうで楽しみです。

 

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