中央大学 ~2015年度戦力分析~ 徳永、町澤の新ダブルエースが躍進!
本日戦力分析をしていくのは、中央大学です。前回の箱根では9区までシード圏内につけるなど、中央復活を思わせる走りを見せました。総合順位は19位でしたが、こんなワクワクする中央を見たのは、2012年の出雲で3位に入り、シード権を獲得した時以来かなあ・・・ここ2年、スカウトにはちょっと苦戦気味の中央ですが、3,4年生に力のある選手が揃い、エースと呼べる選手も出てきて今後が楽しみです。そんな中央大学の選手一覧はこのようになっております。それでは、各学年ごとに戦力分析をしていきます。
大学名 | 順位 | 名前 | 学年 | 出身高校 | 5千ベスト | 1万ベスト | ハーフ換算 |
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中央大学 | 1位 | 徳永 照 | 4年 | 倉敷 | 13:58.75 | 28:48.19 | 01:02:52 |
中央大学 | 2位 | 藤井 寛之 | 4年 | 浜松日体 | 14:14.25 | 29:08.64 | 01:03:18 |
中央大学 | 3位 | 三宅 一輝 | 4年 | 利府 | 14:01.45 | 29:39.28 | 01:04:06 |
中央大学 | 4位 | 松原 啓介 | 4年 | 八千代松陰 | 14:24.05 | 29:48.47 | 01:03:58* |
中央大学 | 5位 | 小谷 政宏 | 4年 | 文理大附属 | 14:16.02 | 30:22.03 | 01:04:32* |
中央大学 | 6位 | 吉田 匡佑 | 4年 | 九州学院 | 14:16.96 | 30:31.60 | 01:04:29 |
中央大学 | 7位 | 町澤 大雅 | 3年 | 市立柏 | 14:05.64 | 28:43.51 | 01:02:52 |
中央大学 | 8位 | 鈴木 修平 | 3年 | 花巻北 | 14:18.86 | 29:39.29 | 01:04:12 |
中央大学 | 9位 | 新垣 魁都 | 3年 | 那覇 | 14:20.12 | 29:47.57 | 01:04:25 |
中央大学 | 10位 | 相馬 一生 | 3年 | 村上桜ケ丘 | 14:29.41 | 29:53.59 | 01:04:17 |
中央大学 | 11位 | 新城 佑加 | 3年 | 東農大三 | 14:22.48 | 29:56.56 | |
中央大学 | 12位 | 市田 拓海 | 3年 | 九国大附 | 14:24.59 | 29:59.75 | 01:03:32 |
中央大学 | 13位 | 小池 竣也 | 3年 | 白石 | 14:15.26 | 30:05.00 | 01:05:15 |
中央大学 | 14位 | 岸本 圭一郎 | 3年 | 東北学院 | 14:36.47 | 30:25.11 | 01:05:34 |
中央大学 | 15位 | 渥美 良明 | 3年 | 島田 | 14:22.38 | 30:27.24 | 01:04:25* |
中央大学 | 16位 | 谷 星輝 | 3年 | 久我山 | 14:48.60 | 30:31.86 | 01:04:25 |
中央大学 | 17位 | 谷本 拓巳 | 3年 | 西京 | 14:32.90 | 30:47.08 | 01:05:46 |
中央大学 | 18位 | 細川 隆太 | 2年 | 大阪桐蔭 | 14:26.55 | 30:18.99 | 01:06:34 |
中央大学 | 19位 | 竹内 大地 | 2年 | 中京大中京 | 14:19.61 | 30:32.82 | |
中央大学 | 20位 | 堀尾 謙介 | 1年 | 須磨学園 | 14:02.99 | 30:26.22 |
4年生・・・先日の日体大記録会で28分48秒の好タイムをマークした徳永がチームを引っ張ります。13分台、28分台、62分台と持ちタイムが三拍子揃っているだけでなく、前回の箱根予選では18位でチーム2番手、3大駅伝での安定感も魅力です。主要区間はまだ2年時の出雲3区しかありませんが、今年度はエース区間を安心して任される存在になりそうです。
続く選手はいい意味で悩ましいですが・・・ハーフ63分18秒、箱根でも3区を任された藤井や箱根5区で7位と好走を見せた小谷、1500mのスピードがある一方で箱根4区13位で走るなど距離にも対応してきた三宅、箱根予選会で32位、箱根でも9区を任された松原と選手が揃っています。徳永も含めて箱根経験者が5人いるというのは心強いですね。さらに、学生ハーフで64分29秒をマークした吉田もおり、6人のうち最もハーフの持ちタイムが悪いのが小谷の64分32秒ということで、特に長い距離では頼りになる学年となりそうです。
3年生・・・4年生にも頼もしい選手が揃っていますが、3年生も負けてはいません。その中でも町澤の成長が著しいですね。箱根1区10位という見事な走りを見せた後、学生ハーフで62分台、5000mで14分5秒、そして先日の記録会で1万mのベストは28分43秒まで伸ばしてきました。高いレベルで安定した走りを見せ、もうエースと呼んでいいのではないでしょうか?
