2015年度 学生ハーフ結果雑感 ~東国大、東農大、東洋、日体~

だいぶ間が空いてしまいました・・・平日の更新はかなり厳しい状況となっています。続いては、東京国際大学、東京農業大学、東洋大学、日本体育大学の4大学について、学生ハーフの結果を振り返ってみます。

 

 

<東京国際大学>

今年度、箱根初出場を果たした東国大ですが、学生ハーフでも64分台が3人、100位以内で5人が走るなど、結果を残しています。64分28秒、42位の濱登がチームトップの走り、箱根でも5区7位と快走を見せていますし、エース格の一人として来年度も大いに活躍してくれそうです。さらに、箱根9区を走った石井も64分32秒で45位、来年度のハーフ5番手となるタイムをマークし、主力が順当な走りを見せました。照井、鈴木大、福田も65分前後で走っています。特に福田はルーキーながら箱根予選に出場し、箱根出場も後一歩、ハーフも65分前後で安定して走れていますし、今後が楽しみですね。

 

中村、梅本も65分台で走っており、梅本も福田同様にルーキーながら箱根予選に出場している選手です。各学年に戦力となりそうな選手が複数出てきており、箱根初出場を果たしてより大事になってくる来年度に向けて、楽しみになる結果ですね。来年度のハーフは21位とデータ上は予選ギリギリというところですが、箱根経験者が8人、箱根予選経験者が13人残る状況を考えても、2年連続箱根出場の可能性は高そうですし、前回以上の順位で予選突破をするだけの力はありそうです。

 

 

<東京農業大学>

来年度のエースとなるであろうルーキーの小山が64分6秒の25位とさすがの走りを披露しました。勝負レースでの実績も1年にして既にトップクラス、ハーフの来年度持ちタイムは2位となっており、まさにチームの中心となるべき選手ですね。しかし、続く選手が120位、65分40秒の高良と自己ベストではあったものの、だいぶ差がありますね。荒木が127位で65分45秒、矢口が65分57秒の151位で続いています。好走というわけではないですが、ハーフの持ちタイムでチーム上位の選手たちというわけではないですし、まずまずとも言えるのでは無いでしょうか?

 

むしろ、心配なのは持ちタイムが上位の選手たち、例えばチームトップを誇る折居、5番手の木山はともに66分18秒、3番手の畠山は67分2秒、6番手の高橋は66分28秒と主力となっていってほしい選手が軒並み苦戦しているんですよねー。箱根復帰を狙うチームにおいて、不安が残るレースとなってしまいました。現2,3年生は即戦力な選手が加入せずにスカウトで苦労した世代、それでも着実にハーフのタイムは伸ばしてきて、来年度の平均タイムは18位とボーダーより少し上とタイム上はなっています。何とか勝負レースでもその力を発揮し、箱根に戻ってきて欲しいものです。

 

 

<東洋大学>

主力どころが揃って出場しなかったですね。東洋は最近ハーフへの出場に消極的な気が・・・そもそも7人?しか出場していないのかなあ。そんな中、チームトップは65位の成瀬、64分49秒で走っています。箱根5区候補と1年時から言われ続けていてもういよいよ来年度は最終学年、最後に出番があると良いのですが・・・このタイムでチーム7番手ですからね。62分台が2人なのはともかく、63分台も3人しかいないというのは、さすがに優勝を争う大学の持ちタイムとしては寂しいものがあります。現4年生は持ちタイムが良い選手が多かったですからね。2番手に185位の山本信、66分18秒となっています。

 

ちょっと気になったのが、271位、67分1秒だった橋本ですね。ハーフベストは63分35秒でチーム5番手の選手、今年度はベスト連発だったのですが、ちょっと学生ハーフでは奮わない結果になってしまいました。まだ3大駅伝未出場ですが、成瀬同様に最終学年の来年度こそ期待したい選手ですよね。ハーフの平均持ちタイムは9位と私がデータを管理し始めてから恐らく最低かなあ?野村、堀、山本修、小笹ら3大駅伝経験者がいずれも67分オーバーのタイムしか持っていないというのが大きな理由ではありますが、タイムの出るハーフのレースに出場しても良い気がするのですが・・・

 

 

<日本体育大学>

城越が63分51秒の19位とチームトップの走り、来年度のチーム6番手となるタイムをマークしました。箱根でも4区8位とまずまずの走りを見せています。ルーキーの室伏が64分30秒、1年生ながら箱根では5区を任されるほどですし、箱根5区は17位と苦戦しましたが、それ以外は安定した走りを見せていますね。63分台は城越一人で箱根1区を走った小町、3区を走った小松がそれぞれ65分25秒、64分40秒ともう一歩という結果ではありましたが、100位以内で5人走り、65分台は8人を数えますね。

 

監督交代や退部騒動など色々あった日体大ではありますが、着々と来年度戦力となりそうな選手は増えてきています。ルーキーも室伏以外に宮崎、三原、林田らも着々とベストを更新していますし、ハーフ62分台こそ一人もいませんが、63分台は7人、64分台も着実に増えてきていますね。来年度に向けて選手層が厚くなってきているようで、ハーフ持ちタイムは7位と好位置につけています。箱根も7位でシード権を獲得していますし、来年度はさらに上位を狙って行って欲しいです。

 

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