91回箱根駅伝を振り返る ~16位:拓殖大学~

2015年1月9日

箱根駅伝は終わってしまいましたが、今月は都道府県対抗もありますし、来月に丸亀ハーフ、再来月に学生ハーフなど楽しみなレースもありますからね。夏合宿の時期以外、ずっと楽しめるのは選手は大変でしょうが、ファンにとってはありがたいですね。箱根駅伝の視聴率が28%と今年も良かったとか・・・箱根駅伝だけのファンの人も多いのでしょうが、もっと他のレースや記録会も見て欲しいですよねー。記録会のタイムラインを見ながらドキドキするのも楽しかったりしますし(笑)

 

 

本日は拓殖大学の箱根路を振り返ってみます。大学別結果選手別結果はこんな感じです。往路は良かったですよねー。1区佐護が終盤まで先頭集団で粘って8位でのタスキリレー、最高のスタートを切りました。さすがはエースと言う走りでした!2区金森も区間13位と粘りの走り、4区にルーキーの西を起用したのはびっくりしましたが、区間11位と結果を残すあたり、さすがは岡田監督といった感じでした。2年連続で5区を任された尾上も区間8位と前回を上回る順位で走っており、シードラインとはわずかな差の11位と好位置につけました。

 

 

復路にも力のある選手を残しており、これは2年連続のシード権も狙えるのでは?と思ったのですが、前回10位と6区で実績のある大島が区間最下位とまさかの結果に・・・これで一気にシード権が遠のいてしまいましたね。7区の新井も最下位、その後も宇田、栩山とチームで上位の選手がことごとく撃沈・・・結局16位でシード権獲得はなりませんでした。1度歯車が狂ってしまうと、立て直すのは非常に難しいですよね。タイムは15位の日体大と全く一緒なのですが、公式結果を見る限り順位差がついていましたので、私のHPでも16位としました。

 

 

その後調べてみたところ、同タイムの場合、区間1位の人数の多いほうが上位→同数ならば区間2位で同様の比較・・・差がつくまでとなるみたいですね。拓殖の最高区間順位は1区佐護、5区尾上の区間8位に対し、日体大は6区秋山が区間4位で走っているため、日体大の方が上位となっているようです。初めて知りました。。。日体大の2番目に良い区間順位は11位ですから秋山の好走が光りますねー。ちなみに、全ての区間順位が同一人数だった場合、総合順位も同一となるらしいです。なので、理論上は10位が複数チームということもあり得るので、シード校が10校よりも多くなる可能性もあるのですねー。現実的にはまず無いでしょうが。。。

 

 

往路は拓殖大の強さを見せてくれましたが、復路が続かなかったのが残念でした。それでも、持ちタイムはむしろ最下位に近いのに、往路終了時でシード権も狙えるかも?と思わせたのは、やはり記録会で出すタイムと実際に単独走になる勝負レースの駅伝とは違うということを、改めて感じさせるものでした。

 

 

来年度はエースの佐護、5区を好走した尾上が抜ける他、6区の大島、10区の櫻井と4人が抜けることになります。戦力ダウンは大きそうですが、今回の拓殖は1年1人、2年2人、3年3人、4年4人といういわゆる理想的なバランスと言われる人数構成です。また、高校時代は無名ながらも力をつけてきた選手が新たに戦力として加わり、シード権争いが出来るチームを作り上げてきてくれるのではないでしょうか?まずは、前回も苦戦した予選会をしっかりと突破して、高校時代の実績や持ちタイムだけじゃないというところを見せて欲しいです!

 

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