2015年度 学生ハーフ結果雑感 ~日大、法政、明治、國學院~

最後は、日大、法政、明治、國學院の4大学について、学生ハーフの結果を振り返ってみます。なかなか更新時間が取れないので・・・もう少しボリュームを減らしてでも、更新頻度を上げていきたいと思います~

 

 

<日本大学>

来年度のエースである石川がチームトップではありましが、33位、64分18秒というのはちょっと物足りないかなあ。優勝候補の一角だと思っていたのですが・・・そんな石川に続くのも、65分台で113位の清水目、117位の畔柳の二人しかいませんでした。清水目の65分36秒が10番手というのもやはり厳しいですかねえ。62分台は石川一人、63分台が高野、山﨑一の二人、64分台も3人という状況です。

 

ただ、持ちタイムでトップ10に入っている選手たちも、3番手の山﨑一が66分25秒、6番手の新関が69分10秒、7番手の石井も66分33秒といったようにあまり奮わない結果となっています。全日本予選、箱根予選と勝負レースで好走しているのは心強いのですが、安定感に欠ける部分もあり、全日本や箱根もいまいちという選手が多かったですからね。2年生がトップ8のうち6人を占めており、以前から懸念されている石川以外の3年生の台頭というのが求められるところです。

 

 

<法政大学>

100位以内に6人が入ってくるなど、収穫の多いレースとなりました。来年度、ダブルエースとなるであろう足羽、細川がそれぞれ21位、34位、タイムも63分56秒、64分18秒と上々の走りでした。二人ともセカンドベストとなるタイムですね。箱根では特に足羽が力を発揮出来ませんでしたが、チームを引っ張るべき存在ですね。坂東が41位、64分27秒と好走、箱根でもルーキーながら4区を走っていますが、学生ハーフでも結果を残してきましたね。来年度の持ちタイムもチーム4番手まで伸ばしてきました。楽しみな選手の揃う1年生の中でも順調に伸びてきていますね。

 

阿部が64分56秒で走り、10番手に入ってきました。63分台こそ63分1秒の足羽しかいませんが、64分台が10人以上いるのは2年連続の箱根予選突破に向けて心強いデータですね。さらに、各学年バランスよくトップ10に入ってきています。65分台でも木村、篠村、土井、緒方、坂田と5人走っています。主力で大きく崩れてしまったのは、ルーキーながら箱根9区を任された本多が70分オーバーだったくらいで、揃って元気な姿を見せてくれたのは良かったです。ただ、来年度箱根予選突破だけではなく、箱根でも勝負出来るチームを目指していくには、往路を任せられるエース格が出てきて欲しいですね。前回は1~3区で大きく遅れてしまい、勝負に加わることが出来なかっただけに・・・

 

 

<明治大学>

エース格の一人である薮下が63分42秒で12位とさすがの走り、ハーフ持ちタイムも62分56秒と来年度のチームトップを誇り、箱根5区の精神的影響も心配されましたが、問題無さそうでよかったです。来年度はチームを走りで引っ張っていって欲しいですね。22位の63分56秒で走った皆浦も自己ベストでチーム4番手に入ってきました。今年度台頭してきた選手の1人ながら3大駅伝は走れなかっただけに、来年度は主要区間を任されるような選手になって欲しいところ。この二人が結果を残した一方で主力の1人である江頭賢が65分55秒と苦しい走りになってしまいました。箱根で4区6位で走って以降、ちょっと精彩を欠いている気が・・・薮下、吉田、江頭賢の3年生トリオにはしっかりと走ってもらわないと困りますからねー。復調してきて欲しいところです。

 

走った選手が少なかったこともありますが、箱根エントリーを果たした森は65分57秒、全日本エントリーした角出は67分18秒とちょっと3大駅伝デビューに向けては厳しい結果となってしまいました。来年度のハーフ持ちタイムは15位まで下がってしまうんですよね・・・ルーキーの坂口、田中がハーフのタイムを持っていないことなどもありますが、64分台が吉田、東島の二人しかいないのも寂しく、数値上は来年度は苦しそうです。とはいえ、即戦力として期待出来る選手が何人も入ってきますし、また3大駅伝で勝負出来るチームへと力を蓄えていって欲しいです。

 

 

<國學院大学>

箱根出場を逃した國學院ですが、その後はもうハーフで素晴らしい走りを披露していますね。学生ハーフでも、50位以内に5人が入っています。関東連合で箱根出場した細森が63分32秒の10位でチームトップ、箱根予選以降好調を維持しています。さらに、曽我部が16位、63分46秒とこちらも好走で来年度6番手となるタイムを叩き出しています。まだ3大駅伝・予選会は未経験の3年生ですが、来年度は活躍が期待されます。

 

さらに20位の63分55秒で内田が続き、7番手となるタイムで走っており、既に64分切りが7人いるというのはとても箱根予選落ち校とは思えないですよね。。。さらに、小林が64分27秒、熊耳が64分36秒とまだ3大駅伝エントリーや持ちタイムトップ10にも入ってこない選手が好走とチームとしていい流れできていますね。エース候補が台頭し、選手層も着実に厚くなってくるという状況です。来年度のハーフ持ちタイムはなんと6位、数値上は箱根出場どころかシードも十分に狙える戦力ということになります。上位10人だけではなく、ハーフ65分きりだけで箱根16人も揃ってしまうほどです。まさかの箱根予選落ちを喫した今年度の反省を活かし、来年度は箱根出場はもちろん、上位進出を目指して欲しいです。

 

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