2015年度 クロカン日本選手権 ジュニア8km 結果雑感
先日、福岡クロカン改め、クロカン日本選手権が行われましたので、簡単に結果を見ておきます。ジュニア男子8kmに公式記録が載っています。上位8人は以下の通りです。
1位 渡邉 奏太 吉原工業 24:19
2位 酒井 耀史 須磨学園 24:22
3位 竹元 亮太 大牟田 24:23
4位 松尾 淳之介 秋田工業 24:23
5位 關 颯人 佐久長聖 24:30
6位 西川 雄一朗 須磨学園 24:32
7位 吉田 圭太 世羅 24:33
8位 飯島 圭吾 山梨学院大附 24:38
上位8人のうち2年生が4人、東海進学が3人を占める中、トップに立ったのは吉原工業の渡邉でした。いわゆる無名校のエースと呼ばれる位置付けかと思いますが、ここでトップを取るまでになるとは・・・進学先は東洋で同級生を見ても名門校で活躍したエースたちが入ってきますが、そんな中でもひときわ目立つ存在となるかもしれませんね。既に5000mで14分1桁で走っているスピードもありますし、どこまで伸びるか楽しみです。
2年生はいずれも来年度、エースとして活躍が期待される有力校の選手たちですね。2位に入った須磨学園の酒井は6位に入った西川から、3位に入った大牟田の鬼塚から、7位に入った世羅の吉田は中島からエースの座を引き継ぐことでしょう。8位に入った山梨学大附の飯島は2年にして最長区間の10kmを任されるなどエースとして活躍していますね。有力選手が揃った3年生世代に負けじと2年生世代も遠藤日向を筆頭に粒ぞろいですし、来年度の高校長距離界を盛り上げていって欲しいです。
3年生では、4位に秋田工業の松尾、昨年度もクロカンでは大活躍していましたし、強いですね。今年度はちょっと元気がなかった気もしますが、駅伝シーズンでは着実に結果も残し始めていますし、東海大学でも特にロードで活躍してくれることでしょう。5位の關は駅伝シーズンの圧倒ぶりからすればやや物足りないかもしれませんが、やはり安定しています。ロードでの強さは折り紙つきですし、これまた東海大学を更に強くしてくれることでしょう。6位に入った須磨の西川は14分3秒という持ちタイムからするとややタイム先行かなあとも思っていたのですが、都道府県対抗、そして今回のクロカンと3年の終わりになって続けて結果を残しているのは心強いですね。ただ、東海のメンバー争いに絡んでいくのは容易では無さそうです。
9位以下の気になる選手を見てみると・・・創価に進む米満が9位に入ったのはちょっとびっくり。即戦力として活躍してくれそう。11位の安藤は神奈川予定、ずっと安定していますし、3大駅伝で使い勝手が良さそうな選手ですよね。12位の安永は中央、13位の石垣は日大と箱根ではシードを取れなかった大学に進学予定の選手が揃って入ってきていますね。こういう選手が起爆剤となってチーム力を高めていってくれればと思います。