日体大記録会 5000m 結果雑感(2015/04/26) ~東海の石橋が13分台をマーク~

少し遅くなってしまいましたが、日曜に日体大記録会5000mが行われました。5000m結果はこのようになっております。暑かったこともあり、全体的に記録は低調に終わっています。各大学ごとに自己ベストを出した選手を中心に振り返ってみたいと思います。その前に・・・各大学の戦力図を更新しました。大学名に貼られているリンクを押下すると、各パラメータごとに5段階表示されるものです。例:駒澤大学 一応の目安がありますので、簡単に説明しておこうと思います。

 

※◯◯大学の◯◯の値が低すぎるとかは、私の独断と偏見ですのでお許し下さい。。。

 

スピード・・・5000m,1万mの平均持ちタイムが主な目安となります。私が把握している24大学のうち、どちらもトップクラスならば「5」、どちらもワーストに近ければ「1」となっています。

 

スタミナ・・・ハーフの平均持ちタイムが主な目安となります。それ以外はスピードとほぼ同様です。箱根での実績も多少は加味されています。

 

選手層・・・主に3大駅伝や予選会に出場していない選手や持ちタイムがトップ10に入らない選手(11~15番手くらい)の走力を基準にしています。例えば1万mチーム10番手と15番手のタイムの差が少なければ選手層は厚いと判断されます。

 

ルーキー・・・高校時代の上位5人の平均持ちタイムが基準となりますが、ルーキーが好走すると上がりますし、高校時代実績があっても大学で結果を残せない選手が多ければ下がります。

 

勢い・・・現時点では、学生ハーフ以降の記録会でどれだけトップ10の選手で自己ベストを更新しているかが大きな目安となります。今後は関東インカレ、全日本予選会の結果などでかなり変動していきます。

 

エース・・・ダブルエースを想定しているため、2人他大のエースと互角以上に渡り合える選手がいるとなれば、5に近くなります。1人だと良くて4となることが多いですし、3人大学上位の選手がいればほぼ5となります。

 

 

青山学院大学

伊藤が14分2秒で10位に入ってきました。昨年度も好タイムをマークしていましたが、メンバーには入れず・・・最終学年の今年はもちろん期待したいですが、選手層が厚すぎるだけに厳しいか。。。ルーキーの梶谷は14分20秒でまずまずの出だしでしょうか?

 

 

駒澤大学

井上が14分14秒とベストを1秒未満更新したくらいで、かなり厳しい結果となりましたね。軒並み撃沈している気が・・・ルーキーの下は、14分16秒ということでまずまずの大学デビューでしょうか?クロカンの結果を考えると、もっと悪くてもおかしくないと思っていたので・・・もう一人期待の伊勢は14分35秒。。。既に2度走っていますがちょっとパッとしないですね。

 

 

東洋大学

口町が14分1秒でチーム4番手のタイムをマークしました。既に今月に入って2度目のベスト更新と好調ですね。3大駅伝デビューも近そうです。小笹は14分18秒で悪くは無いですが、1万m29分12秒からすると、やや物足りないかな?

 

 

明治大学

藪下が14分33秒でベストを3秒更新していますが、ハーフ63分23秒の選手ですし、まだまだタイムは伸ばせるかと思います。出雲中止で3大駅伝はまだ未経験、今季のデビューが濃厚ですし、楽しみです。ルーキーの田中は14分21秒とこれまたまずまず・・・箱根上位校の有力ルーキーは5000mでいきなり爆発とはいきませんが、順調なデビューを果たしていますね。

 

 

早稲田大学

永山が14分5秒で7番手に入ってきました。既に2度目のベスト更新と好調です。早稲田期待のルーキーの中でも最も早く戦力となるかもしれませんね!これは楽しみです。光延も14分15秒でまずまずかな?ここから上げていってくれれば。個人的に最も期待していたルーキーの清水は14分47秒と撃沈・・・ちょっと大学に入ってから苦戦しています。

 

 

東海大学

石橋が日本人大学生で唯一の13分台となる13分55秒をマークしました。故障からの復活以降、順調にきていますね。ますます今後が楽しみです。成長著しい髙木が14分7秒、林が14分12秒とそれぞれベストをマーク、高校時代実績が豊富な選手と叩き上げの選手が上手く絡み合っていいチーム状況となっています。選手層の厚さはピカイチとなってきました。ルーキーの湊谷は14分21秒とこれまたまずまずかな。。。

 

 

 

中央学院大学

小川が14分27秒でさらにベストを4秒縮めてきました。既に今シーズン2度目のベストと続けて結果を残しています。最終学年で3大駅伝デビューとなるでしょうか?

