世田谷記録会(2015/07)観戦記 ~青学が13分台ラッシュ~

4日(土)に世田谷記録会が行われました。小雨が降り続いており、この時期としてはかなり涼しくてコンディションが良かったですね。さらに、ペースメーカーもついていたこともあり、選手にとっては走りやすかったのではないでしょうか?特に終盤の組では、自己ベストが多く出ていました。一方、観戦している側にとっては、大雨よりはマシですが雨の中は厳しいものがあります。初の雨中の観戦だったこともあり、準備不足もあって写真を撮るのも一苦労でした。レース結果は世田谷記録会結果をご覧ください。それでは組ごとに振り返ってみたいと思います。

※駒澤中心に観戦していたので、ちょっと偏ってしまうかも・・・

 

 

~12組~

駒澤勢が出場する12組から本格的に観戦を始めました。途中で物江と河口が揃って先頭に出てレースを引っ張るなど、積極的にタイムを狙っていく走りでしたねー。物江が14分37秒の3位で自己ベストを20秒も更新しています。1500mのスピードを考えれば、まだタイムは出てもおかしく無さそう・・・一方の河口は終盤離されたものの14分44秒でこちらもベストを9秒更新してきました。河口は大学初レースでベストといいスタートが切れたのでは?

 

 

組トップには東農大のルーキーである瀬戸口が14分35秒で入ってきました。また、中央学院の細谷がようやく大学デビュー戦?を飾っています。2年生では高校時代持ちタイムNo.1の選手ですし、台頭してきた大森や新井に負けずに伸びていって欲しいです。

 

 

~13組~

日体大の白永が14分34秒で組トップとなっています。2位に入った帝京の野村は14分35秒でベストをマークしていますね。箱根経験者ですし、まだまだタイムは伸ばせると思いますが・・・駒澤勢では、3位に駒澤の板橋が入り、14分35秒はベストを6秒更新する走りでした。今までのベストは高2の記録ですから、ようやく更新出来たという感じでしょうか?ここからどんどんベストを伸ばしていってくれれば。今回は、終盤に落ちること無く、むしろ前に出るいい走りでした。一方の古林は終盤にちょっと遅れてしまい、14分43秒でセカンドベストだったもののベストに2秒届きませんでした。

 

 

~14組~

東海勢のエントリーが目立った14組、10人以上出場してきました。そんな中、三上と小林和がともに14分25秒をマークしています。桐原も14分28秒でギリギリですが、ベストを更新していますね。駅伝シーズンに向けてますます競争が激しくなってきそうです。帝京勢では、島口、ルーキーの畔上がともに14分25秒でベストを更新してきました。駒澤勢は中村が組トップとなる14分24秒をマーク、ベストを7秒更新しています。川戸も14分26秒でまずまずかな?ただ、吉田は最初から後方に位置しており、徐々に遅れ始めるという苦しいレースになってしまいました。

~15組~

 

日体大の小野木が14分15秒でベストを8秒更新し、組トップとなっています。城越も14分18秒でベストを9秒更新していますねー。日体大は自前の日体大記録会がありますが、この時期は無いだけに出場してきたのかなあ?年々どころか記録会を重ねるごとに出場する選手が豪華になっていきますね。青山学院のルーキー小野田も14分15秒の2位と好走、村井も14分16秒で4位に入るなど、最終組の活躍が目立った青学ですが、前の組の選手も頑張っていました。
他に上位に入った選手では、東農大の折居が14分17秒でベストを一気に21秒も更新し、3000m障害が得意なルーキーの滋野も14分18秒でベストを7秒更新と元気なところを見せました。エース力は前回よりも劣っているかもしれませんが、総合力では前回以上になってきたかも・・・?駒澤勢は藤木が14分16秒と惜しくもベストには届かなかったものの3位と好走、今後につなげてくれれば。一方で片西は中盤から遅れてしまいましたし、金尾は終盤にがくっと落ちてしまうともに苦しいレースとなってしまいました。

 

 

~16組~

 

ラストの切れ味を見せた中央学院の海老澤剛が14分15秒でベストを13秒も更新してきました。箱根2区、全日本予選で最終組を任せられる選手ですし、もう1つ後ろの組でも良かったのかも?まだまだタイムも伸ばしてくるでしょう。他には村上が14分19秒、大森が14分22秒でベストを11秒更新と全日本予選に出場した主力がさすがの結果を残しています。

 

 

2位には東海の土屋が14分18秒で入り、高校ベストを2秒更新してきました。およそ3年ぶりの自己ベストですねー。長い距離での実績は抜群ですが、さらにスピードもついてくれば、ますます強くなりそう。。。小笠原も14分19秒で4位に入る好走を見せています。他には明治の藪下が14分20秒でベストを10秒更新していますね。着実に持ちタイムを伸ばしてきています。3位には駒澤の宮下がセカンドベストの14分19秒で入っています。今年度の記録会では組上位を走る選手が最も多かったかなあ?夏合宿前にいい走りを見せてくれました。小山も14分20秒と安定のタイムだったものの、伊勢は中盤遅れるとずるずるといってしまい、ちょっと心配ですね。。。

 

 

~17組~

 

ペースメーカーがついており、13分台を十分に狙えるペースでレースが展開されていきました。そんな中光ったのが青山学院の伊藤、関東インカレで5000m入賞を果たした選手が、13分48秒とチーム2番手となるタイムを叩き出してきました。これには他のチームメイトもびっくりしていた様子・・・さらに、4位に入った秋山も13分53秒で自己ベスト、さらにさらに、6位~11位までが全て青学勢という凄まじさ・・・14分前後で青学勢が一斉に入ってきました。中村、渡邉心までが13分台、吉永、山村、梶谷、田村和が14分0秒で走っています。観戦していても、青学のユニフォームの選手が目立っていました。。。

 

 

そこに割って入ってきたのが東海の春日、13分56秒と一気に13分台に突入してきました。同学年の川端がユニバへと出場する中、春日も負けじと伸びてきていますね。駒澤の浅石が14分0秒でベストをマーク、下も14分4秒のセカンドベストなので悪くはありませんが、浅石がラストに大きく伸びたのに対し、下は逆に失速してしまいましたからねー。ちょっと残念な走りでした。久しぶりのレースとなった高本も14分11秒でまとめて問題ないことをアピール、最終組の3人はホクレンにもエントリーされていますし、ここで自己ベストを期待したいところです。

 

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