９１回箱根駅伝 創価大学 ～区間配置予想＆戦力分析～
続いては、前回の箱根予選では１９位と大惨敗を喫しながらも、３年生エースの山口を主将に据え、１年でチームを見事に立て直し、１０位で悲願の箱根初出場を果たした創価大学について区間配置予想及び戦力分析を行っていきます。エントリーメンバー、箱根予選成績はこのようになっております。
２年：ｾﾙﾅﾙﾄﾞ 祐慈、彦坂 一成、柴田 拓人、山中 福至、大村 弘明
エントリーは順当ですね。箱根予選を走った選手はひと通りエントリーされています。予選会の結果を見ても初出場ということを見ても、相当に厳しい戦いになるかと思いますが、まず箱根路を走らなければ始まりませんし、エースの山口を筆頭に楽しみな選手もチラホラと出てきました。何よりも、今年度多くの選手が自己ベストを大幅に更新していることが心強いです。そんな創価の区間配置予想は以下のとおりです。
後沢－山口－大山－蟹澤－セルナルド
山中－彦坂－山本－沼口－新村
往路から勝負をかけるしかないと思いますし、基本的には強い選手順に並べていくことになるのかなと思います。箱根予選会のチームトップ５をそのまま往路に起用すると予想しました。１区は後沢、エースは山口ですが、山口を１区にしてしまうと２区を走れる選手が他にいなそうなので・・・箱根予選会も４９位で走っていますし、１万ｍも２９分８秒と好タイムを持っています。チーム２番手の選手を１区に起用するのが無難かなあと。。。２区は山口、箱根予選会では５９分２５秒で６位と他大のエースと互角に渡り合いました。さすがにシード校のエース相手では分が悪いでしょうが、区間中位では走ってくれるのではないでしょうか？唯一勝負出来そうな区間なだけに、その走りに注目です。
３区は大山、箱根予選会ではわずかに蟹澤の方が上でしたが、５０００ｍ，１万ｍのベストではともに大山の方が上ですし、都大路でも１区を走るなど主要区間の経験も豊富ですからね。主要区間である３区を任せるのであれば、大山のほうが良いかなあと思いました。４区は蟹澤、佐久長聖時代は３本柱（高森、春日、藤木）の陰に隠れてそこまで目立った選手ではなかったのですが、今では最も活躍している選手となりました。箱根予選会で７３位は立派な成績ですし、１万ｍも２９分３４秒まで伸ばしてきましたからね。その勢いのまま走って欲しいです。５区はセルナルド、本人も希望していましたし、監督も上りが強いと自信を持っていました。箱根予選会もチーム３番手で走っていますし、期待したいところですねー。
往路を終えて１５位くらいなら上出来というところかなあ・・・？復路はずっと耐える区間となりそうですが、６区は山中、誰が適性があるのかはさっぱり分かりませんし、比較的差がつきにくい６区なので予選会下位の選手で、なおかつ来年度も見据えて下級生が良いかなあという安易な理由で予想してみました。下り適性のある選手がいれば良いのですが。。。７区は彦坂、決して持ちタイムが良い選手では無いのですが、箱根予選会では８５位で走っています。復路予想した選手の中では最も期待したい選手ですねー。８区は山本、箱根予選会ではチーム７番手、１２８位で走っており、先月の記録会で１万ｍのベストを３０分９秒まで伸ばしています。厳しい戦いになるとは思いますが、ベスト更新の勢いにのって走ってくれれば。。。
９区は沼口、４年生かつ本人も希望していたということで予想してみました。箱根予選会では１６９位とチーム９番手ではありましたが、９区に選手を残しておく余裕は創価には無いですし、４年生の意地に期待したいなあと。ここでは繰り上げスタートを回避するのが現実的な目標となりそうかな？１０区は新村、箱根予選を１３２位で走っている他、先月５０００ｍ，１万ｍと立て続けにベストを更新している選手です。今の創価は走れば自己ベスト更新というくらい結果を残している選手が多いですし、どんどん伸びてきている選手がいて楽しみですね。
現実的な目標は最下位及び繰り上げスタートを回避することかなあと思います。ただ、最近の箱根は１区から高速化していますし、優勝するような大学は復路にも有力選手を多数配置していますからねー。最下位は回避出来たとしても、繰り上げを凌ぐのはかなり厳しい気もしますが。。。 何事も経験してみなくては始まりませんし、何といっても最下位通過での初出場ということで失うものは何もありません。箱根を走れる喜びを噛み締めながら、思い切った走りを見せて欲しいです！
皆さんの区間配置予想、順位予想も受け付けています。是非とも予想してみてください♪