2015年 箱根予選結果考察 ~東京国際大学~

続いては東京国際大学について、箱根予選の結果を振り返りつつ、箱根への展望も書いていきます。箱根予選結果はこのようになっております。箱根予選を9位で通過し、見事に箱根初出場を遂げた東京国際大学、ベストメンバーかつベストの走りが出来たというわけでは無いのですが、それでも予選を通過してくるところに、チーム力が上がってきていることが感じられます。100位以内で4人が走り、150以内には9人、そして12番手でも182位で留まっているというのが魅力ですね。初出場校ともなると、何とか10人合わせてくるのが精一杯ということが多いですが、選手層も決して薄いわけでは無さそうです。

 

 

エースのスタンレイが第二集団で最後まで走りきり、3位と大きく貯金を稼ぐことに成功しました。箱根でもエース区間を任されることになるでしょうし、他大のエースたちとどこまで渡り合えるか楽しみです。2番手に36位で関、今回走った4年生は3人と少なめではありましたが、1万mでチーム2番手の29分22秒を持ち、エース格の一人である関もしっかりと結果を残しています。3番手に51位で鈴木大、こちらも1万mのタイムは29分25秒とチーム3番手、1万mの持ちタイムトップ3が前評判通りの力を発揮したことになります。4番手に81位で濱登と好走しました。箱根予選後には1万mで29分台までタイムを伸ばしてきており、好調ですね。

 

 

5番手に107位で石井が入っています。こちらも予選後に1万mで29分43秒までタイムを伸ばしています。チームとしての勢いを感じますね。6番手に119位で照井が入っていますが、1万mで29分27秒を持ち、主力としての走りが期待されていたことを考えると、総合順位は決して悪くはありませんが、チーム6番手というのはちょっと物足りりないですかねー。7番手で135位だった小針は前回の箱根で関東連合で8区に出場している選手、こちらもちょっと苦しい走りになってしまいました。チーム2番手で走ってもおかしくない選手だと思っていましたので・・・照井、小針は箱根で往路を走って欲しい選手ですねー。

 

 

8番手に鈴木聖が136位で入っています。5000mで14分40秒、1万mで30分30秒という持ちタイムを考えると、上出来の走りではないでしょうか?まだまだタイムも伸ばせそうです。9番手で149位の熊谷も5000mは14分41秒、1万mで30分19秒の選手です。持ちタイム上位の選手が稼ぎ、チーム下位の選手がブレーキにならずにしっかりと走るという箱根予選を突破するための走りが出来ていました。10番手の154位にルーキーの福田、これまた5000mは14分45秒、1万mは未経験でしたが、20kmを61分台で走ってくるのですから見事です。その後、1万mで30分9秒をマークしています。

 

 

11番手で169位の梅谷もルーキーです。こちらも1万mで30分45秒と持ちタイムは決して良くはないのですが、大事なレースでしっかりと走りました。10番手と11番手の差がわずかに7秒差です。即戦力ルーキーのいなかった東京国際ではありますが、1年目から箱根予選をきっちり走ってくる選手が複数出てきたのはさすがですね。12番手に182位で湊が入っています。1万mは30分37秒の選手ではありますが、ハーフで65分5秒を持ち、4年生ということを考えると1年生には負けてほしくなかったかなあ・・・

 

 

昨年度、初出場を決めた創価も東京国際と同様にシード権確保を目標に掲げ、最下位に沈んだことからも分かるように、初の箱根路は決して甘くは無いでしょう。予選を9位通過という現状からも、正直最下位を回避出来れば上出来だと思っています。箱根予選でチームトップ3だったスタンレイ、関、鈴木大に照井、小針あたりが往路候補となってくるかと思いますが、スタンレイが走る区間以外は厳しい戦いになるでしょう。また、箱根予選を走っていない選手の中では、1万mでチーム5,6番手のタイムを持つ荒井、上村が本戦のメンバー争いに絡んできそうかなあ?ハーフの持ちタイム64分36秒を持つ貝崎も1万mでベストを伸ばしてきており、面白そうです。

 

 

3年生以下に主力の選手が多く来年度も楽しみなチームではありますが、これまた同じ状況だった創価は今年度箱根予選を14位で予選落ちしています。来年度も出場出来る保証など全く無いですし、ついに初出場を果たした箱根をまずは楽しみ、その経験をまた今後に活かしていって欲しいです!!

 

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