トラックシーズン開幕!! ~2015年4月振り返り その2~
関東インカレのエントリーが締め切られました。関東学連のHPにはまだエントリーは載っていませんね。待ち遠しいです。選手持ちタイムは、先日発売された駅伝増刊号を元に、退部した選手、留年して残った4年生の情報を反映しました。持ちタイムの比較まではまだ出来ていませんが、誤りがあれば徐々に修正していこうと思います。ただ、中身自体は個人的には不満かなあ・・・新入生のデータは顔写真付きで各種情報も欲しかったです。ここで乗らないと、その後もずっと駅伝本に載ることのない選手もいるわけですし・・・引き続き、この1ヶ月に自己ベストを出した選手を中心に、箱根で9位~16位の大学を見てみます。
山梨学院大学
新留学生のニャイロが1万mで早速28分38秒の好タイムをマーク、オムワンバも5000mで13分28秒という大学トップタイムを叩き出すなど、留学生がさすがの走りを見せています。。もう一人28分台を出したのが上田、28分48秒という見事なタイムを出してきました。今季は大きな戦力となりそうです。5000mでは日本人エースの佐藤が14分2秒のベストを出しています。14分1桁を何度も出しており、13分台も時間の問題かなあ?箱根で好走した谷原が14分15秒、箱根に3年連続出場している前田拓も14分22秒でベストを出しています。1万mやハーフの持ちタイムを考えると、もう少し出せそうかな?
大東文化大学
エースの大隅が14分6秒でチームトップタイムをマークしています。さらに、北村が14分9秒の好タイムをマーク、既に2度目のベストと好調です。有力選手が加入した1年生では、谷川が14分11秒でベストを出したのが光りますね。主力が結果を順当に残しています。2年では渡辺が14分23秒のベストをマークと全学年でトップ10に入る5000mのベストをマークしているのが良いですね。戦力ダウンが大きい中で主力・新戦力ともに台頭が見られます。
帝京大学
今年度の主力となりそうな選手が揃ってベストを更新しています。学生ハーフ62分台トリオのうち、高橋裕は5000mで14分6秒とチームトップタイムをマークすると、堤は1万mで29分12秒とこれまたチームトップタイムをたたき出しています。内田は5000mで14分18秒、1万mで29分24秒と両方でタイムを伸ばしています。やはり、まぐれでハーフ62分台は出ないですよねー。力をつけていることをトラックでも証明しました。そんな内田を上回るタイムを出したのが同学年の加藤、5000mで14分14秒、1万mで29分23秒を出しています。このまま主力となってくれそうな選手です。
順天堂大学
5000mでは稲田が14分30秒を3末に出したくらいでしたが、1万mでは松枝が28分46秒、花澤が28分49秒とそれぞれチーム1位、2位にとなるタイムをマークしています。さらに、チーム4位となる29分10秒を叩きだしたのが森、上位4人のうち3人がベストを更新するという好況でした。さらに、3人ともに一発タイムを出しただけではなく、松枝・花澤はクロカンから続く好走、森は学生ハーフに続く好走と連続して結果を出していることが、力が付いてきていることを感じさせます。
日本大学
新留学生のパトリックが13分42秒の好タイムをマークしています。ただ、駅伝本を見る限りはベストは13分30秒台らしく・・・正式なタイムが分かったら、また修正いたします。他には高野が14分24秒、木津が14分34秒でそれぞれベストを出しています。また、留年?したと思われる高松が14分35秒でベストをマーク・・・ベストは出ていますが、ちょっとタイムは芳しくなく、もう一歩というところでしょうか?
國學院大学
稲毛がチーム2番手となる29分13秒のベストを出しています。箱根予選や持ちタイムを見ても3大駅伝未経験というのが意外・・・今年度こそはの思いも強そうです。同じく3年の松本が5000mで14分23秒、1万mで28分38秒と両方でベストを出すなど、エース蜂須賀を筆頭に3年生が元気です。ルーキーでは江島が14分18秒、29分39秒とともに好タイムをマークしており、高校時代の実績を考えると、最もタイムを伸ばしている選手の1人と言えるのでは?ルーキーイヤーから活躍が楽しみです。
日本体育大学
5000mで14分10秒台が多く出ていますね。14分10秒で奥野、13秒で柿本、16秒で周防、18秒で小町の4人がそれぞれベストをマークしています。4人ともに3大駅伝の経験者ですし、奥野は箱根2区、小町は箱根5区を任されるほどですから、いずれも力通りのタイムを出したというところでしょう。むしろ、奥野はもっとタイムを出してもおかしくないですし・・・また、ベストでは無いですが、山中が29分中盤で久しぶりにレースに復帰しており、一安心しました。ここから、どれだけ全盛期に戻せるかが気になるところです。
拓殖大学
新留学生のデレセが5000mで13分55秒、1万mで28分59秒といずれもチームトップタイムをマークしています。圧倒的な強さというほどでは無いかもしれませんが、即戦力としては上出来でしょう。ここから、さらに伸びていってくれれば。。。日本人では何といってもルーキー馬場の29分36秒が光ります。この二人のルーキーがチームに勢いをもたらしていってくれることでしょう。また、苅田が30分18秒ですがベストをマークしています。デレセと馬場を含めても30分切りはまだ6人・・・ここからさらにタイムを伸ばしていって欲しいですね。1万mのタイムが悪すぎると、全日本予選に出場さえできなくなりますからね・・・シード、推薦出場を除く大学のうち、上位8人の1万mベストが上位20大学しか出場出来ないですからね。今回はギリギリ出場出来ると思いますが・・・