 

 

山梨学院大学

伊藤が14分12秒でまずまずかな?再び少しずつ結果を残せるようになってきました。1年時の全日本以来3大駅伝からは遠ざかっていますが果たして?

 

 

大東文化大学

北村が14分9秒でベストを7秒更新、今季2度目のベストで、チーム3番手までタイムを伸ばしてきました。スピードも付いてきましたし、後は何度か言っているように長い距離で力を発揮できるかですねー。2年の渡辺も14分23秒で9位に入ってきました。5000mの持ちタイム上位12人に、1,2年生がそれぞれ4人ランクインしています。下級生のスピードに期待したいですね。

 

 

帝京大学

高橋裕が14分6秒でチームトップタイムとなりました。1万mは2位、ハーフは1位と帝京のエースと呼ぶに相応しい順位となってきました。ただ、13分台、28分台ともにいないチーム状況なだけに、さらなるベスト更新を期待したいところです。

 

 

 

日本大学

キトニー、パトリックともに14分40秒台とまずまずかな?関東インカレでは揃って大暴れしてくれそうです。日本人でもルーキーの加藤が14分19秒でベストとほぼ同タイムのセカンドベストをマークし、力のあるところを見せれば、箱根を走った2年の高野も14分24秒で7位にランクインしてきました。学生ハーフから台頭してきた4年の木津も14分34秒ながらベストを8秒更新とチームとしていい流れで来ているようです。

 

 

國學院大学

チーム上位でベストを出した選手はおらず、少し寂しい結果に・・・軸屋の14分31秒がまずまずというくらいでしょうか?

 

 

日本体育大学

周防が14分16秒でベストを8秒更新し、10位にランクインしてきました。箱根5区を任された小町も14分18秒でベストを3秒伸ばしています。柿本も14分20秒でセカンドベストをマークしています。今年度は勝負の年なだけに、まずはタイムを出していきたいところですね。

 

 

拓殖大学

デレセが1万m28分台に続いて、5000mでも13分55秒をマークしました。山梨学院、日大、拓殖と一気に留学生が3人増えましたが、いずれも13分台 or 28分台を出すなど、大学デビューを無難に飾っています。スピードのある選手が少ない拓殖にとっては、大きな戦力となりそうですね。

 

 

神奈川大学

他の2年生の活躍に焦らずにいって欲しいと先日書いた浅利ですが14分14秒で1秒ですがベストを更新、もう問題は無さそうです。こうなれば、全日本予選で前回の好走の再現を期待したくなりますね。2年生の層の厚さがますます魅力的になってきました。ルーキーの山藤(ヤマトウ)が14分18秒とまずまずのタイムをマーク、都大路、都道府県対抗と苦しみましたが、大学で切り替えて力を存分に発揮してくれれば!他にも渡邊、朝倉がそれぞれ14分29秒、30秒ですがベストを更新しています。上級生も下級生に負けていられないですね。

 

 

上武大学

井上が14分3秒でベストを1秒更新しました。既に2度目のベスト更新となり、エースの風格も漂ってきたでしょうか?後は勝負レースでも安定して結果を残せるようになれば、非常に頼もしい存在となりそうです。

 

 

中央大学

上位陣で自己ベスト更新とはなりませんでしたね。1万mの28分台2人と比べるとちょっとさびしい結果でした。ルーキーの堀尾が14分29秒でまずまずかなあ?持ちタイムの14分2秒はチーム3番手の選手、高校ベストを早めに更新して欲しいです。

 

 

創価大学

エース格の1人である後沢が14分4秒の好タイムをマークしました。ベストを21秒も更新しています。1万mも29分1桁ですし、箱根予選でも山口に続いて大きく稼いで欲しい選手です。

 

 

東京農業大学

3年の帯津、2年の関ともに14分50秒前後とちょっと奮いませんでした。ちょっと学生ハーフで好記録を連発した時の勢いが無くなってきている気もします。。。

 

 

法政大学

ルーキーの矢嶋が14分35秒とまずまずかなあ?どの大学を見てもルーキーはまずまずが多い結果でしたね。暑くてコンディションが良くなかったようですし、しょうがないかなあ?矢嶋は即戦力として箱根予選を走って欲しい選手の1人ですね。。。

 

 

 

専修大学

4月から自己ベストラッシュとなっている専修ですが、今回は一休憩といったところかな?それでも、上手が14分16秒のセカンドベストで走っていますし、主力が揃って好調なのが頼もしいですね。この勢いをどこまで持続出来るか?

 

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