続く選手が4年生同様難しいですね。。。箱根予選で54位、チーム4番手で走り、箱根でも4区13位だった鈴木の成長は著しいですね。1万m29分39秒は町澤に次ぐ3年で2番手です。1年時に箱根を走り、ハーフも63分32秒を持つ市田も力のある選手です。1年時は町澤とともにこの学年を引張る存在でしたが、2年時はちょっと元気が無く・・・今年度に入って5000mでベストを更新していますし、主力となって欲しい一人です。他に箱根経験者はいませんが、ハーフ64分半切りが新垣、相馬、渥美、谷と4人もいるのがすごいですよねー。この学年は1年時からハーフで結果を残している選手が非常に多いです。今年度は、特に箱根で4年生とともに主力となる学年となりそうです。
2年生・・・選手が揃っている3,4年生徒比べると、2年生はちょっと寂しいことに・・・箱根16人に1人も入ることが出来ませんでした。全日本予選で1組を走った竹内に5000mで14分30秒切りの細川、長濱あたりに期待したいところなのですが、まだ1万mで30分きりやハーフで65分切りをする選手が出てきていないんですよねー。今年度は3,4年生が揃っているのでまだ大丈夫ですが、来年度以降を考えると、1人でも多く戦力となる選手が出てきて欲しいです。
1年生・・・持ちタイムでは14分2秒を持つ堀尾が抜けています。どちらかと言えばロードよりもトラックが得意な選手でしたが、3年になってロードでも結果を残せるようになってきましたからね。即戦力となって欲しい選手です。1年でロードの実績が豊富なのが苗村、持ちタイムは14分33秒ですが、都大路3区10位など大舞台で結果を残しているのは心強く、駅伝に向けては1年で最も早く戦力となるのでは?と期待している選手です。
うーん、見事に3,4年生の選手層が厚く、1,2年生は薄いという構成のように思えますね。私のDBには全部で20人登録していますが、1,2年生はわずかに3人しかいません。今後を見据えても、どれだけ1,2年生から戦力となる選手が出てくるかがチームの戦力アップの鍵となりそうです。ただ、徳永、町澤とエースとなるであろう選手が二人同時に出てきたのは心強いですね。このダブルエースを中心にある程度戦える陣容にはなるのではないでしょうか?
関東インカレは三宅が出場するのであれば1500mが最もポイントの可能性が高そうかなあ?もちろん、徳永や町澤が5000m or 1万mで勝負してポイントを獲得できれば言うことは無いですが・・・後はハーフがどうなるかかなあ?1部長距離はどの種目もレベルが高いですからねー。入賞するのも容易ではありません。全日本予選、前回は1組で終戦となってしまいましたが今回はある程度戦えるのではないでしょうか?予選通過もあり得ると思っています。ただ、1万mで29分30秒を切っているのが28分台2人を含む3人しかいないのが寂しいんですよねー。ハーフの持ちタイムが良い選手が多いですが、トラックでも結果を残していって欲しいです!