91回箱根駅伝 大東文化大学 ~区間配置予想&戦力分析~

続いては、前回の箱根はアンカーで逆転し10位でシード権を獲得、今年も全日本では最終区間までシード権争いに絡んだ大東文化大学について区間配置予想及び戦力分析を行っていきます。エントリーメンバー箱根成績(直近10年)はこのようになっております。4年生中心のチームで、来年度以降が心配だったのですが、大隅が28分台を出した他、森橋・北村がハーフで64分台、ルーキーも林、山本が1万m30分1桁で走るなど、徐々に下級生も台頭してきており、来年度も何とか戦える陣容にはなってきたかなと思います。

 

 

4年:市田 孝市田 宏平塚 祐三池田 紀保植木 章文本間 有純船倉 大輔徳原 宗一郎

3年:大隅 裕介森橋 完介石田 政

2年:北村 一摩石橋 優哉

1年:原 法利林 日高山本 翔馬

 

 

エントリーは順当ですね。中心となる5人の4年生(市田兄弟、平塚、池田、植木)は全員エントリーされていますし、下級生も状態が心配された原を含め、3大駅伝経験者・今季好調の選手が揃ってエントリーされています。ただ、4年生が全体の半分にあたる8人を占めており、主力も多く来年度の大幅な戦力ダウンは否めません。それだけに、今回の箱根では何が何でもシード権を確保し、少しでも上を目指していきたいところでしょう。そんな大東大の区間配置予想は以下のとおりです。

 

 

大隅-市田孝-池田-原-市田宏

徳原-北村-森橋-平塚-植木

 

 

市田兄弟の区間配置がポイントになる大東大、1,2区に並べて先手必勝というのがここ最近の戦略ではありますが、となると最重要区間である5区を誰に任せるのか?という問題が出てきます。1区は大隅、思い切って市田兄弟を外してみました。学連記録会で28分台を出した走りは見事でしたし、来年度は監督も言うようにエースとしての活躍が期待されます。ならば、思い切って1区に起用するのもありかなあと。もちろん、1区で大きく出遅れるリスクはありますが、2区、5区に市田兄弟を配置するのが良いと考えた以上、チーム3番手であろう大隅に1区を任せることとしました。

 

 

2区は孝、全日本のように1区で大きく稼いでもらうのも良いですが、村山兄弟など学生トップクラスが1区を回避した場合、孝が自分でペースメイクをしなければならない恐れがあります。さらに、箱根1区での大逃げはここ最近難しくなっていますし。。。ならば、やはりエースには2区を走ってもらい、1区での多少の遅れは帳消しにするような走りをしてもらったほうが、結果としてタイムが稼げるかなと考えました。箱根では3区11位、2区10位と他の大会ほど結果を出せてはいませんが、今の孝なら好タイムをを期待したくなりますね。

 

 

3区は池田、過去に2度4区で区間10位前後と安定した結果を残している選手ではありますが、池田を4区に起用する余裕は今の大東大には無いでしょうし、箱根を2度走っている経験も考慮して 主要区間である3区を走ってほしいなあと。3区終了後の順位は市田兄弟を2人起用するかによってガラっと変わってきそうですが、何とかシード権が見える位置で粘ってくれればと思います。4区は原、全日本を欠場したり、ハーフで撃沈したりとちょっと不安な部分もありましたが、ハーフで65分台を出してきましたし、問題無いのであれば是非とも箱根を走って欲しい選手です。となると、最短区間の4区あたりでの箱根デビューが無難かなと思います。全日本予選1組7位の好走が素晴らしかっただけに、箱根でも期待したい選手です。

 

 

5区は宏、元々は5区を走りたいという話をしていましたし、前回大東大がシードを獲得出来たのは片川が5区7位と好走したのが大きかったです。走力も山に適性もある選手がいれば良いですが、そうでなければやはりエースの1人である宏を起用した方が確実かなあと思いました。走るのであれば、最低でも前回の片川以上の順位は期待したいところですし、往路を終えた時点でシードラインには大きく差をつけておきたいところでしょう。6区は徳原、経験者もおらず予想しにくいので、6区を希望している選手で最も走力がありそうな徳原と予想しました。ただ、3大駅伝は未経験ですし、1万mも30分台と不安も大きいですが・・・

 

 

7区は北村、ずっと距離に不安がありましたが、上尾ハーフでは64分42秒で走りだいぶ不安も減ってきたように思えます。3部門全てで今年自己ベストを出すなど好調ですし、全日本も2度経験していますからね。箱根もデビューして欲しい選手ですし、結果も期待したいところです。8区は森橋、3大駅伝は未出場でなかなか結果も出せていませんでしたが、今年度は1万mで29分台、上尾ハーフでも64分18秒と好走を見せました。これだけのタイムを出してくるのであれば、箱根でも起用したいところですよねー。繫ぎ区間であり、本人も希望している8区と予想しました。

 

 

9区は平塚、往路に主力を注ぎ込みつつも、復路にもある程度選手を残しておかないと逆転でシード権を逃すことになりかねません。箱根こそ出場経験はありませんが、今年は全日本予選で1組3位、全日本も6区6位と結果を残していますし、最初で最後の箱根ではありますが、大いに期待出来る選手だと思っています。なので、復路のエース区間である9区を任せるのが良いかなあと。10区は植木、本来であれば主要区間を走って欲しい選手なのですが、全日本では8区15位と散々な走りでしたし、学連記録会でも最初に遅れるとそのままズルズルとペースが上がらないという走りで、駅伝シーズンに結果を残せていないんですよね。とはいえ、植木を外せるほど選手層が厚いわけでも無いですし、本人も希望している10区を走ってもらえればと思いました。

 

 

市田兄弟の使いどころが本当に難しいですね。無難に1,2区で起用してくる可能性もありますし・・・シード権に向けては往路が大事になってきますね。往路をいい位置で終えられたなら、復路は多少戦力が劣っていてもそのまま逃げ切れることも多いですし。市田世代が最終学年ということで勝負の年となりますし、この4年間で3大駅伝不出場→箱根のみ出場→全日本・箱根出場→3大駅伝フル出場とチームを立て直してきました。その集大成と言える箱根で、是非とも最高の結果を残して欲しいものです!!

 

 

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