91回箱根駅伝を振り返る ~20位:創価大学~
本日は創価大学の箱根路を振り返ってみます。大学別結果、選手別結果はこんな感じです。初出場となった創価大、往路から主力を投入してきたことでどこまで粘れるかと見ていましたが、総合最下位を避けられたのは4区まで、5区以降は最下位から抜けることは出来ませんでした。初の箱根でいきなり結果を出すのはどんな大学でも難しいものですし、まずはこの経験を活かして来年度以降につなげていって欲しいです。
1区は山口、ハイペースになる可能性が高かったですし、山口以外ではここで大きく出遅れてしまっていたでしょう。結果は区間13位、トップとも46秒差に抑えたことで十分に役割を果たしました。やはり、山口は他大の主力とも十分に勝負出来る選手ですね。山口に代わり2区を任されたのは後沢、チームの主力の一人ですがエースが揃う2区ではさすがに厳しかったのか、区間最下位となってしまいました。余程の力がない限り、いきなり2区で勝負するのは難しいですよねー。
期待のルーキーを並べてきた3,4区ですが、3区の蟹澤は区間19位とブービーの走りになってしまいました。高校時代は高森、春日、藤木の陰に隠れていた選手なのですが、大学に入って大きく伸びてきまし、今後に期待したいです。4区の大山は区間10位とチームで最高の順位をマークしました。創価だけではなく世代を見渡しても活躍している選手の一人ですし、蟹澤同様に楽しみな選手です。5区は上り適性が期待されたセルナルドでしたが区間最下位に沈むことに。。。やはり、上りが強いと言っても箱根の山は別物ということかなー。
復路は6区の小島こそ区間12位と1年時からチームを引っ張ってきた4年生の意地を見せましたが、7区以降は7区江藤、9区彦坂、10区沼口がいずれも区間19位、8区新村が区間最下位と往路に主力を投入したつけがきてしまいました。往路と合わせて区間ブービーが4つ、最下位が3つとなり、総合でも19位に10分以上の差をつけられてしまい、初出場の洗礼を浴びた形となりました。ただ、出場しないことには何も始まりませんし、前回箱根予選会で大撃沈したことを考えれば、よくぞ今年初出場までこぎつけたなあという印象です。
来年度も6区小島、10区沼口が抜けますが主力は多く残りますし、新入生は即戦力はちょっと見当たらなそうですが、他大の箱根出場を争う大学との戦力を比較しても決して劣ってはいないでしょう。2年連続の箱根出場も十分に射程圏内です。箱根に続けて出場することで新入生のレベルも上がってくるでしょうし、まずは2年連続の箱根出場を果たし、箱根本戦では今回の悔しさを活かして欲しいです。