91回箱根駅伝を振り返る ~6位:東海大学~
だいぶ遅くなってしまいましたが、都大路の結果をHPに反映しました。高校別成績、選手別成績にそれぞれ反映されているので、良かったら確認してみてください。都大路や3大駅伝など最新の大会結果は容易に入手出来るので早めに更新出来ますが、過去のデータとなるとなかなか情報の入手からして難しいですね。特に3大駅伝はいつかは1回大会から全て登録したいのですが、いつになることやら・・・徐々にデータを増やしていきたいと思います。
東海大学の箱根駅伝を振り返ってみます。大学別結果、選手別結果はこんな感じです。前回は故障者が続出し、復路がボロボロでシード落ちとなってしまった東海・・・今回も4年生の石川、中川を欠く状況でした。1年の頃から3本川トリオとして注目を集めていた石川、中川、吉川の3人でしたが、吉川が3回出場したにも関わらず、石川・中川は箱根を走ることは叶わず・・・力のある選手なのですが縁がなかったとしか言い様が無いですね。
それでも、今回の東海は前回とはひと味違いました。多少故障者が出てもそれを補えるだけの選手層を有していました。前回好走した白吉が12位と区間順位こそやや物足りませんが62分台で粘ると、期待のルーキー川端が区間7位の好走、総合順位も7位まで上げました。これが大きかったですね!上位6人はいわゆる5強+紘太と明らかに格上の選手です。他にも他大のエース格が揃っていたのに、そのエースたちに負けなかったところに川端のルーキーらしからぬ強さを感じました。
前回走れなかった廣田、過去2度苦しい走りの吉川も区間二桁ながら何とかまとめると、宮上が81分台ながら区間5位の走りでまとめました。前回は宮上で挽回するという状況でしたが、今回はシード争いではなく、さらなる上位争いへとチームを導く走りでした。個人的に最も心配していた前回9区19位だった6区の山下でしたが、心配無用でしたね!区間9位の走りでさらにチームを勢いづけました。廣田同様に前回故障で欠場してしまった石橋も7区7位、前回走れなかった選手やブレーキとなってしまった選手がいずれもしっかりと走れており、全日本でシードを獲得した時と同様、前年度とは違うところをこれでもかと見せつけました!!
もう一人のルーキー春日も8区5位の好走、上りが得意と言われる春日が初の箱根でこの走りを見せるとは・・・2年後の山は春日に任せられそうですねー。髙木、土屋も区間二桁ながら順位を落とすこと無く6位でのフィニッシュとなりました。選手たちは5位を目指していたということで一歩届きはしませんでしたが、村澤、早川のダブルエースに復路のオール4年生でシードを獲得した時以来のシード獲得、5強に次ぐ順位ということで力は出せたのかなと思います。大エースに頼ること無く、故障者が出たとしても抜群の選手層で補う新しい東海の姿を見ることが出来ました。
来年度は4区吉川、6区山下に全日本で好走した石川、中川が抜けるということで決して穴は小さく無いですが、高校時代から実績のある選手に大学で台頭してくる選手も加わり、もうシード争いではなく上位争いを繰り広げるチームへと変貌を遂げてきました。村澤、早川がいた時には1万mで30分きりを10人揃えるのにも苦労していたのが、今は30人ほどいますからね。来年度は3大駅伝フル出場を決め、持ちタイム高校No.1の湊谷を始め有力選手が加入してきますし、そろそろ優勝争いにも絡んできて欲しいです!!