平成国際大記録会 結果雑感(2015/04) ~東洋・城西が好記録連発~
昨日、平成国際大記録会が行われました。今回は1万mは行われずに長距離では5000mがメインでしたが、それでも13分台が複数人出るなど好記録が出ていますね。数年前は好タイムを出すなら日体大記録会が定番でしたが、世田谷記録会や平成国際大記録会も年々タイムが出てくるようになって、ファンとしては嬉しい限りです。確か昨年度?から結果速報が出るようになり、レース終了後1時間ほどで正式な結果がわかるようになったのも、データベースにまとめている私にとっては嬉しい限りです。更新日が4月11日となっているのが、今回ベストをマークした選手となります。(太い赤文字になっているのは、過去1ヶ月にベストをマークした選手なので、金栗記念や世田谷記録会のベストを出した選手も含まれます)
國學院大学
高校ベストは國學院のルーキーで一番の江島がいきなりベストを10秒も更新する14分18秒をマークし、チーム5番手になりました。國學院で諫早高出身と言えば寺田が有名ですが、江島もルーキーから活躍する選手となって欲しいですねー。他にも松本が14分23秒、坂本が14分29秒でそれぞれベストを更新しています。
城西大学
1週間前に13分54秒という素晴らしいタイムをマークした松村陣がさらに4秒更新する13分50秒をマーク、もう勢いが止まらないですねー。これは勝負レースとなる関東インカレ、全日本予選が俄然楽しみになってきました。※実業団ですが、兄の松村元も14分1桁で走っており、故障に苦しんだ4年時から復活しているようで何よりです。さらに、酒井も14分8秒と先週マークしたベストをさらに4秒更新、これは本物でしょう。さらにさらに、1500mで好タイムを叩きだしている西岡が14分9秒とベストを19秒更新してきました。期待のルーキーである長沼も14分14秒とベストには及ばないものの好タイムをマーク、村山世代が卒業してどうなることかと思った城西ですが、どの学年でも好走する選手が出てきていますねー。(4年:西岡、3年:松村陣、2年:酒井、1年:長沼) 箱根シード獲得以降、チームとしても非常にいい流れできていますねー。今年も目が離せません~
上武大学
昨年度、大いに活躍した井上が14分4秒とベストを12秒更新する走りを見せ、チームトップタイムを叩き出しました。倉田・佐藤が卒業後、エースとなるのはこの井上でしょうか?そんな期待を抱かせる好走でした。他にも3年の宮本、馬本が14分20秒台ですがトップ10に入る自己ベストをマーク、ルーキーでは熊倉が14分30秒でチーム10番手に入ってきました。昨年度の井上、坂本に比べるとちょっと即戦力ルーキーがいなさそうな今年度ですが、早速楽しみな選手が出てきましたねー。他にも、三好が14分14秒、坂本が14分25秒とセカンドベストをマーク、主力たちも4月からいい走りを見せていますね~2年連続の全日本予選突破、見せて欲しいです。
専修大学
先週の世田谷記録会でベスト連発だった専修大学、そこで14分14秒と見事な走りを見せた小澤がさらにベストを3秒更新する14分11秒をマーク、チーム2番手のタイムとなりました。昨年度は故障者も多く箱根予選落ちするなど、元気のなかった専修大学ですが、今年度は良いスタートが切れているようです。
大東文化大学
期待のルーキーである谷川が14分11秒と早速ベストを7秒更新し、チーム4番手のタイムとなりました。期待に違わぬ走りを見せていますねー。勝負レースでも結果を残している選手なだけに、ルーキーにして関東インカレ、全日本予選への抜擢もあるでしょうか?今後の活躍が楽しみです。3年の北村も14分16秒で先週マークしたベストを2秒更新し、チーム6番手となっています。再三書いていますが、後は長い距離で勝負できるようになってくれれば、心強いのですが!
中央学院大学
2年の新井が14分13秒とベストを一気に19秒も更新してきました。昨年度、ルーキーでは大森が一人大活躍していましたが、その大森に続く選手が出てきましたねー。一気にメンバー入りを果たせるでしょうか?他にも、4年の山本、小川がともに14分31秒ながらベストをマークしていますね。ともに距離が伸びるほどに力のある選手ですが、スピードも付いてきたのなら心強い限りです。
東洋大学
最も結果を出したのはこの東洋大学でしょう。13分台をチームで唯一マークしたのが高橋、先週の14分9秒のベストをさらに10秒縮めてきました。箱根以降、もう走り度にベストを更新しているという感じですね。箱根6区だけではなく、3大駅伝だけではなく、トラックでも頼もしい存在となってきいました。さらに、橋本、口町の3年生が14分4秒、14分6秒でともにベストを更新、その二人に割って入ってきたのが期待のルーキー小笹、14分6秒で高校ベストを9秒更新しました。このくらいのタイムを出す力は既に高校時代にあったと思いますし、後は勝負レースでの活躍が楽しみですね。同じくルーキーの山本も14分10秒でベストを5秒更新、ルーキーが順調な大学デビューを飾っていますね~2年も1500mで好走した堀に14分16秒でベストを4秒更新した野村がいます。元気な他の学年に負けない走りを見せて欲しいです。
山梨学院大学
今年度、日本人エースとなるであろう佐藤が14分2秒でベストを3秒更新してきました。14分1桁は安定して出していますが、なかなか13分台には届かず・・・近いにうちに破ってほしいところです。他には、前田拓が14分22秒でベストを5秒更新、前田直と奇しくも同タイムとなりました。箱根5区を任されるほどの選手ですし、トラックでも暴れて欲しいです。
早稲田大学
期待のルーキーである永山が14分10秒でベストを6秒更新してきました。これでまだトップ10に入れないのが早稲田の選手層の厚さですねー。期待のルーキー4人(清水、小澤、永山、車田)のうち、誰が出てくるのか?と思っていましたが、まずは永山が好スタートを切りました。一方の清水は14分34秒とちょっと物足りない結果に・・・他にも武田が14分12秒、安田が14分15秒とシーズン初めとしてはまずまずのタイムかな?ともに主力として1年間活躍してほしい選手ですね。