2015年度 学生ハーフ結果雑感 ~駒澤、国士舘、山梨学院、上武~

ちょっと仕事が忙しく、ブログの更新はなかなか難しそうです。休日やたまにの更新になってしまうかもしれません。学生ハーフの全選手の結果が公式HPのレース結果(PDF)に載りました。一度に4大学ずつ、漢字のあいうえお順?でタイムを見ていきます。私が把握している全25大学のうち、順天堂を除く24大学が出場しています。いかに多くの大学、選手が出場しているかが分かりますね。むしろ、何故順天堂だけ出場しなかったのか?という感じです。

 

 

<駒澤大学>

前回2位に入った工藤など、毎回上位に選手が入ってくる駒澤大学ですが、今回は3大駅伝の経験者が誰一人走らなかったこともあり、最高順位は15位に留まっています。それでも、チームトップの伊勢が63分45秒と上々の走り、ハーフでは続けて結果を残しているのは収穫ですね。同じくルーキーの堀合も64分11秒で26位、とルーキーがチーム1,2番手を占めています。3年生以下では伊勢が7位、堀合が9位とチームトップ10にも入ってきました。下を含めたこの3人は来年度の3大駅伝もメンバーに入ってきそうですねー。チームの底上げのためにも、大事になってきそうな学年です。

 

ただ、4番手以降は64分半オーバー、紺野、片西、川戸が64分台で走ってはいますが、紺野、片西は3大駅伝にエントリーされ、川戸も1万mで29分14秒で走っていますから、ちょっと物足りない走りだったでしょうか?現状ではエントリーまでかなあという印象で3大駅伝出場にはさらなるレベルアップが求められそうです。エース級は揃うだけに選手層の薄さの改善は最重要課題ですからね。

 

 

<国士舘大学>

チームトップが61位の戸澤、タイムも64分47秒ですからちょっと物足りない結果ですかね。2番手の内山で143位、タイムも65分51秒まで下がってしまいます。先月は住吉、石井が62分台、餅崎、戸澤が64分台前半と大盛況だった国士舘大学、エースクラスの誕生は来年度の箱根予選を見据えても非常に心強いものがありますが、逆に箱根予選に近いコースを走る学生ハーフでの凡走、そして選手層という面では不安の残る結果となってしまいました。

 

ハーフの持ちタイムで来年度トップ10に入る選手たち、八巻や井筒は66分半前後、石井も67分台ですし、三田や本多は70分オーバーですからね。なかなか、ハーフで安定して結果を残せていないのも気がかりです。前回はわずか10秒差で逃した箱根予選の借りを返すためにも、戦力の上積みを果たし、勝負レースでも結果を残せるようになっていってほしいところです。

 

 

<山梨学院大学>

32位で河村がチームトップ、64分17秒で走っています。さすがに長い距離では安定していますね。もう一人走った箱根経験者である上村は68分台に沈み、残念な結果でした。前回の箱根でついに結果を残し、主力の一人として期待される選手なのですが。。。箱根にエントリーされたルーキーの永戸は64分55秒とまずまずの走り、すでに64分台で2度走っており、来年度はエントリーだけではなく、メンバー争いにも加わってきて欲しいです。

 

同じく期待のルーキーである久保は67分57秒となかなか結果を残せていないですね。1万mも30分46秒がベストですし、、、来年度あたり戦力となってきて欲しい選手なのですが。全日本経験者の伊藤は67分台に留まり、メンバー争いもちょっと遠そうな気が・・・2年生世代である上田、市谷、河村、古賀らが着実に大学でも結果を残しているだけに、現1,3年生の奮起を期待したいところです。

 

 

<上武大学>

坂元が64分11秒で27位と上々の走りを見せてくれました。昨年度はなかなか安定した走りは見せられませんでしたが、今後はエースらしい走りを見せて欲しいところ。他は箱根16人に入ってくる選手たちが何人か出場していますが、一番良かったのが大森の65分27秒、さらに山岸広、太田黒、河崎、馬本が66分1桁までで続いています。大きな収穫があったというほどではないですが、まずまずの走りを見せてくれたのではないでしょうか?

 

河崎は走力からすれば物足りないですが、箱根に出場出来なかった状態から、しっかりと回復してきているのが確認出来たのは良かったのでは?大森、太田黒はともに1年生、同じくルーキーながら箱根を走った田中に負けじと伸びていって欲しい選手ですし、山岸も同じ姓でブレイクした山岸塁のようにチームに欠かせない選手となってくれればと思います。

 

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